プリムスのツーバーナー「キンジャ」と「オンジャ」どっちがおすすめ!?
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プリムスが販売する大人気アイテム、スタイリッシュで機能美のあるキンジャと、無骨なデザインで高出力・持ち運びのしやすさに長けたオンジャ。
「どちらも魅力的で選べない!」という方のため、詳しく比較するとともに、使用者の方へ実際に使ってみた感想をインタビューしました。ぜひ選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
2024/01/31 更新
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編集者
CAMP HACK編集部
月間550万人が訪れる人気No.1キャンプメディア『CAMP HACK』。累計制作記事本数は10,000本以上。環境省等の行政機関、「髙島屋」や「niko and ...」といったクライアントとの連携実績多数。また、TBSテレビ『ラヴィット!』等、各メディアで登壇機会多数の編集部員も所属。
CAMP HACK編集部のプロフィール 制作者
Satuki
3歳と1歳の娘をキャンパーに育てようと日々奮闘中のファミリー&ソロキャンパー。キャンプを始めて早6年、最近ではガレージブランドにのめり込んで貪るように調べる日々を過ごす。SONY α7IIIを片手に、家族やギアをやや寄り目に撮影するのが好き。今一番欲しいギアはウォルナット製サイドテーブル。
Satukiのプロフィール
プリムスのツーバーナー代表格!『キンジャ』と『オンジャ』
1892年にスウェーデンで誕生し、以来幅広いアウトドアユーザーから愛されるプリムス。
さまざまな環境に対応するラインナップが魅力ですが、その中でもキャンパーを虜にしているツーバーナーが、「キンジャ」と「オンジャ」です。
上記画像左側のキンジャは一般的な開閉タイプに対し、画像右のオンジャは脚部をスライドして自立させるタイプ。プリムスの代表的な両モデルに惹かれるも、「どちらにしようか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな両者のスペックを比較しつつ、実際に使用している方にインタビューしてみました! 自身にピッタリなモデル探しの参考にしてみてくださいね。
入手困難な2つの人気作を比較!
冒頭でも記述したように、プリムスのなかでも双璧をなすツーバーナーとして話題になり、一時は入手困難となるほどの人気ぶり。
そんな2つのバーナーの魅力を深掘りすべく、まずはスペックや特徴を比較してみました。
使い勝手を分けるサイズ感
まず比較すべきは収納時及び、使用時のサイズ感。使い心地に関わる重要なポイントです。
キンジャは脚部がない設計で、設置面から五徳までの距離が少し低く感じますが、その反面でスタンドなどを使用して自分好みの高さに調整が可能であったり、五徳の下にガス缶がないため、爆発の心配もなく鉄板を使用することができる点が魅力です。
その反面でオンジャは安定感の高い脚部一体型となっているため、お座敷スタイルで地べたに直接置いても良し、ロースタイルやハイスタイルで卓上に置いても使いやすい、ほどよい高さに設計されているのが特徴です。
ガス管の必要本数に違いあり
キンジャ(右)はOD缶にホースを接続することにより、1つのガス管で2つのコンロを使用することができます。
これにより持参するガス缶の数を抑えることができ、持ち物が減るのはもちろんのこと、使用途中のガス缶が複数あるという状況にもなりにくくなりますね。
オンジャ(左)は一般的なツーバーナーと同様、コンロ1つにつきひとつずつガス管が必要となりますが、キンジャに比べて1,000kcalほど火力が高い3,500kcalが特徴で、高火力での調理でも安心です。
幅が広がる付属アイテム
オンジャにはウッドボードが付属しており、これがなんとも使い勝手が良く、キャンプの趣を演出します。
収納時には五徳部分を守る保護板として安全性を高め、展開時には鍋敷きやカッティングボードとしても使うことができる優れものの付属品です。
メンテナンスしやすい五徳設計
キンジャは付属品がない分、五徳と受け皿が取り外しができる造りでメンテナンスのしやすさに長けています。
ありそうでなかったこの機能により、気にせず五徳と受け皿を水洗いすることができるため、調理時に飛んでしまった食材カスや油汚れなども簡単に洗い流すことが可能に。
「長く、きれいに使っていきたい」という方にはとても魅力的なポイントです。
どちらも風防にこだわりが!
