「火」と「一酸化炭素」に要注意!
4|焚き火の火が残ったまま寝ようとする

焚き火の炎を鎮火せずに寝てしまう、これはとても危険! もしやってしまっている方がいたら、絶対にやめましょう。
そして、熾火になっているから大丈夫ということもありません。思わぬ突風で……
・焚き火台が倒れて芝生が燃え広がる
・タープが倒れて燃え移る
・枯れ葉が積み重なり燃え続ける
といった、大変な事態を引き起こしかねないからです。

もちろん原因になるのは風だけでなく、焚き火台に動物がぶつかって倒れてしまうこともあり得ます。いずれも起こる確率は低いかもしれませんが、ゼロではありません。
火をおこすのは大変ですが、燃え広がるのは一瞬。「きっと大丈夫だろう」と油断せず、しっかりと後始末をしましょう。

このとき便利なのが、火が完全に消えるまで長い時間を待たずに済む「火消し壺」。火がついている炭を入れて、フタをして密閉し、空気を遮断することで素早く消火できる仕組みです。
消えた炭を持ち帰り、次の機会に使えば資源の再利用にもなり経済的! ぜひひとつ持っておきたいアイテムです。
FIELDOOR 火消し壺
サイズ | (約)直径21cm×高さ21cm |
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重量 | (約)920g |
素材 | ステンレス鋼、シリコン |
容量 | (約)6L |
5|テント内の換気を十分にしていない

寒い季節は幕内で暖房や薪ストーブを使う方が増えていますが、冷たい外気が入ると寒いという理由で換気をおろそかにしていませんか?
※一部のブランドでは薪ストーブが使える仕様のテントもありますが、日本のブランドの多くは幕内での火器の使用は厳禁となっています。

この行動もとても危険で、テント内の換気を十分にしていないと、一酸化炭素が発生し中毒を起こす恐れが。
一酸化炭素は人体にとって極めて毒性が強い気体でありながら、無色無臭なため感知がとても難しいものなんです。

出典:Instagram by @naka_camp_photo_gallery
そこで必ず持っておきたいのが、一酸化炭素チェッカー。中でもおすすめなのは、感度が高くしっかり感知してくれる、日本製センサー搭載のアイテムです。いざというときに作動してくれないと意味がない安全グッズは、性能にこだわって選んでおきたいですね。
チェッカーを使っての安全管理のほか、定期的に換気を行い新鮮な空気を取り入れて不完全燃焼を防ぐことも忘れずに。もちろん、寒いからといって暖房をつけたまま寝るのは絶対にNGです。
沢田テント 一酸化炭素チェッカー
サイズ | グレー サークル型:75×70×31mm カーキ スクエア型:77.5×70×31mm |
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重量 | グレー サークル型:87g カーキ スクエア型:93g |
一酸化炭素 | 0~1000ppm(±10ppm) |
温度 | 0゜C~50゜C(±1.5゜C)/32°F-122゜F(±2.7゜F) |
湿度 | 20%~80%RH(±5%) |
バッテリー仕様 | リチウムイオン蓄電池 3.7V/1000mAh |
入力 | Type-c 1A(max)/DC5V |
使用時間 | 約60時間(スタンバイ状態:約100時間) |
気持ちのいい朝を迎えて、次の日も快適に!
提供:Orange
つキャンプでは、急な天候の変化や野生の動物など危険がいっぱい。また寒い季節は、火の扱いにも十分に注意が必要です。
うっかりで済めばいいですが、楽しいはずのキャンプがハプニングで台無しにならないよう、就寝前にしっかり確認して次の日も快適に過ごしましょう。
執筆:高久浩一