日常生活の相棒、サコッシュ
キャンプ時の貴重品入れとしてはもちろん、近所へのちょっとした外出から子どもの習い事の送迎時まで、最低限の荷物を持ち運ぶのに重宝する「サコッシュ」。
ショルダーベルトで両手が空く、軽量だから肩がこらない、サイズ調整がしやすく家族間で共有しやすい……などメリット盛りだくさんで、ひとつは持っておきたい優秀アイテムです。
ダイソー・無印・ワークマン
格安サコッシュを比べてみました
ひとつは持っておきたい便利なサコッシュ、そこまで大金をつぎ込むアイテムではないし、まずはお手頃商品を試すのがよさそう……ということで「ダイソー」「無印良品」「ワークマン」3社の類似サコッシュを購入し、比較してみることにしました!
意外と大容量な「ダイソー」
100円ショップの代表格といえば、やっぱりダイソー。こちらの「ショルダーバッグ(底マチあり)」は、100円ではなく200円(税込220円)。とはいえ、サコッシュの相場を見ると十分すぎるくらい安いですよね。
商品名が「サコッシュ」ではなく「ショルダーバッグ」になっているので、探す際にはお気をつけて。サイズはタテ20×マチ5.5×ヨコ20cmとコンパクトながらも、最大5.5㎝のマチがあるため意外と大容量。
サコッシュにはマチなしタイプが多いので、これはちょっと嬉しいポイント。少し厚みのある財布や充電器などを入れても、パンパンになりません。
カラーは黒・黄・緑の3色展開で、写真は「黄」ですが、黄色というよりベージュ。「緑」も鮮やかな緑ではなくカーキでした。
ショルダーベルトの長さは調整可能なので、体格に合わせて大人から子どもまで使えます。
収納力は写真の通り、スマホ、ミニ財布、B6判の手帳、エコバッグが十分入る大きさ!
やはり、マチがあるので収納に余裕を感じます。これならハンカチ、ティッシュ、ミニアルコールジェルなどを追加しても問題なし!
ちょっとしたことなんですが、ファスナー部分は剝き出しではなく、このように少し高さのある本体生地でカバーされているので、砂埃などの汚れが付きにくく防塵性が高い作りだなと感じました。
3社の中で一番軽量でたっぷり荷物が入るのですが、薄手のポリエステル素材なので、荷物を詰めるとシルエットは写真のようにややくたっと変化しやすいです。
撥水性は?
撥水性について明記はなく、とにかく安いので、アウトドアシーンで重要な「撥水性」はやや不安……
ということで、水をかけてみました。結果は写真の通り。生地が水分を吸い取ってしまいビチョビチョに……残念だけど、このお値段なら仕方ないかもしれません。
ポーチとしても使える「無印良品」
続いては、無印良品の「ポーチとして使える撥水サコッシュ」。価格は990円(税込)で、サイズはタテ20×ヨコ24cmでマチなし。ポケットもなく、かなりシンプルな作りです。
カラーは写真のブラックの他に、ライトグレー・ライトベージュ・赤・オリーブグリーン・ネイビー・モカブラウンの7色展開です。
個人的には、マチがある方が何かと心強い気がしますが、最低限の荷物を持ち運びたい派には、これくらいがちょうどいいのかも。ちなみに、こちらもショルダーベルトの長さは調整可能!
ではさっそく、先ほどと同内容の荷物を入れてみましょう!
収納力は写真の通り。ふむふむ、少し余裕があるけどほぼジャスト……といったところ。ミニサイズのアルコールジェルくらいは追加で入りそうです。
ダイソーのマチありタイプと比べると、タイトでよりコンパクトな印象です。
ポーチ利用もできる
商品名にもなっているように、無印良品のサコッシュはポーチとしても使えるんです。ショルダーベルトを外し、手首に通せるベルトを引っ張り出せば、あっという間に大きめのポーチに早変わり!
写真のように、ミラー・ブラシ・歯ブラシ・ワックス・ミニハンドクリームなどが余裕ですっぽり収納できました。キャンプや旅行、帰省時も毎日使う身だしなみグッズは、こうしてまとめておくと便利ですね!