風防は調理に置いても、とても重要な要素のひとつ。キンジャには一般的なツーバーナーに取り付けられているサイドの風防がありませんが、コンロ部分を側面よりも低く設置し、横からくる風の影響を受けにくくすることで、持ち前のスタイリッシュなデザインを可能にしています。
それに比べてオンジャは少し低めではありますが、全方位に風防を完備。下から上に向かって外側へと広がるような風防は、風の巻き上げを抑制するので、高さ以上の防風効果を可能にしています。
Primus(プリムス) キンジャ
出力:2.9kW / 2500kcal/h(500T ガス・バーナー一口使用時)
ガス消費量:207g/h(IP-500 ガス・バーナー一口使用時)
ゴトク径:20.5㎝
収納サイズ:48×30×8cm
本体重量:約3.67kg
鍋等の耐荷重:9kgまで / 片側のみの使用は4,5kgまで
Primus(プリムス) オンジャ
出力:4.1kW/3500kcal/h×2(500Tガス使用時)
ガス消費量:292g/h×2(IP-500ガス使用時)
ゴトクサイズ:410×140㎜
収納サイズ:43.0×14.0×30.0㎝
本体重量:3.0kg(+ウッドボード490g)
それでは次は、ユーザーに実際の使い勝手などを根掘り葉掘り聞いてみましょう!
使用者のリアルな声を聞いてみた!
キンジャユーザー @outdoor.camplifeさん
まずは早速ですが、キンジャを購入した経緯をお聞きしてもいいでしょうか!
最初は登山などで使っていたワンバーナーを使っていたのですが、安定性がイマイチで倒したりしたことがあり……
オートキャンプではツーバーナーがいいと思いまして、カッコいいのが使いたくて探したところ、コンパクトさ、見た目、所有欲をくすぐられまして購入することとなりました!
キンジャはシックで、見た目だけでも惹かれますよね! 選ぶ際に他のツーバーナーの候補などはありましたか?
まずは同じプリムスの
トゥピケと迷いました。あとはsotoさんのツーバーナー
GRIDも洗練されたデザインが良かったですね。
決め手はブラックとコンパクトさ、持ち手のウッドがいい感じでした!
脚部とサイドの風防のついたトゥピケも魅力的ですもんね! オートキャンプで使用されるとのことでしたが、普段は何人ほどでのキャンプで使用されていますか?
基本的には子供をつれての3人でのファミリーキャンプがメインです。多いときは3家族・子供5人や友人家族とのデュオキャンプなどもやります
グループキャンプ時やデュオキャンプ時では、人数に応じて使用頻度も高くなるかと思いますが、火力やガス缶の消費具合はどう感じますか?
冬は外で使うにはちょっと火力が弱くなっていた気がします。テントはレイサ6を使っていて、前室内での使用は問題なかったです。
ガス缶は冬だと温めたりコーヒー飲んだりで、500gガス缶の7割くらい使う感じ。使いかけだと心配ですね
冬でも幕内では問題なく使用できるのは安心ですね! キンジャは2口のコンロをひとつのガス缶で使用できる反面、やはり多少ガスの使用量は多いんですね。オンジャに比べると火力が弱い部分もありますが、調理などでは不便はありませんか?
特に不便を感じたことはないですね! 火力も充分だと思います。気をつけないとすぐ焦がしてしまうほどです(笑)
不便さがないどころか多少火力に気をつけなければならないんですね(笑) では、@outdoor.camplifeさんが思う、キンジャの気になるところはありますか?
