ヒルバーグのタープって?
軽量で手の上に乗ってしまうほどコンパクトに収納でき、多彩なアレンジ力が魅力のヒルバーグのタープ。
軽くて強度が高いので、キャンプはもちろん、軽量化を重視するウルトラライト登山でも人気のアイテムです。
記事の前半ではヒルバーグのタープ全5種類ラインナップと、タープの張り方をみんなの使用例とともにご紹介。ヒルバーグのタープについてあまり詳しく知らない……という方は、後半の「3つの魅力」「選び方」もチェックすれば完璧です!
ヒルバーグのタープ 全5種類ラインナップ
ヒルバーグ タープ10 UL(ウルトラライト)
重さ | 750g |
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サイズ | 3×3.5m |
収納サイズ | 23×26.5cm |
素材 | kerlon1200 |
カラー | レッド、グリーン、サンド |
バックパックやツーリングなど軽量化を重視する方に人気のUL(ウルトラライト)タイプ。タープ10 ULは3×3.5mの大きさで、2人での利用にぴったり。ソロキャンプなら贅沢な広さです。カラー展開はレッド、グリーン、サンドの3種類。
ヒルバーグ タープ20 UL(ウルトラライト)
重さ | 1,500g |
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サイズ | 4.5×4.5m |
収納サイズ | 30×33cm |
素材 | kerlon1200 |
カラー | レッド、グリーン、サンド |
10ULのサイズ違いでこちらは4.5×4.5mと、ファミリーやグループにちょうどいいサイズ感。大きさの割には重量が1,500gと軽くてコンパクトなのもうれしいですね。ガイロープが16本あるので、さまざまなアレンジができるのも魅力です。
ヒルバーグ タープ10 XP(エクスペディション)
重さ | 950g |
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サイズ | 3×3.5m |
収納サイズ | 23×26.5cm |
素材 | kerlonSP |
カラー | レッド、グリーン、サンド |
軽量化重視のULタイプに対して、厚めの生地を使用し遮光性が高いXP(エクスペディション) タイプ。10ULと同じ大きさで重量は200gほど重くなりますが、直射日光の下でも涼しく過ごすことができて夏場は快適です。
ヒルバーグ タープ20 XP(エクスペディション)
重さ | 1,900g |
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サイズ | 4.5×4.5m |
収納サイズ | 30×33cm |
素材 | kerlonSP |
カラー | レッド、グリーン、サンド |
10 XPのサイズ違いで、こちらも遮光性に優れています。サイズはULと同じ4.5×4.5m、ファミリーやグループなど大人数でのキャンプに最適。重量は1900gと5種類の中で最も重いタイプですが、車移動なら問題ないでしょう。
ヒルバーグ タープ5 UL(ウルトラライト)
重さ | 320g |
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サイズ | 3.15×2.15m |
収納サイズ | 握り拳ほど |
素材 | Kerlon1000 |
カラー | レッド、グリーン、サンド |
重量320gとヒルバーグの中で最軽量のタープです。広さは3.15×2.15mとコンパクトなサイズ感で、収納すると拳1個分ほどの大きさに。タープ泊を想定したウルトラライト登山やソロキャンプにおすすめです。トレッキングポールや小枝をポール代わりにして設営可能。
みんなはどうしてる?張り方チェック
張り方が難しそう……。というイメージがあるヒルバーグのタープですが、手順さえ理解すれば驚くほど簡単。みんなの設営写真を参考に張り方をチェックしてみましょう!
①最初に4隅とメインポールのガイロープをペグダウン
②2本のメインポールを起こし、ロープの張り具合を調整
③最後にロープの長さを調整しながらサブポールで両サイドを持ち上げる
居住空間を広く確保できるタープ20XP。10XPではメインポールに対してガイロープが1本でしたが、こちらは3本のガイロープでしっかりとポールを支える構造です。
3本のロープはすべて1か所でペグダウンするので、地面からたくさんのロープが出ていて煩わしいということもありません。
正面から見ると分かりやすいですね。ロープが1か所にまとめられていて、出入りがしやすいのがポイントです。
タープ20XPはガイロープが16か所あるので、さまざまなアレンジが楽しめます。1方向を大きく開放したスタイルは、大人数でのキャンプやイベント時の出店ブースにもおすすめ。
軽量化を重視するULハイカーに人気のタープ5UL。山中やスペースの限られた場所でもサッと張ることができます。
軽量なので、トレッキングポールや木の枝などを利用して立てることも可能。別途ポールを持っていかなくて良いので、荷物が減らせて行動時の体力温存にもつながりますね。
▼ヒルバーグのタープを使ったコーディネートはこちらの記事もチェック!
