中身はこちら
ペグが12本、ロープが8本、自在金具が8個とテント本体です。説明書などは特に付いてないようです。
潔いくらいスッキリしています。このあたりが良コスパに結びついているのかもしれませんね。
ホントに簡単すぎた設営
収納袋から出して、留めバンドを外すと、自動的にテントが広がります。
すると……ここまでほんの5秒程度! 気付いたらもう自立したテントの形になっているという感じです。
まずテント底辺四隅をペグ打ち。それから上方の四隅、側面の4カ所をロープと自在金具を使いテンションをかけてペグダウンしていきます。これでもう設営完了です。
付属のペグは、今回の設営地では特に問題なく使用できました。
しかし先が尖っていないタイプなので、地面が固かったり砂利などの場合は刺さりにくいかもしれません。また、鉄のハンマーでおもいきり叩くと曲がってしまう恐れも。刺さりやすい場所では手で押し込むぐらいでもいいかもしれません。
収納袋から出す、留めバンドを外す、自動で広がる、ペグダウン、というとても簡単な工程です。初めてでも3分程度で設営できました。
説明書がなくても直感的に立てられます。Amazonレビューの設営の高評価が十分納得できました。
片づけも、慣れれば簡単
片付けもワンタッチ……であって欲しかったのですが、さすがにそうもいかないようです。
付属の説明書などは特にないので、片付け方を事前に確認しておくとよいでしょう。
Amazonの販売ページに片付け手順のイラストが掲載されていました。これはかなり役に立ちそうです。
手順イラストを参考にしながら、収納袋に収まる円形になるよう折りたたんでいきます。多少慣れが必要ですが、一人でもスムーズに片付けていくことができました。
ポイントはテントを二つ折りにして立ち上げた際、留めバンドを下側にしておくことです。
上側にして折りたたんでしまうと留めバンドが使えず、抑えていないとまた広がってしまうため収納しづらいです。
比較で分かった「よかった点」と「気になる点」
ムーンランスのテントを使用してよかった点と気になった点を、ポップアップテント界の有名どころと比較しながら紹介していきます。
こちらが今回の比較対象となる「QUECHUA(ケシュア) キャンプ ポップアップテント 2 SECONDS FRESH & BLACK -2人用」。さて、いろいろ比べてみましょう。
ファミリーにちょうどいい広さ
ムーンランスの広さは、幅200×奥行き280cmです。製品説明には4〜6人用となっていますが、実際は大人4人が座ってちょうどいいという広さでした。
大人4人が寝るとちょっとキツそう。大人2人、子ども2〜3人のファミリーなら余裕をもって使用できそうです。
ムーンランスの高さは130cmあり、小さい子どもであればテント内で立ち上がって遊ぶこともできるのではないでしょうか。
ケシュアの高さは最高部が98cmです。もちろん2人用なのでそのぶんコンパクトなのは当然ですが、こちらはテント上部が前方から後方に向けて徐々に低くなっている構造。
一方でムーンランスは傾斜がないので、幕内の印象は異なります。
広いメッシュ部分で通気性がいい
ムーンランスは前後、両側面にメッシュ部分があります。前後出入口のメッシュ部分は広く全面に及ぶため、通気性はバツグン。夏場には蚊帳としての使用にも向いてそうですね。
側面の窓は大小で分割されているので、細かい調節なども可能でした。
ケシュアのメッシュ部分は、前ドア上部に3分の1、後ろ上部に3分の1とやや控えめですが、ベンチレーションシステムが備わっているので通気性は問題ありません。
メッシュ部分の占める割合からみるとムーンランスの方がより開放的と言えそうです。春から夏場の使用にピッタリですね。