① まずは明かりの確保
ソーラーランタン 「キャリー・ザ・サン」
本当にこれには助けられました。太陽光で充電ができる軽量LEDランタン「キャリー・ザ・サン(旧商品名:ソーラーパフ)」です。暗い家の中を常に持ち歩いていました。
約7〜9時間太陽光に当てればフル充電ができ、強(約100ルーメン)では10時間、中(約20ルーメン)では42時間、弱(約10ルーメン)なら72時間にわたって点灯してくれます。
軽くて場所を取らず、安全
停電中は晴れ間を狙って毎日充電。電池も電源も不要。重量約86g、たたむと21×11cm、厚さは1.2cmととてもコンパクト。
柔らかなPET樹脂製で、誤って上から落ちてきても怪我の心配がありません。火を使わない明かりなので、小さなお子さんがいるお宅にもおすすめです。
停電中はずっと暖色系ランタンの下で夕ご飯
充電したライトを吊るして夕ご飯。幸いなことに水道とガスは来ていたので、しばらくはレトルトカレーやインスタント食品、お惣菜で凌ぎました。
手持ちは暖色系の「ウォームライト」2個。ほのぼのとした光の色に癒されました。明るい白色系のLEDランタンもあったのですが、なんだかくつろげずに、このLEDランタンを主に使っていました。
行水にも便利
停電で給湯器が使えず、やかんで湯を沸かしてバケツにぬるま湯を作り、お風呂は行水で済ませました。このLEDランタンは防水・防塵設計で、風呂場でも大活躍。
ちなみに、バケツにかかっているのはユニフレームの「UFシェラカップ 900」です。体を流すとき、手桶として抜群の性能を発揮。“でかシェラカップ”の新たな用途を発見してしまいました。
モンベル 「パワーヘッドランプ」
家の中の移動に重宝したのは、キャンプでもおなじみのヘッドランプ。暗闇の家の中でも比較的安全に動けます。
このモンベルの製品「パワーヘッドランプ」は、明るさ200ルーメン、視野角の広い高輝度白色LED1灯と、20ルーメンの電球色LED2灯を装備。単4電池3本で稼働します。
充電式のヘッドランプも簡便ですが、電源のあてがない時に困ることも。乾電池式ヘッドランプの信頼性を再認識しました。
階段やトイレに重宝
とくに、真っ暗な階段の足元を照らすことができたのは安心でした。トイレの中でも両手が空きます。
ゆらぎモードが心地良い、スノーピーク「たねほおずき」
いつもはテント内の照明に使っている「たねほおずき」。電球色LEDの穏やかな明かりは、ろうそくの炎のようなゆらぎモードを搭載。情報が少なく不安が募る夜に、ほのかに揺れる光があるだけで安らぎました。
単4アルカリ乾電池3本使用、「HI」の連続点灯時間は約60時間、「LOW」で約100時間。電池さえあれば使えるライト、1つは備えがあったほうがいいなあと痛感。
マグネットで固定できる
ループ先端のマグネットで設置可能。キッチンでは換気扇のフードに下げて画像のように使っていました。
1つ目でご紹介した「キャリー・ザ・サン」では、こういった配置は難しかったので、非常に助かりました。
② 頼れる高性能保冷剤
さすがはロゴス「倍速凍結 氷点下パック」
主婦として、停電で心配なのはやはり冷蔵庫。凍結するまでやや時間がかかるロゴスの「倍速凍結 氷点下パックXL」は、キャンプに備えて冷凍庫に入れっぱなし。これがいい仕事をしてくれました。
電気の復旧を待つ間、コンビニを駆け回ってどうにか手に入れた板氷を冷凍庫に補充し封印。筆者の地域は停電4日目という早いうちに復旧しましたが、その間、冷凍庫の中身も氷点下パックもギリギリ0℃を保っていました。今後の為にも、氷点下パックと板氷は常備しています。
③ 傍にはレインウェア
モンベル 「サンダーパス ジャケット」
「警戒レベル3(避難準備)」や「警戒レベル4(避難勧告・避難指示)」が発令されたら、これを着て出よう。そう思いながら市の防災無線を聴いていました。
強い風で傘は役に立たず、ポンチョやレインコートでは煽られそう。街灯の消えた暗闇の移動を考えると、身体に沿う上下セパレートタイプのレインウェアが動きやすく適しています。透湿防水素材使用で蒸れも少ないことは雨キャンプの撤収で実証済み。
※警戒レベル1〜5について、内閣府のまとめはこちら