【プロに聞く】後悔しないために知っておきたい、中古ジムニーを選ぶコツとは?

2019/10/15 更新

キャンパーに人気の名車“ジムニー”。新しいモデルが発売されて話題になったのはまだ記憶に新しいところですが、旧モデルも未だに熱い支持を受けています。今回はその中から「JA22型」と「JB23型」に焦点を当てて、中古ジムニー購入のコツをご紹介!


アイキャッチ・記事中画像撮影:宮前一喜

ジムニーを失敗なく選ぶポイントが知りたい


新車に比べてリーズナブルな中古車とはいえ、決して安い買い物ではないクルマ。購入する上でどうしても避けたいのがエンジントラブルなどの故障です。

お気に入りのクルマを買ったは良いけど、修理費が嵩みすぎて……と後悔しないためにも、まずは専門店に相談してみるのがベター。

そこで今回キャンパーに人気のジムニーに焦点を当てて、購入時のチェックポイントをその道のプロに伺いました。今回、指南してくれた石塚義彦さんは来年で創業30周年を迎えるという歴史ある「ジムニー工房」の代表。

コンディションのいい車両はもちろん、エンジンやミッションをオーバーホールし、自信を持って販売できる車両のみを取り扱っています。


カスタムなどにも定評があり、愛車の主治医として末長く面倒を見てくれる心強い存在です。

また本取材中もジムニー目当てのお客様が来店後すぐに成約しており、中古車両の動きが早いのも信頼が置けるショップである証拠。そんな石塚さんにジムニーの魅力とオススメモデルを伺ってみました。

プロが教えてくれた、ジムニーの人気モデル


ジムニーは、軽自動車規格の小型でありながらも本格オフローダーとしてのタフな作りと走りを実現。1970年に初めて登場し、約半世紀にも渡り作られてきた歴史のあるクルマです。

中古車市場でも人気の絶えないモデルとして知られています。もちろん、高年式になるにつれ、進化を遂げているのは当然ですが「オールドスタイルのジムニーに乗りたい!」という人も多いのだとか。

オススメは「JA22型」か「JB23型」

ジムニーが欲しくて来店する人のほとんどが丸型ヘッドライトのいわゆる2代目のモデルを探されていますね。そんな方には1995年以降のJA22型をオススメしています。

それ以前のモデルは、特にオフロード車として人気のあるJA11型などがありますが、個体数自体もかなり減っていますし、もともとヘビーユース車なのでコンディションもいまいちな個体が多いです。

年式にさほどこだわりがないようであれば、3代目となる1998年以降のJB23型がオススメ。街乗りはもちろん、アウトドアフィールドでも快適に乗ることができるジムニーだと思いますよ。

長年、自動車業界に身を置きジムニーを知り尽くす石塚さんがオススメするJA22型JB23型について、購入時にチェックすべきポイントを聞いてみました。

オールドスタイルが楽しめる「JA22型」のチェックポイント

丸型ヘッドライトを継承する2代目ジムニーの中でも後期に属するJA22型。

チェックポイント①  ボディのサビ

古い車両はボディの傷みが大敵です。サビが目立つものは極力避けてください。

最近ではオールペン(=全塗装)している車両も多いので少々わかりづらいですが、エンジンルームの内側の端部分や前後フェンダーの裏側などをチェックすると良いと思います。

ジムニー工房では必要な箇所はサビ部分を取り除き、鉄板を当てて修理します。よっぽどサビが酷いものは販売しません。

チェックポイント② サスペンションなどの足回りの劣化

少し見づらいですがハンドルを切ると足回りのサスペンションなどを見ることができます。

直接外気に触れ、雨なども跳ね上がる部分ですので特に劣化も激しい箇所です。サビが酷いものは交換することで乗り心地も随分と変わります。

チェックポイント③ 内装のコンディション

常に人が乗り降りするためシートもダメージが多い箇所のひとつです。シートカバーなどがしっかりと装備されていれば安心ですね。

また、天井の内張などもチェックすると良いでしょう。室内のコンディションが悪いと心地よいものではありませんからね。

チェックポイント④ ウィンドウがスムーズに開閉できるか

内部にサビがあったりすると開けづらくなるので、細かなことですがスムーズに開閉できるかチェックしましょう。意外とジムニーの古いモデルにありがちなトラブルでもあるんです。