ヒルバーグタープ 3つの魅力
①軽量コンパクト
ヒルバーグのタープの最大の魅力は、なんといっても超軽量でコンパクトなところです。UL(ウルトラライト)モデルだと、最小サイズのUL5で重量約320g、最大サイズのUL20でも約1,500gと、圧倒的な軽さ!
②強度、耐水圧が高い
「軽くてコンパクトだと、すぐに破れたりしないかな?」と心配になりますが、安心してください。ヒルバーグのタープには、軽くて強度・耐久性に優れたケルロン素材が使われています。
ケルロン素材は、引き裂き強度に優れたリップストップナイロンをシリコンコーティングした、過酷な環境下でも耐えうる最強の素材です。耐水圧も50,000mm以上と一般的なタープの2倍以上あり、悪天候時も安心ですね。
③張り方のアレンジが自由自在
決まった張り方をするのは古い!? 自然のなかにはいろんな景色があるのですから、その場に応じたタープの設置をすることが理想ですね。
特にタープUL20、タープXP20はぺグループが多いので、天候やシチュエーションに合わせて自在な張り方が可能です。
ポールの代わりにトレッキングポールや木の枝を利用することもできて、登山やULキャンプでも活躍してくれること間違いなし!
ヒルバーグタープの選び方
登山なら軽量のULタイプ、キャンプなら遮光性が高いXPタイプ
ヒルバーグのタープは、素材の違いで「UL(ウルトラライト)」と「XP(エクスペディション)」の大きく2タイプに分かれます。
ケルロン1200(UL5はケルロン1000)という薄い素材を使用しており、登山やツーリングキャンプなど軽量化を重視する方におすすめ。
サイズは3種類!使用人数に合わせて選ぼう
種類 | 使用人数 | 使用サイズ |
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タープ5 (ULのみ) | ソロ | 約3.15×2.15m |
タープ10(UL,XP) | ソロ、デュオ | 約3×3.5m |
タープ20(UL,XP) | グループ、ファミリー | 約4.5×4.5m |
カラーは3色!サンド、グリーン、レッド
サンドは遮光性が低いので夏場は暑いというデメリットがありますが、冬はタープ内に日差しが差し込み暖かく感じられるでしょう。最も遮光性が高いのはグリーンのXPタイプで、夏場はしっかりとした日陰を作れるので涼しく快適に過ごせます。
ポールは別売り!おすすめポール4選
ヒルバーグのタープにはポールが付属されていません。合わせて揃えておきたいおすすめのポールをご紹介します。
ヒルバーグ タープポール124-210cm(1本)
サイズ | 124cm~210cm |
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直径 | 19.5mm |
収納サイズ | 長さ約66cm |
重量 | 335g |
素材 | TH72Mアルミニウム |
ヒルバーグの純正タープポールになります。124cm~210cmまで5cm刻みで長さの調整が可能。
ヒルバーグ トレッキングポール90-145CM(2本)
サイズ | 約90cm~145cm |
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収納サイズ | 長さ約65cm |
素材 | アルミニウム |
タープポールとして代用できる、ハイキングに最適な純正トレッキングポール。90 cmから145 cmまで伸び、収納サイズは65 cmまでコンパクトになります。
ニーモ アジャスタブルタープポール L
サイズ | 約203~251cm |
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収納サイズ | 長さ約73cm |
ポール径 | 25/28(スリーブ部)mm |
重量 | 約750g |
素材 | アルミニウム |
ショックコード入りで連結や解体が簡単にできるタープポールです。下段スリーブ部を取り外し、先端チップ部を隠すように差し込むことで、ワンポールシェルターの支柱としても使用可能。
スノーピーク ウイングポール 240cm(TP-002)
サイズ | φ30mmパイプ4本継、240cm |
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重量 | 1.1kg |
素材 | アルミニウム合金(アルマイト加工) |
素材に高強度のアルミ合金を採用した、史上最強と称されるタープポール。プッシュ式で連結も簡単、組み合わせ次第で長さを変えることができます。
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ヒルバーグのタープで登山やキャンプをもっと自由に!
とにかく軽い、それでいて丈夫! 信頼のおけるヒルバーグのタープがあれば登山やキャンプに出かける回数が増えそうですね。多彩なアレンジ力も魅力なので、決まった張り方にとらわれず自由な発想で楽しみましょう!