日本一周に連れて行ったキャンプ道具たち【小物編】
バイクのカブでキャンプをしながら日本一周を達成した回顧録。前回の「日本一周に連れて行ったキャンプ道具たち【大物編】」に引き続き、【小物編】をご紹介。
大物のテントやシュラフは無くてはならないマストなキャンプ道具たちでした。今回の小物たちは日本一周生活をより豊かにしてくれた存在です。
積載量が限られる「カブ」での日本一周だったので、ある程度コンパクト化にはこだわっていますが、最低限の荷物だけでは旅は豊かにならないと思っています。
なので完全に自分好みの雰囲気グッズも同行させましたよ。こちらもご紹介できれば。
日本一周中に連れて行った相棒ギア16種
ほとんどが普段のキャンプでも愛用していたギアたちが中心。ですがいくつか今回の旅用に買い足したものも。
見返してみると、「もっと軽量化できたな~」や「実際これ、そんな使わなかったな……」などお恥ずかしい点もありますが、優しい目線でご覧ください!
PRIMUSのクッカー「ライテックケトル&パン」
こちらのコッヘルは、ほぼ「毎日」使っていたTHE 相棒。約1Lほどの容量があり、蓋は小さなフライパンにもなるので大概の調理はこれひとつで済んでしまいました。
コッヘルの内側はテフロン加工になっていて焦げ付きにくく、毎日ご飯を炊いたり炒め物をしていましたね。白米なら約2号強ぐらいまで炊くことができるので、いつも多めに炊いて、余ったご飯はおにぎりにして行動食にしていました。
PRIMUS ライテックトレックケトル&パン
INOUTのシェラカップ
容量480ccの深さがある深型のシェラカップ(ロッキーカップ)は、多岐に活躍してくれました。湧水を汲んだり、お湯を沸かしたり、炒め物も十分でき、丼ぶりの器としても大活躍。
この深型タイプは、一度使ったら通常のシェラカップに戻れなくなる、そんな中毒性がありますよ!
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ブッシュクラフトの「焚き火フライパン」
長旅をしていると、たまには焚火を使って豪快にお肉を焼きたい時もあるんです。そんな時にこの焚き火フライパンを使っていました。
フライパンのハンドル部分は現地の木材から調達するというワイルド仕様。それがなんだかサバイバルらしさがあり、「あぁ野営してる」という感じがして、また最高なんです。
ハンドル部分がないことで収納は楽々。それでも少々重い(505g)ですが、キャンプをしながらの日本一周がテーマだったので、サバイバル感を演出するのにマッチするキャンプ道具でした。
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PRIMUSの「ウルトラバーナー」
超コンパクトな軽量ボディでありながら、熱量3600kcal/hと圧倒的なパワーで私を支えてくれたバーナー。四本の五徳でコッヘルも安心してのせられます。
日本一周中ほぼ毎日使っていたと思います。調理はもちろんですが、冬はこのバーナーの温かさで何度も助けられました……。
一点だけ、後悔したのが「風防」を持って行かなかったこと。ご飯を炊くときに「弱火」にする工程があるんですが、外だと風防が無いといつの間に火が消えていることが多々ありました。弱火で使う時はセットで風防も持っておくといいかもしれません。
先ほど紹介した、PRIMUSのコッヘルにガス缶ごとすっぽり入るので、荷物のコンパクト化にも大変役立ちました。
PRIMUS ウルトラバーナー
SOTOの「スライドガストーチ」
貴重品を入れていたサコッシュに、いつも一緒に入れていたスライドガストーチ。1つは持っている、という人も多い超人気アイテムですよね。
コンパクト性に加えて、風に強いターボ式の火を出してくれるので野外でとても重宝しました。今ではこのトーチが無いキャンプは考えられません。今回、OD缶仕様のバーナーを使っていたので、燃料を統一するためにガスの充てんは専用アダプターを利用していました。
SOTO スライドガストーチ
ソト(SOTO) 充てん用アダプター フィルアダプター SOD-450
ナイフは、BUCK110
このナイフはキャンプの師匠(父親)から譲り受けた20年選手物! 旅のお守りのように持っていきました。
切れ味抜群で、適度な重量があるので色んな物を切っていても安定感が違います。このナイフひとつでブッシュクラフトから、魚捌き、野菜や肉を切ったり万能な活躍をしてくれました。
ナイフ BUCK110
GoStak(ゴースタック)の3段スパイスケース
今回の日本一周のために購入したのがこちらの調味料入れ。3段スパイスケースの中身は、塩、鶏がらスープの素、そして宮崎ではおなじみの魔法のスパイス「マキシマム」。個人的に大好きで、キャンプには常に持っていく必須調味料です。
このちょうどいいサイズがお気に入り。多すぎても少なすぎても不都合が生じる今回の旅にはもってこいのケースでした。
GENTOSのLEDランタン「EX-1977IS」
毎日テント内や、外に出るときなどに使っていたLEDランタン。コンパクトながら100ルーメンと高出力でソロテントには十分な明るさでした。
テント天井に吊り下げるためのフックもついていたり、カバーを外して通常の懐中電灯のような用途にも使えたのでけっこう万能。
乾電池仕様なので旅中の充電問題も軽々クリアしてくれた良き相棒です。今は高機能なLEDランタンが数多く販売されていますが、テント周りの用途であればこれで十分。
BLACK DIAMONDのヘッドライト
夜や早朝のテント設営撤収、早朝山登りなどに大活躍してくれたこちらのヘッドライト。
300ルーメンという明るさと、防水性のIPX8(最高基準)で怖いもの知らずです。明るさも細かく調整できたりするので、手元を照らしたときに眩しすぎるなんて事もないですよ!
