【費用は0円】ただの新聞紙でつくれる「紙薪」がまさに神アイテムだった

2018/10/12 更新

【警視庁警備部災害対策課】ツイッターの指南ワザ第3弾は、新聞紙で作る「紙薪」!紙なのに火持ちバツグン、高火力、しかもタダ!粘土細工感覚でカンタンに作れます。もう高価な着火グッズは不要かも……?!


アイキャッチ画像・記事中画像提供:デザインスタジオ アトリエばく

実証・これは使える!ハイスペックな新聞紙の薪

焚火台の上の新聞薪5個
非常時に使えるアイデアが満載の「警視庁警備部災害対策課のツイッター」。数々の指南の中から、今回は新聞紙が材料の「紙薪」を作ってみた実証実験をレポート!

新聞紙って、焚きつけに使うとすぐ燃え尽きるイメージですが、それが薪になるってどういうこと?

警視庁警備部災害対策課ツイッターのやり方に従って、新聞紙で薪を作り、実際にキャンプの火熾しに使ってみることにしました。

火持ちの良さと高火力にビックリ

新聞薪、焚火台、飯盒、火吹き竹を吹く人
結論から言ってしまいますが、この紙薪は素晴らしい実力を持っているということを、まず読者の皆さんにお伝えしておきます!!

さて、作る工程は水に濡らしてギュッと形作ったあと、カラカラに乾かすというシンプルなもの。それだけで優秀な着火剤に変身してくれるんです。

材料は1日分の新聞紙

新聞薪の材料、新聞、バケツ、水、丸棒、ラップ
用意するものは、新聞紙1日分、水、丸棒、ラップ。糊もハサミも不要!

作り方はとても簡単、粘土細工感覚でできちゃいます。


作り方① 新聞紙をちぎって濡らす

細かくしてバケツの水へ

新聞紙をちぎってバケツに入れる
新聞紙をちぎってバケツの水に浸けます。できるだけ細かい方が、あとで形を作る時にうまくいきます。紙吹雪程度まで細かくできればベスト。

ひたすらビリビリ破くのが結構快感です。

丸棒にラップを巻いておく

丸棒にラップを巻く
紙薪がスルッと抜けるように、あらかじめ丸棒にラップを巻きました。表面の滑らかな金属やプラスチック製の棒なら不要です。

新聞紙に水が浸みたら、薪の形を作っていきます。

作り方② 新聞紙を丸棒につける

絞りながら丸棒にペタペタ

新聞を棒にくっつける
新聞紙を手ですくって棒に押し当て、絞りながら巻きつけていきます。

新聞薪、巻き終わり
両手で強く握って水分を絞り、丸棒から抜きます。まるで、きりたんぽや五平餅を作っているような気分。

さて、あとはしっかり乾かすだけです。

作り方③ 乾燥させる

新聞1日分でこれだけできた

新聞薪5個、完成
1日分の新聞紙で、高さ約8cm、直径約5cmの紙薪が5個できました。

中まで完全に乾くのに5日ほどかかったので、キャンプに持っていく場合は、前もって作り貯めておいた方が良さそうです。

それでは、実際にキャンプで使ってみた模様をレポートします!

キャンプで使ってみた

さぁさぁ、いよいよ着火!

焚火台の上の新聞薪に点火
キャンプ場でコンテナから取り出します。ぎゅっと固めてあるせいか、崩れたりはありませんでした。かなりしっかりしている印象です。

焚火台の上に乗せてライターで点火。10秒ほどですぐに火がつき、静かに燃え広がっていきます。風が吹いても消えず、かえって火の勢いが増している気がします。これは期待が持てそう!



燃え始める新聞薪3個
焚火台の中に移し、さらに燃焼させます。紙薪を縦にすると、煙突効果で力強く燃え始めました! 空気穴があることで、さらに火が熾りやすくなっているんですね。

木の薪をくべる

新聞薪。細い薪をくべる
紙薪3個に火が回るまで約5分、まるで炭火のように赤々と燃えています。炎が安定したので、細く割った薪からくべていきます。

※燃焼時間は条件によって変わります

焚火台の上のヤカン、薪をくべる人
ここまでくればもう安心。焚火台で普通に調理ができる状態になるまで、ものの7〜8分でした! 今まで焚火の着火に苦心してきたのが嘘のよう。紙薪3個でパパッと完了してしまいました。

少々かさばりますが、軽いし1回に使うのが2〜3個ですから、そんなに場所ふさぎにはならないでしょう。次は、BBQ用の炭火の着火剤としても使えるか試してみようと思います。

なんとも不思議な塊、紙薪

紙薪を持つ手
濡れた本などをそのまま乾かしたら、ページどうしがくっついてしまった経験はありませんか? 紙薪にも、濡らして乾かすと1つにまとまる性質が活かされています。

そのままの新聞紙が焚きつけとして今イチなのは、すぐに燃え尽き、ペラッと1枚になった灰が邪魔して空気の流れを止めてしまうから。中心に穴を開けた紙薪なら、空気の通りもよく、バッチリ燃焼! 固めてあるから火持ちも◎というわけなのです。

▼警視庁警備部災害対策課・紙薪の作り方:詳しくはこちら

軽量で高火力、作るのカンタン、しかもタダ!

新聞薪、焚火台、ヤカン、イイネ!
キャンプに便利な手作り品をいろいろご紹介してきましたが、断然イチ押しはこれ! 「火熾しの苦労が楽しみに変わりますよ。特にビギナーの方はぜひ導入をオススメします!」と、キャンプでいつも着火を担当するスタッフ(家族)のお墨付きです。

童心に帰って、お子さんと新聞ビリビリ、棒にペタペタをやってみては?

「警視庁警備部災害対策課」から教えてもらったアウトドア知識

今回の「紙薪」以外にもたくさんのノウハウがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

What a excellent igniter, made of newspaper!

新聞紙の薪、スペック抜群!


関 美奈子の記事はこちら


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新聞紙の薪、焚火台
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関美奈子

ガールスカウトがきっかけで、キャンプが大好きになりました。ソロ、グループ、子育てキャンプを経て、今は夫婦で気ままなデュオキャンプを満喫中。夏は高原、冬は南の海辺へと“たためる別荘”を担いで漂泊する日々。 Instagramアカウント:@minako_seki_atelierbaku

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