④ 持ってて良かった電気製品
乾電池式のラジオ2種
停電中、主な情報源はAM/FMが入る「備蓄ラジオ」(手前)。市の斡旋で設置していた「防災ラジオ」(奥)は、市役所からの防災無線も入る仕様。
乾電池式ですが、鳴らないので電池ボックスを開けてみると、中の乾電池が液漏れしていて清掃する始末。普段から確認しておかねばと痛感しました。
手回し発電もできる、太知ホールディングス「備蓄ラジオ」
電池が切れても裏のハンドルを回すと発電でき、USB端子付属でスマホの充電も可能。これも安心材料でした。
大容量のモバイルバッテリーは必需品
電源が確保されている市役所や公民館には、充電コーナーが設置されました。多数の方が訪れ、混雑するところも。家に予備のモバイルバッテリーがあったので、まずはそれを使うことに。
ラジオ(右)は常にオン、スマホを見るのは最小限に。
最も困ったのは、テレビも電話も使えず、停電復旧の見込みや援助物資等の情報が入らないこと。そして、実際にどんな被害が起きているのかを発信できないことでした。中継基地局の電源切れのためスマホの電池がみるみる減っていく中、数回分の充電ができるモバイルバッテリー(左)は頼もしかったです。
後日、筆者も連泊キャンプ用を兼ねて、容量の大きいモバイルバッテリーに買い換えました(中)。ゆくゆくは太陽光充電パネルとも接続できるポータブル電源を購入予定です。
⑤ 水や物資を運ぶアウトドアワゴン
断水時に活躍、コールマン「アウトドアワゴン」
井戸水をポンプで汲み上げているところや高層住宅では、停電と同時に断水に……。公民館などの災害用井戸が解放され、給水車による配水も行われました。
いつもキャンプ道具を運んでいる「アウトドアワゴン」。この耐荷重は約100kgあるので、重たい水の運搬にも適役です。
キャンプギアはまさかの時に頼りになる
自然の中で、団らんを楽しむためのキャンプギア。図らずも停電中にどれだけ役立つかの確認になりました。
同じ自然の様相でも、いったん牙を剥けばこのような厳しい一面をあらわにします。キャンプ道具は優れた防災用具にも成り代わるもの。災害時にお手持ちの道具をどう使うか、ご家族皆様で話し合うきっかけになればと思いつつ……。
未だ復旧途上の皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、1日も早く安寧な暮らしに戻れますようお祈りいたします。