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) スポット BD81053 300ルーメン
変化球的なライト「ルミヌードル」
遊び道具のような感覚で持っていった、ロープ型のLEDライト「ルミヌードル」。自由度の高い使い方と、驚異的な明るさで広範囲を照らしてくれます。
ある程度の明かりはLEDランタンとヘッドライトでまかなえたので、使用頻度は少な目。このLEDライトはUSBで給電するタイプで、バッテリー問題もシビアだったこともあり、外で読書したい時など「ここぞ」という時に使っていました。
ルミヌードル The Original 1.5m
COLEMANのルミエールランタン
雰囲気重視で持って行ったのですが、なんと使用回数はたったの2回! 普段のキャンプではヘビーユースなのですが、日本一周中はめったに使いませんでした。
じゃあその2回ってどんな時? と記憶を探ると、めちゃくちゃ疲れているときや、辛い経験をした時。きっと使った時は何か「癒し」を求めていたんだと思います。ふとした瞬間に癒しをくれる優しい相棒です。そう思うとLEDの存在感が増していることを改めて感じました。
コールマン ランタン ルミエールランタン
RAVpowerのソーラーチャージャー
「ソーラーチャージャー最高!」その一言に尽きます。旅を経て、長期キャンプではソーラーチャージャーは必須アイテムだと強く実感しました。
しっかり日が差している晴天時なら、通常の充電器よりも早くスマホが充電できることも。しかし、このソーラーチャージャー自体には蓄電はできないので、ぜひバッテリー付きのモデルも販売してほしいですね。
RAVPower ソーラーチャージャー ソーラー充電器 16W 2ポート
ADIRONDACKのマイクロチェア
このスツールがあるだけで快適度が全然違いました。
愛用のキャンプチェアと組み合わせて、足を乗っけるだけで足の疲れがスーッと消えたり、座面に張りがあるので、ちょっとしたサイドテーブルになったりと万能です。
似たようなチェアはたくさんありますが、ADIRONDACKのマイクロチェアは547gと軽量。サクッと出せるので毎日使ってもストレスフリーでした。
アディロンダック マイクロチェア
タフケットの超コンパクトレジャーシート
手のひらサイズですが、下の写真のようにこんなに大きなシートになるんです。
テント設営時の物置として使ったり、思いがけず旅先で見ることができた花火大会の時にも活躍してくれました。
バックパックに一つ忍ばせておくだけで「いざ」という時に安心! 撥水加工もしてあるので、ガシガシ使ったアイテムの1つです。
野鳥の会の長靴
雨の日のバイクや、雪の日の行動に使っていた長靴。キャンパー人気の高い「野鳥の会」の長靴ですが、この一番の特徴は何と言ってもコンパクトさ。
こんなにコンパクトになるので、今回の旅にも連れて行くことができました。カラーリングも渋くてお気に入りの逸品です。
野鳥の会 バードウォッチング長靴
THERMOSの缶クーラー
お酒が好きな私として絶対に外せなかったのが、保冷缶クーラー。かれこれ何種類もの缶クーラーを試してきましたが、さすがはサーモス。保冷力も軽量さもバツグンで、個人的にこれがNo.1。
ちなみに「保温力」もケタ違いで、ホットコーヒーも長時間保温してくれます。
日本一周に華を添えてくれたキャンプ道具たち
たくさんあるキャンプ道具の中から、選び抜いた相棒たち。もちろん不便なポイントもありますが、色んなギアが集まることで不便さをカバーしてくれました。今後も大切に使って、10年選手、20年選手に育てていこうと思います。
今回の記事を区切りに「日本一周」のシリーズは終わりますが、私のアウトドアライフはまだまだこれからです。それでは皆様、素敵なキャンプライフを!
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記事冒頭でお話しした旅にマストなキャンプ道具たち【大物編】はこちらからご覧ください!