しいていうならばイグナイターがついてたらいいなと思いますね 毎回ライターを探す必要があるので……。他は特にないですね!お気に入りで毎回使うレギュラーギアです!
詳しく質問に答えて頂きありがとうございます! それでは最後に、キンジャの購入に迷われている方に一言お願いいたします!
キンジャは使い勝手も見た目も最高なキャンプギアです! サイトにも非常になじむのでぜひ使ってキャンプを楽しみましょう!
オンジャユーザー @blackpistols_campさん
では初めに、オンジャを購入したきっかけを教えてください!
夏のキャンプで焚き火料理するにはさすがに暑すぎて我慢出来ず、ツーバーナーの購入を考えました。
僕自身ブラックカラーをベースとしたキャンプスタイルなので、まずカラーがブラックであることを条件にツーバーナーを探していたところ、プリムスのオンジャのデザインに一目惚れし、そのあと僕の好きなyoutuber(ヘビスモ‼︎)さんの動画を見て購入を決断しました
たしかにブラックカラーのツーバーナーと言われるとかなり絞られますね……。プリムスには同じツーバーナーのキンジャがブラックカラーですが、キンジャは候補に上がりましたか?
もちろん候補に入っていました。同じブラックでもどちらかといえばオンジャは重厚感のあふれるイメージで、自分のサイト全体のバランスを考えたときに何となくオンジャのほうがマッチしそうで、オンジャを購入しました
BLACKPISTOLさんのサイトは無骨でどっしりとした男らしい雰囲気がありますもんね! 普段オンジャを使用されるときは何人ほどで使用されていますか?
ソロで使用されているんですね! オンジャはキンジャに比べて重厚感がある反面で、運搬時は多少場所を取りそうなイメージがありますが、実際使用してみてどうですか?
展開時のデザインは重厚感があるイメージですが、意外と軽く、収納時は割とスリムになりますので、車内であまり場所を取っている印象はないですよ。
あと、取り外し可能なショルダーストラップも付いているのでバッグのように運べるのは利点ですね
持ち運びもしやすく、案外場所も取らず収納性も高いんですね! では、オンジャはキンジャに比べて火力が1,000kcalほどスペック上で高いですが、火力やガス缶の消費に関して感じることはありますか?
火力は強く調理もしやすい印象です。僕は消費量はそこまで気にするタイプではないですが、体感的に悪いと感じたことはないですね
たしかに最大火力が高いと調理の幅も広がって調理がしやすいですよね! ではオンジャを使用していて、ここは気になる……という点はありますか?
バーナー使用時にはショルダーストラップを外す仕様になっていますが、本体の裏側でストラップをピンで固定していて、ピンの脱着が多少面倒なのと、ピンが小さいので、毎回なくさないように取り外しに注意が必要です
公式ホームページにはショルダーベルトの取り付け方法が明記されていませんでしたが、脱着式のピンを使用してショルダーベルトをつけるんですね!
僕は毎回ピンを取り外したあとに直ぐ小さなケースに入れてなくさないようにしてます。付属でピンを入れておくケースなどは付いていないので、別途自分で買わないといけないですね
ピンをなくすとストラップが使えませんし、たしかになくさないように工夫は必要ですね。最後に、オンジャの購入を迷われている方にひと言お願いします!
デザイン性だけでなく、機能性も優れているので総合的に気に入って使っているギアです。キャンプにコレ1台あれば快適なので、個人的にはかなりオススメです!
デザインも機能性も優れた名品がキャンプをより楽しくする!
今回はプリムスの代表的なツーバーナー「キンジャ」と「オンジャ」をご紹介しました。
ツーバーナーはメーカーごとに特色があり、プリムスはその中でもデザイン性でひときわ人気を集め、スタイリッシュなキンジャとおしゃれで可愛いオンジャは特に競争率の高いアイテムです。
実際に使用されている方のお話をもとに自分にあっているほうを選んで、ぜひ手に入れましょう!
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