焚火台の中に移し、さらに燃焼させます。紙薪を縦にすると、煙突効果で力強く燃え始めました! 空気穴があることで、さらに火が熾りやすくなっているんですね。
木の薪をくべる
紙薪3個に火が回るまで約5分、まるで炭火のように赤々と燃えています。炎が安定したので、細く割った薪からくべていきます。
※燃焼時間は条件によって変わります
ここまでくればもう安心。焚火台で普通に調理ができる状態になるまで、ものの7〜8分でした! 今まで焚火の着火に苦心してきたのが嘘のよう。紙薪3個でパパッと完了してしまいました。
少々かさばりますが、軽いし1回に使うのが2〜3個ですから、そんなに場所ふさぎにはならないでしょう。次は、BBQ用の炭火の着火剤としても使えるか試してみようと思います。
なんとも不思議な塊、紙薪
濡れた本などをそのまま乾かしたら、ページどうしがくっついてしまった経験はありませんか? 紙薪にも、濡らして乾かすと1つにまとまる性質が活かされています。
そのままの新聞紙が焚きつけとして今イチなのは、すぐに燃え尽き、ペラッと1枚になった灰が邪魔して空気の流れを止めてしまうから。中心に穴を開けた紙薪なら、空気の通りもよく、バッチリ燃焼! 固めてあるから火持ちも◎というわけなのです。
▼警視庁警備部災害対策課・紙薪の作り方:詳しくはこちら
軽量で高火力、作るのカンタン、しかもタダ!
キャンプに便利な手作り品をいろいろご紹介してきましたが、断然イチ押しはこれ! 「火熾しの苦労が楽しみに変わりますよ。特にビギナーの方はぜひ導入をオススメします!」と、キャンプでいつも着火を担当するスタッフ(家族)のお墨付きです。
童心に帰って、お子さんと新聞ビリビリ、棒にペタペタをやってみては?
「警視庁警備部災害対策課」から教えてもらったアウトドア知識
今回の「紙薪」以外にもたくさんのノウハウがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
What a excellent igniter, made of newspaper!
新聞紙の薪、スペック抜群!