メスティンに入る絶妙サイズのケトル!?
「メスティンに入るケトル(やかん)」があると知り、どのようなサイズ感で、どのような使い方ができるのだろう? と気になって買ってみました。
それがこのバンドック「アルミケトル」。手のひらサイズで底面が長方形のユニークな形状のケトルです。
実際に使ってみると……コンパクトに収納できる持ち運びの良さと、何気に使い勝手の良い350mlという容量が私のキャンプスタイルに絶妙にフィットしたのでした!
バンドック「アルミケトル」のサイズ感
まずは、実際のサイズ感の比較。メスティンにもさまざまなサイズがあるので、バンドック「アルミケトル」と我が家が今使っているメスティンを比べてみました。
左からバンドック「アルミケトル」、ダイソーのメスティン(1合サイズ)、ダイソーのメスティン(1.5合サイズ)、ホームセンターで購入した武田コーポレーションのメスティン(3合サイズ)です。
バンドックのアルミクッカーMサイズ(1.5合)に入るように設計されていますが、ダイソーの1.5合サイズのメスティンにもジャストフィット。1合サイズのメスティンには、さすがに入りませんでした。
もちろん、メスティンの本家、トランギア社のメスティンにもちゃんと入ります。
バンドック アルミクッカー Mサイズ
本体材質 | アルミニウム(アルマイト加工) |
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収納サイズ | 約170×105×65mm |
重量 | 約190g |
トランギア メスティン
本体材質 | アルミニウム |
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収納サイズ | 約165×90×65mm |
重量 | 約160g |
ドリンクセットの収納がスッキリ!
我が家のドリンクセットに、1.5合サイズのメスティンとともにバンドック「アルミケトル」を収納してみました。通常のケトルではこのセットに収納できませんでしたが、メスティンのなかに収まることで、収納の無駄なく運べるようになりました。
ここからは、この手のひらサイズのケトルをどのように使っているのか、実際の使用例をご紹介していきます。
4つの使用例で分かった!
バンドック「アルミケトル」の魅力
1.湯沸かしが早い!
筆者が一番頻度の多い使い方です。
イワタニの「ジュニアコンパクトバーナー」との使用感はこんな感じ。底面が長方形なので、傾かないように少しコツが必要ではありますが、問題なく使えています。
バーナーによっては、ゴトクとの相性がありそうですが、1.5合サイズのメスティンが置けるバーナーであれば問題ありません。
キャンピングカーでの車中泊の朝や、アウトドアアクティビティの後にほっと一息……350mlというサイズが丁度良いです。あっという間にお湯が沸いてくれるので、飲みたいものを手早く作るのに最適。
熱伝導率の良いアルミ製で小型なので湯沸かし時間が短縮できているようです。本当にあっという間に沸くので、吹きこぼれには要注意!
コーヒー1杯が約120mlなので、このケトル1つで3杯分弱を一度に淹れることができました。
コーヒーだけでなく、お茶やハーブティー、白湯などのホットドリンクを飲みたいとき、すぐにサッと湯を沸かせるのはありがたい。これからの季節、ますます出番が多くなりそうです。
2.インスタント麺の容量にジャスト!
ものの数分で沸騰したお湯を作れるバンドック「アルミケトル」は、カップ麺やカップスープなどのインスタント食品にも最適。
日清のレギュラーサイズの「カップヌードル」など、300mlカップ麺であればちょうど良い量のお湯をクイックに沸かせます。
350ml以上のお湯が必要なカップ麺は、追加の湯わかしが必要なので、必要なお湯の量はチェックしておきしょう。このケトルを基準にすれば、ビッグサイズを選ばなくなるので、ダイエット効果もあるとかないとか……
3.メスティンと合わせて、最強の熱燗セットに!
お酒好きな私は、魅惑の使い方を発見してしまいました……。
それは、熱燗。メスティンで熱燗を楽しむ方は、通常はちろりを使いますが、代わりにこのケトルを使ってみたら、大当たり。メスティンには少量の水、ケトルには日本酒を入れて沸かせば、手軽に熱燗が楽しめます!
ちろりと違ってメスティンに収まるので、熱燗セットをコンパクトに携帯したい方にはおすすめの組み合わせです。
熱燗の温かさは、ぬる燗、人肌燗、飛び切り熱燗などありますが、あなたはどれくらいの温度がお好きですか? 筆者は上燗です!
訪れた先の地酒でしっぽり。寒い夜は熱燗が染みます! おいしい地酒もキャンプ・アウトドアの醍醐味の1つかと……。
メスティン×バンドック「アルミケトル」で熱燗が捗るので、さらに冬のお酒が楽しくなりました。呑兵衛なキャンパーさんはベストバイです。
4.お酒のシメはこれ。お茶漬けにも最適!
次はメスティンで炊いたご飯と、ケトルで沸かしたお湯でお茶漬けを作ってみます。
日本の伝統的ファストフードといえば、お茶漬け。サッと作れるので、キャンプの寒い朝や、飲んだ後のシメに温かい汁物が欲しいときに重宝しますよね。
今回の材料は、粉末の緑茶、こんぶ茶、塩昆布、ねぎ、ゴマ、白だし、わさびにしてみました。訪れた先の道の駅やスーパーで入手した、地元フードを具材として入れても楽しいのでおすすめです。
朝はごはん派の筆者としては、至極ファストなのに、至福な朝ごはん! 寒い朝は、あたたかいご飯がうれしいです。
お茶漬けを作るのに必要なメスティンとケトルをひとまとめにできるので、おすすめの組み合わせでした。お湯を短時間で必要な分だけ沸かせるメリットも活かせる使い方です。
ちょっと気になるところは……
お湯がたくさん必要な場合には不向きかも?
手軽かつエコな暖房グッズ、湯たんぽ。昔ながらの方法ではありますが、寒い季節には、キャンプや車中泊、家でも筆者は欠かせません。
キャンプやアウトドアをされる方に支持されている、ナルゲン(nalgene)のボトル。耐熱温度が100度なので、湯たんぽとして使われている方も多いです。私もそのひとり。
ボトルの容量が1Lなのに対し、ケトルが350mlだったので、4、5回分の湯沸かしが必要でした。バンドック「アルミケトル」は、たくさんのお湯が必要な用途にはあまり向かないといえます。
※ただし、500mlサイズのナルゲンボトルなら、2回の湯沸かし+コーヒー1杯分のお釣りがありますよ!
ナルゲン カラーボトル 広口0.5L
材質 | 飽和ポリエステル樹脂、ポリプロピレン |
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サイズ | 約170mm×φ70mm |
重量 | 約90g |
ひとつあると何かと便利!
購入前は、正直「こんな小さなケトル、使いにくいんじゃないの?」と思っていたのですが、1つキャンプ道具にしのばせておくと何かと便利で、今ではメスティンとセットでフル活用しています!
すでにケトルを持っている方でも、サブケトルとして持っておくのもよし! 寒くなる季節、メスティンにケトルを忍ばせて、ささやかなほっこりを持ち歩きませんか?
バンドック アルミケトル
収納サイズ | 約155×85×62mm |
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重量 | 約105g |
本体材質 | アルミニウム(アルマイト加工) |