削る・塗る・切る・組むの4ステップで完成!
用意する材料はこれ
全部で8点、総額は880円。全部ダイソーで購入しました。
用意する道具はこちら
目打ちやペンチ等、工具が家にない場合もご安心を。全て100均で揃います。
割り箸を加工して胴体を作る
オニヤンマの胴体を作りましょう。割り箸一膳を割って、そのうちの1本を使います。まず、頭の斜めのところを落とします。ハサミで強めに筋を入れ、そこを手掛かりにして折り取ってください。
折ったところから10cm測って、鉛筆で印を付けます。
印のところにハサミで筋を付け、折り取ります。ここがオニヤンマの胴体になります。
オニヤンマの尻尾を作ります。#60〜120番の荒目のサンドペーパーで割り箸の細い方を削り、尖らせます。
カッターで尾になる部分の角をざっと削ぎ落としてください。怪我に気をつけて。
尾の先端から6cm測って鉛筆で印を付け、尾と胴体を分けます。尾の部分に#120〜240番のサンドーペーパーをかけ、丸く滑らかになるように形を整えてください。
最初に折った頭の部分にもサンドペーパーをかけ、ささくれを取り去っておきます。
マーカーで胴体に色を塗る
イエローのペイントマーカーで全体を塗ります。塗り終えたらしばらく置いて、完全に乾かしてください。
鉛筆で、尻尾の方から10mmほど黒の油性マーカーで塗りつぶしましょう。塗れたら5mm間隔をあけ、また10mm塗りつぶし、5mm間隔をあけ……と続けて作業します。
害虫が嫌がる警戒色、黄色と黒の縞模様ができました。さて、次にオニヤンマの翅を作っていきます。
プラ板をハサミで切って翅(ハネ)を作る
筆者が、昆虫図鑑を参考に描いた翅の形はこちら(薄い線はプラ板の切り抜きの目安です)。翅の差し渡しの幅がだいたい12.5cmになるよう調整してプリントし、プラ板に写せばだれでも簡単に翅を作ることができます。
4つの赤い点は、後ほど取り付け用のワイヤを通す穴のしるしです。
プリントした翅の図面にプラ板を重ね、ずれないようテープで仮止めします。黒の油性マーカーの「細」で翅の輪郭、「極細」で筋を写し取ってください。赤い印の穴あけ位置にも忘れずに点を打っておきましょう。
翅に強度を持たせるため、輪郭線より約2mmほど外側をハサミでカットします。
取り付け用の穴を4箇所、目打ち等の尖ったもので開けます。これで部品が揃いました。それでは、オニヤンマを組み立てていきましょう!
部品を揃えて、組み立ての下準備
縞柄に塗った胴体、翅、目玉用のプラスチックビーズ2個、そして長さ約20cmに切ったワイヤを3本用意します。
プラスチックビーズ2個にワイヤを通し、コの字型に曲げておいてください。
ここからが重要!目玉の取り付け手順
このあと細かい作業が続きますが、裏と表を確認しながら1ステップずつ進めていけば、そう難しくはありません。詳しく図解していきますね。
胴体の頭の部分に目玉を当て、取り付け位置を決めます。
次に、胴体をひっくり返して、裏側でワイヤを交差させてください。
そのまま、ペンチでワイヤをねじって、しっかり留め付けましょう。これだけではまだ外れやすいので、ワイヤを胴体にもう一巻きします。
胴体を表に返し、ワイヤを表側に持ってきて交差させます。
再び胴体を裏返し、今度はワイヤを裏側に持ってきてぐるりと巻きつけます。ワイヤを交差させ、ペンチでねじってしっかり留め付けましょう。これでオニヤンマの目が固定できました!
胴体に翅を取り付ける
次に、翅を取り付けます。ワイヤをU字に曲げ、頭側の穴に通してください。
胴体に翅をあてがい、だいたいの取り付け位置を決めます。裏側で翅のワイヤを軽く1回ねじり、翅を仮留めします。
尻尾側の穴に、2本目のワイヤを通しましょう。
2本目のワイヤも裏側で軽く1回ねじり、この段階ではまだ翅を仮留めの状態にしておきます。
下穴を開け、先端に丸環フックを取り付ける
縦にも吊り下げられるよう、頭部に小型の丸環フックを取り付けます。
丸環フックをそのままねじ込むと、割り箸が割れてしまいます。目打ち等の尖ったものでしっかり下穴を開けてから、丸環フックを取り付けてください。
丸環フックの取り付け完了! これで吊り下げができるようになりました。
翅を動かして重心を探し、水平バランスをとる
全ての部品が組み上がったので、水平に吊ったときのバランスを調整しましょう。翅の上に出ている取り付け用のワイヤに、糸や適当なフック等を引っ掛け、翅の位置を前後にずらして、オニヤンマが水平になるよう重心の位置を微調整してください。
翅を固定し、残ったワイヤで脚を作る
だいたいのバランスが取れたら裏返し、翅取り付け用のワイヤ2本をペンチできっちり締めて固定します。
目玉と翅を取り付けたワイヤの先が6本余っていますね。これを脚にしてしまいましょう! 適当な位置でワイヤを曲げて関節を作り、最後に長さを揃えてカットしてください。
脚があるとガサガサして煩わしいかも? と感じる人は、残りのワイヤを短くカットして、脚無しにしてもOKです!
リアルなオニヤンマの完成です!
脚の角度と開き方を整えたら完成です。お疲れ様でした! プラスチックビーズの袋には複数の色違いビーズが入っていたので、目玉の色が微妙に違うオニヤンマも作ってみました。どの色味がより効果的なのか、興味のあるところです!
バックパックやサコッシュに取り付けるときは、頭の丸環フックで吊り下げて。写真のように、丸環フックを縦に回して安全ピンを通せば、帽子やアウターにも付けられます。
この夏は自作の「オニヤンマ」で守りを固めよう!
作り方を理解してしまえば、あとはカンタン! ご紹介した100均素材一式で、5匹、10匹と量産すれば、1匹あたりの費用もお安くなります。テント周りに、おうちキャンプの傍に、また、ナチュラル系アクセサリーとしても。DIYを楽しみながら、果たしてどれだけ効き目があるのか試してみてください!