アイキャッチ画像出典:澄んだ空気と風と静けさを・・・・
自作のキャンプテーブルで、イメージ通りのキャンプを!
出典:おじさん達の趣味と本業 アウトドアと建築
キャンプの快適さを大きく左右するキャンプテーブル 。数あるメーカーが各種取りそろえてはいますが、こだわりだすと100点満点のものは意外と見つからないこともあります。そんなときは思い切って自作してみませんか。
作業前におさえておきたい4つのポイント
①用途を明確にする
焚き火台 とセットで使いたい、クーラーボックス を置きたい。用途は様々ですが、使用する時のことをイメージして設計すると失敗することが少なくすみます。
②重さを想定しておく
キャンプの荷物はコンパクトにしたいもの。やっとできた!と思ったら重たくて持ち運べず、結局使えないなんていうことのないように、軽量化を意識して作成しましょう。
③デザインを考える
テーブルサイドのハンガーなど、ちょっとあったらいいのに!を実現できるのが自作のメリット。お気に入りの色にペイントしたり、自分だけのロゴを作って刻印することも出来ます。
④素材の特徴をおさえる
木材を使用するのであれば、やすり加工やニス塗りをすると見栄え、耐久性が向上するなど、素材の特徴をおさえ、それを活かす設計をすることも自作における大切なポイントです。
『木』で作るテーブル
折りたたみテーブル
ユニフレームの焚き火テーブル をモデルに作成したサイドテーブルです。コストを下げるため、天板にも同じ木材を使用し、すのこ状にしていますが、もっと薄い木材を使用すれば軽量化することも出来ます。
【材料】
木材(今回は幅30mm 厚さ20mm 長さ1800mm)
紙やすり
水性ニス
リベットピン
キャップボルトとロックナット
ビス
ステンレスリング
カンペハピオ 白木用 水性ニス 100ml
【手順】
出典:澄んだ空気と風と静けさを・・・・
使用部位に適した長さにカットした木材にやすりをかけます。カットは購入先のホームセンター等でも行ってくれることもあるので、確認してみるとよいでしょう。
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枠を組み立てます。ここで失敗するとテーブルの歪みの原因になるため慎重に行います。
出典:澄んだ空気と風と静けさを・・・・
枠に天板をビス止めしていきます。あらかじめ下穴を開けた天板をボンドで貼り付けて一晩置き、乾いてから作業をすると強度も上がり、仕上がりもきれいになります。また、下穴は上部をビス径大に開けると、仕上がり時に出っ張りが出来ません。
出典:澄んだ空気と風と静けさを・・・・
ボルトで足を取り付けます。このボルトが出っ張っていると脚が畳めないため、ボルトが木に埋め込まれるように、下穴の上部はボルト径大に開けます。
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最後に水性のニスを塗ります。一度に厚く塗るよりも、薄く何度も重ね塗りした方が綺麗に仕上がります。
折りたたみテーブル(天板のみ自作)
snowpeak のアジャスタブルFテーブル竹をモデルにキッチンテーブルとして作成したものです。
【材料】
シナベニア板2枚(900mm×450mm)
蝶番4枚
蝶番用ねじ
10mm釘
滑り止めのゴム
カラーニス
折りたたみスタンド
アドヴァンス イクイップメント マニュファクチュアリング カンパニー ノンスキッドトレッスル [脚のみ]
【手順】
出典:ちろりんのEnjoy Life !!
角を鋸で1cm程度切り取ります。
出典:ちろりんのEnjoy Life !!
自然な弧を描くようにやすりで整えます。合わせて全体的にやすりをかけて面取りします。
出典:ちろりんのEnjoy Life !!
蝶番を取り付けたことでたたんだ時にすきまが出来てしまうため、滑り止めのゴムで補正します。ゴムは両面テープで張り付け、さらに短めの釘を打って固定します。
出典:ちろりんのEnjoy Life !!
ニスを塗ります。重ね塗りをする際は、途中でやすりをかけると仕上がりがきれいになります。
出典:ちろりんのEnjoy Life !!
折りたたみスタンドの上に天板を載せれば出来上がりです。
コンパクトテーブル
出典:はじめてのブログ
折りたたみ可能なソロテーブルです。ベニヤで出来ているため非常にコンパクトかつ軽量で、持ち運びや収納に便利です。
【材料】
ベニヤ板
ゴムひも
【手順】
出典:はじめてのブログ
ベニヤ板を写真のように天板、脚用にカットし、ペーパーをかけます。脚用の板は細いゴムでつないでおきます。
出典:はじめてのブログ
脚用の板2枚を互いの切れ込み部分で交差させます。
出典:はじめてのブログ
天板にはV字の切込みを入れておきます。
出典:はじめてのブログ
天板を、交差させた脚の上部にはめ込みます。
出典:はじめてのブログ
脚につけたゴムを天板の突起に引っ掛けて完成です。
出典:はじめてのブログ
収納時の寸法は390mm×130mm×16mm、重さは250gと非常にコンパクトに仕上がりました。
『木×鉄』で作るテーブル
鉄を使用して作成するテーブルは、溶接機やグラインダーなどの特殊な器具を使った難易度の高い作業を伴う上級者向けのアイテムです。難易度の高い作業部分をプロに依頼して作成するのもいいでしょう。
スタンドテーブル
赤いスタンドがおしゃれなアイアンスタンド。構造はいたってシンプルで、木材の両脇を鉄の枠が支えているだけです。厚めの木材を使用しているため腰かけることも出来ます。
【材料】
直径13ミリの丸鋼
栂材(厚さ25mm)
出典:おじさん達の趣味と本業 アウトドアと建築
丸鋼を適当な長さにカットし、溶接します。
出典:おじさん達の趣味と本業 アウトドアと建築
サンダー掛け、さび止めの塗布、仕上げ塗装をします。
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2つの枠に木材を通して完成です。
DOD テキーラレッグM
グリルスタンド
上級者はこんな自作テーブルにも挑戦してみては?ダッチオーブン やBBQグリル を載せるためのテーブル作り!
【材料】
パンチングメタル
脚、枠に使う鋼材
さび止め剤
スプレー塗料
杉角材
ニス
六角穴付きボルト
【手順】
出典:キャンプをはじめることにした
材料を設計図のようにカットします。
出典:キャンプをはじめることにした
脚と天板の四隅で鋼材が交わる部分をななめにカットします。
出典:キャンプをはじめることにした
天板の補強のため、中央に鋼材を取り付け、組み立てて溶接します。その後鉄やすりで全体的にバリを取ります。
出典:キャンプをはじめることにした
脚の部分を作成していきます。天板につく部分を1cm位カットし、先を丸く処理します。
出典:キャンプをはじめることにした
さび止めを塗り、乾いたら塗装スプレーをかけます。
出典:キャンプをはじめることにした
角材をカット、やすりをかけ、ニスを重ねて塗ります。
出典:キャンプをはじめることにした
天板と脚に穴を開け、六角穴付きボルトで取り付けます。脚が動かしにくい場合はグラインダーで微調整します。
出典:キャンプをはじめることにした
角材を天板に取り付けて完成です。
自作ギアに囲まれてのキャンプはキャンパーのロマン
手軽に作成できるものから上級者仕様のものまで、自作のキャンプテーブルといっても様々です。まずは手軽に作成できるものから挑戦してみましょう。いずれはサイト中を自作ギアで埋め尽くすなんていうのも夢がありますね。自分のスタイルにピッタリフィットした、自分だけのキャンプテーブルを自作して、思い通りのキャンプを楽しみましょう!