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【冬のオヤジの隠れ家】底冷え・腰痛対策には“シェルター式ハンモック”! 気になる点はあるが、結構いいかも

テンマクデザイン「焚火ハンモック」をレビュー! TC素材で火の粉に強く、冬にうってつけの“禁断のハンモック”。これは寒さ・底冷え・腰の痛みを忘れさせる、冬キャンプの隠れ家スタイルが作れる予感……。

果たして実際のところはどうだったのか? 使い勝手や寝心地を、正直に語ります。

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

冬もハンモック泊したいけど…

ハンモック
出典:PIXTA

ソロスタイルが増える冬は、この季節独特の澄んだ空気を一人でゆっくり感じたい! そこでうってつけなのがハンモックではあるのですが、なんせ無防備なスタイルゆえ心もとない。

寝心地やプライバシー確保の面で、もうちょっと安心感のあるハンモックはないものか……と思っていたところ、良さげな商品を発見!

寝心地の良さを追求した、新発想のハンモックだと!?

焚火ハンモック

それが、テンマクデザインの「焚火ハンモック」。木にくくりつけて使うツリーハンモックタイプで、独自のV字フレームを使うことにより快適な寝心地を追求した、とのこと。

また、フライシートや就寝部分にはTC素材が使われているため、火の粉に強い仕様のようですが、果たして、一般的なツリーハンモックと比べてどのような違いがあるのか? 実際に設営しながら検証していきたいと思います。

    テンマクデザイン 焚火ハンモック

    サイズインナールーム:90×200×75(高さ)cm
    ハンモック全長:360cm
    収納時サイズ60×Φ20cm
    重量6.27kg(ポール/収納ケース含む)
    耐荷重100kg

    いざ、実践レビュー!

    焚火ハンモック

    内容物一式はすべて専用ケースに入っていて、TC素材ということもあり総重量はなんと6kg越え。ケースの状態だと、まるでテントのようなボリューム感があります。

    焚火ハンモック

    ケースには、ハンモック本体、フライシート、V字ポール、フレームポールが入っています。テンマクデザインの人気幕「サーカスTC」と同じようなアウトドアに馴染むサンドカラーで、同ブランドらしい雰囲気となっていますね。

    木に取り付けるストラップは付属せず…

    焚火ハンモック

    設営時に木にくくりつけるためのストラップは付属していないので、別途用意する必要があります。

    わざわざストラップを別に買うのは手間ですし、初心者の場合どのようなストラップを用意すればいいのかわからないこともあるので、ストラップは付属していて欲しかったなぁ、というのが率直な感想。

    今回は筆者が所有しているハンモックのストラップを使いましたが、ストラップ単体でAmazonなどで購入することもできます。

      ハンモックベルト ハンモックストラップ 2本セット バッグ付き

      サイズ幅2cm 長さ200cm 厚さ2mm
      材質高強度ポリエステル
      耐荷重約300kg
      バッケージ内容ハンモック固定用ベルト×2 、カラビナ×2 、収納袋×1

      樹木へのケアも忘れずに!

      焚火ハンモック

      木の表皮にダメージを与えてしまわないように、先に保護カバーを巻き付けてからツリーストラップを取り付けます。今回は、スラックラインなどを扱っているギボンのツリーウェアを使用しました。

        GIBBON ツリーウェア【日本正規品】

        サイズ100cm×16cm(1枚の大きさ)
        素材フェルト生地ベルクロ付

        さっそく設営していく

        手順その1:V字ポールを入れる

        焚火ハンモック

        準備ができたところで、設営にとりかかります。まず、木に取り付ける前に2種類のポールを装着する必要があります。最初に装着するのは寝心地の肝となるらしい、2本のV字ポール。

        V字型に曲がっているのでかすんなりとは入らず若干手こずってしまいましたが、幕を手繰りながらグイグイと押し込んで、なんとか通していきます。

        焚火ハンモック

        端のところにポールを固定するための面ファスナーがあり、ここをしっかりと締めてポール抜けを防ぎます。

        焚火ハンモック

        締めが弱かったのか、気づいたらポールが飛び出てしまっていたことがあったので、ズレないようにしっかりと締めましょう。

        手順その2:アルミポールを本体に通す

        焚火ハンモック

        続いて、メッシュを広げるための2本のアルミポールを通していきます。こちらのポールはとくに力を入れるまでもなく、すんなりと取り付け完了。

        手順その3:木から伸びるストラップに取り付け

        焚火ハンモック

        すべてのポールを通し終わったら、木にくくりつけておいたツリーストラップと繋いでハンモックを吊っていきます。

        手順その4:地面からの高さを調整する

        焚火ハンモック

        ストラップの長さを調節しながら、座って足がつく位置にハンモックを設置します。

        木が細すぎると傷めてしまったり、場合によっては折れてしまうこともあるので、直径50cm以上あるしっかりした木に取り付けるようにしましょう。

        ハンモック自体の耐荷重は約100kgなので、通常の使用であれば落ちてしまうようなことはまずありません。以上でひとまずハンモックの設営は完了です!

        細部をチェック!

        メッシュパネルはどちらからでもアクセス可能

        焚火ハンモック

        ここからは、設営した状態で細部の機能をチェックしていきます。まずは本体上部のメッシュパネルから。

        メッシュは両側を開くことができて、どちら側からでもハンモック内にアクセス可能。開いたパネルがヒラヒラしないようにまとめるための、テントによくあるトグルが付いています。

        焚火ハンモック

        パネル脇には小物類を収納するためのポケットが配置されています。寝袋のカバーや、ポケットから取り出した携帯電話や財布などをサッと入れておけるので、このポケットは思った以上に役に立ちます。

        ポケットや収納などの小技が効いてる

        焚火ハンモック

        出入口の他に、前後両サイドのメッシュも開放することができ、そのスペースにも手荷物を置いておくことができます。

        普通のハンモックだとこういったポケットや収納スペースはあまり無いので、これらの点についてはとても気が利いているなと感じました。

        焚火ハンモック

        メッシュシェルターの天井部分にはデイジーチェーンが標準装備されており、カラビナなどでランタンのような小物の吊り下げが可能。

        そしてアルミポールのお陰でシェルターには張りがあり、思いのほか色々なものを取り付けられました。写真はLEDランタンの「ゴールゼロ」ですが、もっと重いものでも吊るせそうでした。

        マットを入れるための底部ポケットが!これはかなり高ポイント

        焚火ハンモック

        ハンモックでは寝心地の向上と防寒のために身体の下にマットを敷いて寝るのが一般的ですが、この「焚火ハンモック」はなんと底の部分が二重構造になっていて、そこに差し込むことでマットをスムーズにセットできます。

        焚火ハンモック

        ちなみに、折りたたみ式のクローズドセルマットだとポケット内部で折りたたまれてしまいうまく差し込めませんでした。エアマットやインフレーターマットの使用を推奨します。

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