ハンドウォーマーって使ったことある?

寒さが厳しい冬のキャンプ、長時間屋外で過ごすうえで手先の防寒のための手袋はマストアイテム。ただ、手袋をしていると細かい作業やスマートフォンの操作が難しいことも……。
ハンドウォーマーなら細かい作業ができる

その点、指先が覆われていないタイプのハンドウォーマーなら、つけたままの状態でもロープを結んだり自在金具を調整したりという細かい作業ができるので、煩わしい思いをすることがありません。

設営や撤収で頻繁に手作業をともなうアウトドアでは、作業のしやすさを確保しつつも、手の甲から手首にかけてはほどよく防寒してくれるハンドウォーマーは、まさにうってつけのアイテムといえそうです。
3種類のハンドウォーマーを試してみた

一口にハンドウォーマーといっても様々な種類があるので、今回はどのような違いがあるのか、3種類のハンドウォーマーを使って比べてみました。
ワイルドシングス「ポーラーテックフィンガーレスハンドウォーマー」(2,750円)

防風性が高いフリース素材、ポーラテックウィンドプロを使用したハンドウォーマー。なめらかな起毛素材で、つけたときに撫でていたくなるような肌触りの良さ。

他の2種類に比べて長めに作られているので、袖と手袋の間が露出することなく特に手首周りのあたたかさを感じる作り。
一方で筒状でリブが無くフィット感が低いので、指側からは若干冷気が入り込んでくるのを感じました。
無地でシンプルなデザインなので、アウトドアだけでなく普段でも使いやすそうな雰囲気です。
WILD THINGS/ワイルドシングス ポーラテック フィンガーレスグローブ
| 全長 | 20cm |
|---|---|
| 手甲幅 | 11cm |
| 素材 | 防風性フリース(ポリエステル100%) |
ウールパワー「リストゲイター 200」(3,300円)

スウェーデンのウールウェアブランド、ウールパワーのハンドウォーマー。保温性や防菌防臭効果が高い、天然素材のメリノウールを60%使用しているところが特徴。

伸縮性があり手の形に合わせたフィット感のある作りで隙間が少なく、ウール特有の保温性も加わって、手の平から甲周りがあたたかく感じました。
ただ、やはりウールということで毛玉ができがちで、場合によっては木の枝などでほつれてしまうということもあり得ます。薪を触ったりするような作業のときは慎重に。
手への馴染みの良さやあたたかさ、日常でも使いやすそうなデザインから、筆者の個人的な好みではこのウールパワーのリストゲイターが一番しっくりきました。
WOOLPOWER(ウールパワー) リストゲイター 200
| 素材 | メリノウール60%、ポリエステル25%、ポリアミド13%、エラステーン2% |
|---|---|
| カラー | ダークネイビー、グレー、ブラック、パイングリーン、ラストレッド、オータムレッド、フォレストグリーン |
| サイズ | ワンサイズ |
| 生産国 | スウェーデン |
グリップスワニー「FPハンドウォーマー」(2,750円)

難燃ウェアなどで人気のグリップスワニーからリリースされている、アウトドア仕様のハンドウォーマー。

ウェア同様に難燃素材の「BLAZE SHIELD」が使われているので、焚き火をするときなどでも安心。表地も丈夫でスレなどにも強そうで、ハードな作業にも向いていそうです。

裏地にはフリース素材の生地を使うことで、肌触りとあたたかさを向上させてあります。

指先側が開いた作りなので、ワイルドシングスと同じように若干防寒性が低いのが気になりました。
他の2種類に比べると、デザイン的にもスペック的にもよりアウトドア色が強く、キャンプでガシガシ使うのに向いているかな、という印象でした。
GRIP SWANY(グリップスワニー) FPハンドウォーマー
| 素材 | 表地:綿100% 裏地:ポリエステル100% 中綿:ポリエステル100% リブ部分:ポリエステル97%、ポリウレタン3% |
|---|---|
| サイズ | 縦:本体12cm、リブ6cm 横:11cm |
| その他 | 難燃ミリタリーファブリックBRAZE SHLELD®を使用 |
ずっとつけていたくなる使い心地の良さを感じたハンドウォーマー

これまでに筆者もハンドウォーマーを愛用をしていたわけでは無いのですが、実際に使ってみた結果、普段の生活でも手放せない存在に……。
ハンドウォーマーはアウトドアに限らず、寒い日にはつけっぱなしにしておきたくなる、日常使いも含めておすすめしたいアイテムでした。