チェックポイント⑤ ヘッドライトは新しいものへ

古いモデルのヘッドライトは球切れしてしまったときに電球だけ換えることができないため、修理代も高くつきます。

今だとLED球だけを取り替えれば済むヘッドライトもありますし、なんせ明るくて夜間走行も安全です。最初にユニットごと変えてしまうのが良いかもしれません!

さて、次はもうひとつのオススメでもある「JB23型」についてのチェックポイントを伺いました。

快適性に優れた「JB23型」のチェックポイント


1998年にフルモデルチェンジをした3代目のJB23型。オートマチック車であれば3速から4速へと改良され、街乗りでも快適な走りを実現させたより現代的に進化したモデル。もちろんタフさは健在です。

チェックポイント① まずはボディのコンディション

JA型に比べて高年式であるためまだまだボディのサビなどの心配はありませんが、タフに走るクルマなのでダメージがないかチェックします。

オールペンしてあっても、なかには丁寧に仕上げられていない車両もあるのでチェックしてください。ジムニー工房ではオールペンもガラスを外して隅々まで塗装します。

チェックポイント② ヘッドライトの黄ばみ

ライトの熱や紫外線によって経年劣化が現れるヘッドライトのケース。

エンジンなどの機関系に直接関係しないものの、ケースの表面が黄ばんでいるとあまり見た目が美しいものではありません。磨いてコーティングすればピカピカに蘇りますよ。

チェックポイント③ シートカバーもインテリアを美しく保つ道具

標準装備のファブリックシートはどうしても汚れや経年劣化が目立ってしまうもの。

専用のシートカバーが装備された清潔感のあるインテリアということは、前オーナーがいかに大切に乗ってきたかを知る重要ポイントです。

チェックポイント④ マメに整備されていたかを知るエンジンルーム内

プロであればボンネットを開けエンジンルームを見れば、ある程度どのように扱われてきたかを想像することができます。個人的な主観もありますが、人の手が入れられた形跡もなく、サビや汚れが溜まっている状態のエンジンルームでは少々心配です。

クルマのもっとも重要な心臓部ですから、マメにメンテナンスをしていることはコンディションを良好に保つ大きな要素です。

チェックポイント⑤ 足回りのカスタムが施されているか

オフロード車として人気のクルマですから、足周りなどガッチリとカスタムが施されている個体も多いのがジムニーの大きな特徴。

見た目のコンディションも重要ですが、どんなカスタムが施されて、どのように乗られていたかをプロに聞くのも良いでしょう。バランスの良いカスタムであれば問題ありませんが、過度なカスタムはクルマに負担がかかるものです。

まずはプロに相談するところから始めよう


信頼できる専門店で経験豊富なプロに相談することからクルマ選びは始まります。大切な存在になる一台、しっかり時間を掛けて後悔の無いようにしたいですね。

今回取材した「ジムニー工房」の詳細はこちら

株式会社アールブイ・ファクトリー ジムニー工房
住所:神奈川県川崎市高津区久地3-14-7
TEL:044-844-1680
メール:info@jimny.co.jp
営業時間:10:00〜20:00(定休日:木曜、イベント時は臨時休業)
ホームページはこちら


関連する記事

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
板倉 環

大手アパレルショップ勤務後、ファッション誌やカルチャー誌を中心に編集者としての経験を積み、現在はフリーランスで編集執筆業に勤しむ。釣り、酒、料理やクルマ、バイク、ギア系など男子の好きなモノが大好物。

アウトドアのすべてを、ひとつのアプリで。

150以上のアウトドアメディアの記事や動画、3万枚以上のみんなの写真も見られる!
アウトドアの「知りたい!」「行きたい!」がきっと見つかる!
お気に入りの記事や写真を集めて、スキマ時間に素早くチェック!