超軽量なコンパクトテーブル「ヤマタク」の実力はいかに!
新潟発のアウトドアギアブランド・ベルモント といえば、アイアン系焚き火ギアやステンレスやチタンギア、はたまたワンポールテント向けの天板など、独創的センスが光る秀逸品を数々リリース。
そのベルモントから「ヤマタク」 という、超軽量小型のテーブルが登場しています。
ベルモント ヤマタク
特筆すべきはタンスなど高級家具で使われる「桐(キリ)」を採用したこと。日本国内において最も軽い木材なだけあり、約130gと軽量かつ収納サイズもコンパクト。
さらに、天板は桐とチタンの2way仕様!
驚くことに付属品としてチタン天板(2枚)が付いており、チタンテーブル としての使用方法もできるんです。
なんともキャンパー心をくすぐる仕様は、アイデア次第で使い道も広がりそうですよね! それでは実際に使ってみましょう。
ヤマタクの内容物とスペック
まずは基本のスペックからご紹介!
製品名 | ベルモント「BM-264 ヤマタク」 |
使用サイズ | 210×280×55mm |
収納サイズ | 105×280×24mm |
重量 | テーブル:約130g、天板:約75g |
材質 | テーブル:桐、天板:チタニウム、収納袋:ナイロン |
価格 | 9,900円 |
ソロキャンプにぴったりのサイズ感
使用サイズは、ご覧の通り! ソロキャンパーに人気のSOTO「フィールドホッパー」 と大体同じくらいの天板サイズです。しかしながら、重量はフィールドホッパーの半分以下と圧倒的に軽いのがメリット。
こんな感じでメスティン 、クッカー、シェラカップ を載せられるので、調理もこのスペースだけで事足ります。ソロなら必要十分なサイズ感といったところ!
厚み24mmのコンパクトサイズに収納できる
付属品には、ブラックの収納ケースも付いています。バックパッキングなら、サイドポケットに差し込めるくらい収納しやすい大きさもおすすめのポイント!
内容物はウッドの天板が2枚、チタンのプレートが2枚、それと2つの脚部パーツです。脚部は、自在パーツ付きのコードで1つに繋がれ、一体化されている状態になっています。
ベルモント ヤマタク
わずか数秒で完成!シンプルな「ヤマタク」の組み立て方
それでは組み立てていきましょう。
まずは、脚部パーツとウッドの天板を取り出して、脚部のスリットに天板を差し込みます。
差し込むだけでは固定されません。固定するには、天板裏にある自在パーツをスライドしテンションをかけましょう。これで基本のテーブルは完成です!
チタン天板を装着する手順
次に、チタン仕様でヤマタクを使用したい場合。
チタンプレートを片方の差込口に入れた後、たわませながらもう片方の差込口に入れることで簡単にチタンテーブルが完成します。
チタン天板を片方だけ差し込み、ハイブリッドな使い方も◎
チタンプレートは2枚あるので、1枚だけの使用にしてチタンとウッドのハイブリッド構造にするのもカッコいい!
こうすることで、ウッド天板はまな板として、チタン天板は熱いものを載せてという使い方もできます。ソロキャンプでの調理を効率的にこなせるテーブル なんです!
「ヤマタク」を実際にキャンプで使ってみた
ここからは、実際に使って良かったことや注意すべき点など、気づいたことをお伝えします。
ウッドの雰囲気によりサイトが映えます
ウッドテーブル にしか出せない雰囲気ってありますよね。テント と並べてみても凄く映えるので見ていて楽しい!
さすが「桐」といったところでしょうか。置いておくだけで高級感を醸し出しているように感じます。
ウッド天板は料理がひときわ美味しく見える
キャンプ飯を作ってテーブルに置いてみました。普段の私のズボラなご飯ですが、ヤマタクに置くだけでなぜかとても美味しそうに見えます。
チタン天板にはアルコールストーブが気兼ねなく置ける
チタンテーブル仕様でやりたかったのは、アルコールストーブ をテーブルの上で使うこと。
あまりに勢いよく燃焼するアルコールストーブを尻目に「本当に大丈夫なのかな?」と不安に思いながら使用しました……が、安心してください! ウッドの天板に焦げ付きはありませんでした。
ウッド天板のみだとテーブルが傷まないよう気を使わなくてはいけないシーンですが、別素材の天板が付いているメリットを実感できました。
チタン天板は汚れを落とすのがラク!
さらにチタンテーブルであれば、汚れたってティッシュで拭き取るだけでキレイになります。
とくに直火や焚き火料理をした際に、クッカー に煤がつくことってありますよね? そんなときも気にせずテーブルに置けます。上品な見た目ながら、とにかくガシガシ使える点が頼もしいです!
チェアを使わないグラウンドスタイル向き
天板の地上高は約5.5cmとかなり低く設定されています。チェア と合わせるにも座面が相当低いタイプでなければ相性はよくありません。
そのため荷物に余裕のあるオートキャンプよりも、バックパッキングなど極力荷物を少なくして出かける人に向いています。
ちょうどいい高さで使うのには、あぐらをかくなどグラウンドスタイルが適しているでしょう!
※あくまでフレームは、桐素材なので扱いに注意を!
ガシガシ使えると言いましたが、チタンテーブルだからといって油断して焚き火に近づけ過ぎた結果、筆者は脚部を少し焦がしてしまいました。
いくら天板をチタン仕様にしても、基本はウッド製品なのでうっかり焚き火に近づけすぎないように皆さんはご注意を!
ベルモント ヤマタク
こだわりのある軽量ソロキャンパーにヤマタク!
ヤマタク1台でウッドテーブルもチタンテーブルも味わえるので、現地で選べる面白さがありますね。軽量化したバックパックでのキャンプや自転車キャンプ、登山など様々な用途で活躍してくれるミニテーブル です。
ただし、お値段が1万円程しますのでお財布には厳しめ。「テーブルにはこだわりたい!」という軽量ソロキャンパーにおすすめしたいテーブルです。