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【プロに聞く】後悔しないために知っておきたい、中古ジムニーを選ぶコツとは?(2ページ目)

プロが教えてくれた、ジムニーの人気モデル

ジムニー工房

ジムニーは、軽自動車規格の小型でありながらも本格オフローダーとしてのタフな作りと走りを実現。1970年に初めて登場し、約半世紀にも渡り作られてきた歴史のあるクルマです。

中古車市場でも人気の絶えないモデルとして知られています。もちろん、高年式になるにつれ、進化を遂げているのは当然ですが「オールドスタイルのジムニーに乗りたい!」という人も多いのだとか。

オススメは「JA22型」か「JB23型」

ジムニーJA22型 JB23型

ジムニーが欲しくて来店する人のほとんどが丸型ヘッドライトのいわゆる2代目のモデルを探されていますね。そんな方には1995年以降のJA22型をオススメしています。

それ以前のモデルは、特にオフロード車として人気のあるJA11型などがありますが、個体数自体もかなり減っていますし、もともとヘビーユース車なのでコンディションもいまいちな個体が多いです。

ジムニーJA22型 JB23型

年式にさほどこだわりがないようであれば、3代目となる1998年以降のJB23型がオススメ。街乗りはもちろん、アウトドアフィールドでも快適に乗ることができるジムニーだと思いますよ。

長年、自動車業界に身を置きジムニーを知り尽くす石塚さんがオススメするJA22型JB23型について、購入時にチェックすべきポイントを聞いてみました。

オールドスタイルが楽しめる「JA22型」のチェックポイント

ジムニーJA22型 JB23型
丸型ヘッドライトを継承する2代目ジムニーの中でも後期に属するJA22型。

チェックポイント①  ボディのサビ

ジムニーJA22型 JB23型

古い車両はボディの傷みが大敵です。サビが目立つものは極力避けてください。

ジムニーJA22型 JB23型ジムニーJA22型 JB23型

最近ではオールペン(=全塗装)している車両も多いので少々わかりづらいですが、エンジンルームの内側の端部分や前後フェンダーの裏側などをチェックすると良いと思います。

ジムニー工房では必要な箇所はサビ部分を取り除き、鉄板を当てて修理します。よっぽどサビが酷いものは販売しません。

チェックポイント② サスペンションなどの足回りの劣化

ジムニーJA22型 JB23型

少し見づらいですがハンドルを切ると足回りのサスペンションなどを見ることができます。

直接外気に触れ、雨なども跳ね上がる部分ですので特に劣化も激しい箇所です。サビが酷いものは交換することで乗り心地も随分と変わります。

チェックポイント③ 内装のコンディション

ジムニーJA22型 JB23型

常に人が乗り降りするためシートもダメージが多い箇所のひとつです。シートカバーなどがしっかりと装備されていれば安心ですね。

ジムニーJA22型 JB23型 天井

また、天井の内張などもチェックすると良いでしょう。室内のコンディションが悪いと心地よいものではありませんからね。

チェックポイント④ ウィンドウがスムーズに開閉できるか

ジムニー 窓ハンドル

内部にサビがあったりすると開けづらくなるので、細かなことですがスムーズに開閉できるかチェックしましょう。意外とジムニーの古いモデルにありがちなトラブルでもあるんです。

チェックポイント⑤ ヘッドライトは新しいものへ

ジムニーJA22型 JB23型 ヘッドライト

古いモデルのヘッドライトは球切れしてしまったときに電球だけ換えることができないため、修理代も高くつきます。

今だとLED球だけを取り替えれば済むヘッドライトもありますし、なんせ明るくて夜間走行も安全です。最初にユニットごと変えてしまうのが良いかもしれません!

さて、次はもうひとつのオススメでもある「JB23型」についてのチェックポイントを伺いました。

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