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「あぁ〜楽しかったおやすみ…」と、その前に

キャンプで楽しかった一日が終わり、いよいよ就寝のタイミング。「さあ、明日に備えてゆっくり寝よう」……と、ちょっと待って! 寝る前に確認しておくこと、いくつかありますよね。

「このまますぐいい気分で眠りたい」という気持ちはわかりますが、そこは自然の中。やるべきことを終えてから寝ないと、せっかくのキャンプが台無しで終わることもあり得ます。
そこで今回は、キャンプでやってはいけない寝る前の5つのNG行動をご紹介。初心者はもちろん、キャンプに慣れてきた中級者でもついうっかりやってしまっているケースもあるかも? 快適かつ安全にキャンプ場で過ごす為に、改めてチェックしてみましょう!
ちょっと待って!5つの「NG行動」
1|食材・食器・ゴミを出しっぱなしにする

仲間との宴を楽しく過ごし、ほろ酔いで自分のテントに帰り寝袋に直行。でもちょっと待ってください。ゴミ箱が外に出しっぱなしではありませんか? 食器には食べかけの食材が入ったままじゃないですか?

人里離れたキャンプ場、とくに山あいでは野生の動物がたくさん生息しています。食材はもちろん、生ゴミのニオイにつられて動物が寄ってくることも。
ゴミを漁られるぐらいで済めばいいですが、なにせテントと外は薄い布1・2枚の隔たりしかなく、寝ている間に襲われたらひとたまりもありません。

ゴミはなるべくニオイが出ないようにしっかりとまとめ、テントやクルマの中にしまいましょう。余った料理や食材も出しっぱなしにせず、クーラーボックスに入れることを徹底!

あらかじめジッパー付きビニール袋などを用意しておくと、汁が出るものも家に持ち帰りやすいですよ。きちんと密封しておけばニオイが出ることもなく、次の日に温め直して食べることもできて、無駄になりません。

また、使った食器やカトラリーなどは、すぐに洗う習慣をつけておきましょう。キャンプサイトから水場が遠いときは、ウエットティッシュでサッとひと拭きしておくと収納しやすく、次の日の洗い物も楽になりますよ。
2|荷物がバラバラのまま寝てしまう

暗くなってしまうと片付けるのが億劫になり、とくに小さいテント泊では「ま、いいか~」と道具を外に放置したまま就寝なんてこと、ありませんか?

山の気候は変わりやすく、夜中の突然の雨で大切なキャンプギアがズブ濡れになったら大変! また季節によっては、雨が降らなくても夜露でびっしょりになってしまうこともあります。
さらに外に置いたままだと盗難の恐れもあるので、面倒がらずに後片付けをしてテントの中にしまいましょう。夜露や風はオープンタープの下でも安心はできません。とくに刃物や自重が軽いものは必ず収納しておきましょう。

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軽量のチェアは外に出したままにしておくと、風で飛ばされてしまうかもしれませんのでご注意を!
3|寝る「直前」にシュラフを出す

羽毛の「かさ」が保温力になるダウンシュラフは、羽毛を広げる時間を作っておくことが重要。せっかくのシュラフも、コンプレッションバックから出してすぐだと、ペチャンコで保温力が半減してしまうんです。

夜、就寝前にあわててダウンシュラフを広げたところですぐには膨らまず……。そのまま寝袋に入って寝てしまうと体重がかかり、なおのこと羽毛が広がらず一晩中寒い思いをすることになりかねません。

こうならないために、テントを設営したらすぐにシュラフを寝床に広げておくことを忘れずに。可能であれば昼間のうちに干しておくと湿気も飛び、ふんわりと「かさ」が出て寝心地も快適になりますよ!

オートキャンプでクルマの荷室に余裕があるときは、ダウンシュラフを圧縮せずに大きめの袋に収納しておくのもひとつの手。こうすれば、ダウンも比較的潰れずに済みます。
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