プリムスのツーバーナー代表格!『キンジャ』と『オンジャ』
1892年にスウェーデンで誕生し、以来幅広いアウトドアユーザーから愛されるプリムス。
さまざまな環境に対応するラインナップが魅力ですが、その中でもキャンパーを虜にしているツーバーナーが、「キンジャ」と「オンジャ」です。
上記画像左側のキンジャは一般的な開閉タイプに対し、画像右のオンジャは脚部をスライドして自立させるタイプ。プリムスの代表的な両モデルに惹かれるも、「どちらにしようか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな両者のスペックを比較しつつ、実際に使用している方にインタビューしてみました! 自身にピッタリなモデル探しの参考にしてみてくださいね。
入手困難な2つの人気作を比較!
冒頭でも記述したように、プリムスのなかでも双璧をなすツーバーナーとして話題になり、一時は入手困難となるほどの人気ぶり。
そんな2つのバーナーの魅力を深掘りすべく、まずはスペックや特徴を比較してみました。
使い勝手を分けるサイズ感
商品名 | キンジャ | オンジャ |
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使用時サイズ | 47.5×29.5×28㎝ | 43×25×26cm |
収納時サイズ | 47.5×29.5×7.8㎝ | 43×14×30㎝ |
設置面から五徳までの高さ | 約5.5cm | 約26cm |
まず比較すべきは収納時及び、使用時のサイズ感。使い心地に関わる重要なポイントです。
キンジャは脚部がない設計で、設置面から五徳までの距離が少し低く感じますが、その反面でスタンドなどを使用して自分好みの高さに調整が可能であったり、五徳の下にガス缶がないため、爆発の心配もなく鉄板を使用することができる点が魅力です。
その反面でオンジャは安定感の高い脚部一体型となっているため、お座敷スタイルで地べたに直接置いても良し、ロースタイルやハイスタイルで卓上に置いても使いやすい、ほどよい高さに設計されているのが特徴です。
ガス管の必要本数に違いあり
キンジャ(右)はOD缶にホースを接続することにより、1つのガス管で2つのコンロを使用することができます。 これにより持参するガス缶の数を抑えることができ、持ち物が減るのはもちろんのこと、使用途中のガス缶が複数あるという状況にもなりにくくなりますね。
オンジャ(左)は一般的なツーバーナーと同様、コンロ1つにつきひとつずつガス管が必要となりますが、キンジャに比べて1,000kcalほど火力が高い3,500kcalが特徴で、高火力での調理でも安心です。
幅が広がる付属アイテム
オンジャにはウッドボードが付属しており、これがなんとも使い勝手が良く、キャンプの趣を演出します。
収納時には五徳部分を守る保護板として安全性を高め、展開時には鍋敷きやカッティングボードとしても使うことができる優れものの付属品です。
メンテナンスしやすい五徳設計
キンジャは付属品がない分、五徳と受け皿が取り外しができる造りでメンテナンスのしやすさに長けています。
ありそうでなかったこの機能により、気にせず五徳と受け皿を水洗いすることができるため、調理時に飛んでしまった食材カスや油汚れなども簡単に洗い流すことが可能に。
「長く、きれいに使っていきたい」という方にはとても魅力的なポイントです。
どちらも風防にこだわりが!
風防は調理に置いても、とても重要な要素のひとつ。キンジャには一般的なツーバーナーに取り付けられているサイドの風防がありませんが、コンロ部分を側面よりも低く設置し、横からくる風の影響を受けにくくすることで、持ち前のスタイリッシュなデザインを可能にしています。
それに比べてオンジャは少し低めではありますが、全方位に風防を完備。下から上に向かって外側へと広がるような風防は、風の巻き上げを抑制するので、高さ以上の防風効果を可能にしています。
Primus(プリムス) キンジャ
出力:2.9kW / 2500kcal/h(500T ガス・バーナー一口使用時)
ガス消費量:207g/h(IP-500 ガス・バーナー一口使用時)
ゴトク径:20.5㎝
収納サイズ:48×30×8cm
本体重量:約3.67kg
鍋等の耐荷重:9kgまで / 片側のみの使用は4,5kgまで
Primus(プリムス) オンジャ
出力:4.1kW/3500kcal/h×2(500Tガス使用時)
ガス消費量:292g/h×2(IP-500ガス使用時)
ゴトクサイズ:410×140㎜
収納サイズ:43.0×14.0×30.0㎝
本体重量:3.0kg(+ウッドボード490g)
それでは次は、ユーザーに実際の使い勝手などを根掘り葉掘り聞いてみましょう!
使用者のリアルな声を聞いてみた!
キンジャユーザー @outdoor.camplifeさん
オートキャンプではツーバーナーがいいと思いまして、カッコいいのが使いたくて探したところ、コンパクトさ、見た目、所有欲をくすぐられまして購入することとなりました!
ガス缶は冬だと温めたりコーヒー飲んだりで、500gガス缶の7割くらい使う感じ。使いかけだと心配ですね
オンジャユーザー @blackpistols_campさん
僕自身ブラックカラーをベースとしたキャンプスタイルなので、まずカラーがブラックであることを条件にツーバーナーを探していたところ、プリムスのオンジャのデザインに一目惚れし、そのあと僕の好きなyoutuber(ヘビスモ‼︎)さんの動画を見て購入を決断しました
あと、取り外し可能なショルダーストラップも付いているのでバッグのように運べるのは利点ですね
デザインも機能性も優れた名品がキャンプをより楽しくする!
今回はプリムスの代表的なツーバーナー「キンジャ」と「オンジャ」をご紹介しました。
ツーバーナーはメーカーごとに特色があり、プリムスはその中でもデザイン性でひときわ人気を集め、スタイリッシュなキンジャとおしゃれで可愛いオンジャは特に競争率の高いアイテムです。
実際に使用されている方のお話をもとに自分にあっているほうを選んで、ぜひ手に入れましょう!