細くて強いマイクロコードが使える!
キャンプのいろんなシーンで使える常備品として、高強度のロープ「パラコード」を探していたら、何やらよさそうなものを発見! その名も「マイクロコード」。
キャンパーの間ではお馴染みとなりつつあるパラコードを細くしたような紐で、これがなかなか使えそう。今回はこのマイクロコードをご紹介していきます。
アメリカの老舗ロープメーカー・アトウッドロープ製
パラコードや様々なロープグッズを生産しているアメリカの老舗ロープメーカー「アトウッド ロープ」からリリースしているマイクロコード。信頼性は折り紙つきです。
タコ糸のような細さなのに、脅威の強度
マイクロコードの特徴は、なんといってもその細さ。径1.18㎜しかなく、同じアトウッド ロープ製のパラコードとタクティカルコードと比べると、ほぼタコ糸のように見えますね。
写真上から
・パラコード:ロープ径4.0㎜/引張強度249㎏
・タクティカルコード:ロープ径2.4㎜/引張強度125㎏
・マイクロコード:ロープ径1.18㎜/引張強度46㎏
引張強度とは簡単にいうと、ぶら下げても破損しない重量です。さすがパラコードは249kgとズバ抜けたスペックです。とはいえ、マイクロコードもこんなに細いのに引張強度は驚異の46㎏。手で引っ張ってみましたが、これはいろいろと使えそうな強度です。
もちろん、この引張強度46㎏を超えるものや引っ張りでテンションをかけるのは、コードが切れる可能性があるので危険です。
マイクロコード
アウトドアシーン6つの活用術
強度が強く細いロープということは分かりましたが、このマイクロコードがどうアウトドアで役立つのでしょうか? 今回は、このアイテムを実際に取り扱うオンラインショップのブログ「KINRYU-BLOG」の内容を掲載させてもらい、アウトドアシーンで使えるマイクロコードの活用術6つをご紹介します。
その① ジッパープルに
写真のように、ジッパーにほんの数センチ結べばジッパープルとして使えます。これは小物のジッパーに付けていますが、例えばテントのジッパーに付けておけば、出入口の開閉もしやすくなりますね。
その② 水筒のキャップ落下防止に
水筒の本体とキャップをマイクロコードで繋げておくことで、キャップの落下・紛失予防ができます。水筒のほかにもカメラのキャップや、フタがあるアイテムには応用が効きそうです。
その③ グラスストラップに
メガネのテンプルに結び付ければ、グラスストラップにも。メガネが飛んでしまいそうなアクティビティの時など、コードがあればとっさにできるのが便利!
その④ ブレスレットに
近年、パラコードで作るブレスレットが話題になっていますが、マイクロコードでももちろんできます。写真はパラコードとマイクロコードのハイブリットブレスレッド。
太い紐と細い紐でメリハリが出て、色も組み合わせられるので単純にブレスレットとしてもオシャレに仕上がっていますね。
その⑤ 荷物をまとめるのに
キャンプの撤収などで簡単に荷物をまとめたいときにも。細くて頑丈なロープですから、束ねたり固定するのは得意分野。緊急用にひとつ持っておくと、いざというときに活躍できますね。
その⑥ 物干しロープに
濡れたタオルなどちょっとしたものを干す際にも、マイクロコードを物干しロープとして活用可能。とくに暑い季節や、連泊するキャンプではこういった場所を作っておくと便利。
大量に干すには耐久的に不向きですが、タオルやTシャツ程度なら十分。広いテントなら、室内に干せば風の影響も受けないので飛ばされずに済みます。
マイクロコード
収納ケース「ディスペンサー」でチューンアップ!
マイクロコードに興味が出てきたら、併せて手に入れたいのが「ディスペンサー」と呼ばれる専用収納ケース。細いロープなので使っていくと絡まってしまいがちですが、このケースに入れておけば安心です。
ラインカッターを備えているので、いつでも簡単に必要な長さを切り出せます。「ハサミどこ行った?」なんてこともなくなりますよ。ちなみに、カットする際は右手でリールが回転しないように固定するのがコツ。
マイクロコード用 ロープディスペンサー
キャンプライフの常備品に
何かと使い勝手のいいマイクロコード。エマージェンシーボックスにひとつ入れておけば、もしもの時に活躍するでしょう。値段が比較的リーズナブルなのも好印象。みなさんもキャンプライフの常備品として取り入れてみませんか。
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