ちなみに子どもが友人宅などにゲームを持ち歩く際のポーチにもよさそう、ということで使ってみると……
ゲームソフトは余裕ですっぽり、スイッチの本体は縦横どちら向きも、そのまま収納するのは難しかったです。でも、左右のコントローラーを一旦外して収納すればOK。機械なので、衝撃緩和のため薄手のタオルなどで包んでから収納すると、より安心!
撥水性は?
「再生ポリエステルに撥水加工を施した生地」とのことで、撥水力への期待は高まります。一体どれくらい撥水するのか……
ということで、こちらも中身を取り出して水をかけてみたところ、写真のようにかり撥水してくれました! これなら、アウトドアシーンでの使用も安心です。
収納力が優秀な「ワークマン」
最後は、ワークマン「ジョイントサコッシュ」。価格は980円(税込)で、サイズはタテ19×ヨコ25cm(マチなし)。カラーはブラック、ベージュ、ブラウン、カーキの4色展開で、写真はブラウンです。
マチはありませんが、しっかり縫製されているなという印象。角はやや丸みを帯びています。こちらもベルトの長さを調整できるので、人を選ばず使えます。
たくさん収納できる
ワークマンのサコッシュ、とにかく収納力がスゴイ! まず正面には2つのメッシュポケット、ファスナー付きの外ポケットがあります。
ファスナー付き外ポケットには、鍵やスマホなどの貴重品を、メッシュポケットには、駐車券・入場券などのチケット類を入れておくと、探す手間なく取り出しやすいですね!
本体裏側には、ボタン付きのポケットもありました! ここには、ハンカチ・ティッシュ・アルコールジェルなどの衛生用品を入れておくと、トイレや外食時などにさっと取り出せて便利です。
内側にも、内ポケットが2つあります。スマホも入る幅で使い勝手抜群! リップやハンドクリームなど細かいアイテムを入れておくと、紛失予防にもなり見つけやすいですね。
痒い所に手が届く、とはまさにこのこと! 細々したものをスッキリ整理して持ち運びたい派にはおすすめのサコッシュです。
ちなみに、同じ荷物を本体部分に入れるとこんな感じ。ダイソーや無印良品のサコッシュと大きさはほぼ変わりませんが、ポケットが多く分散収納できるので、大容量に感じました。
リュックにジョイントできる
こちらのサコッシュは、ワークマンのジョイントパックシリーズのリュックに連結して使うことも可能。バックパッカースタイルで動くことが多い方・長期旅行の際など、シーンに応じてジョイントしたり外したり使い分けができるので、とても便利。
撥水性は?
こちらの生地は、水をはじきやすく、汚れがついてもおちやすい“ディアマジックダイレクト”と呼ばれる耐久撥水加工。
アウトドア派には嬉しい素材ですね。撥水性を公平に比較するため、こちらも水をかけてみましたが、しっかり撥水してくれました!
重さに違いはある?
ぱっと見の本体サイズは大きく変わらない3社のサコッシュですが、ダイソー・無印と比べてワークマンが約50〜60gほど重ためという結果に。
スペックをまとめてみると…
ブランド名 | ダイソー | 無印良品 | ワークマン |
サイズ | タテ20×マチ5.5×ヨコ20cm | タテ20×ヨコ24cm(マチなし) | タテ19×ヨコ25cm(マチなし) |
重量 | 67g | 73g | 121g |
撥水性 | なし | あり | あり |
使いやすさ | 雨の日以外ならあり | 見た目も撥水性もOK | 収納力が段違い |
価格 | 220円 | 990円 | 980円 |
こんな人にオススメ | 安さ重視 | スタイリッシュ重視 | 収納力重視 |
結局どれがおすすめなの?
安さ重視で、雨の日や水辺を避けて使用するなら、ダイソーでも十分。近所へのちょっとした買い物程度なら問題なし。
撥水力重視のアウトドア派、ポーチとしても活用したい派には、見た目もスタイリッシュな無印良品。
細々した小物の持ち運びが多く、撥水力に加えて収納力も重視するなら、ワークマンがイチ押し。目的に応じて、お好みのサコッシュを選んでみてはいかがでしょうか?
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