「腕時計なのに”ツナ缶”?」異名をもつセイコーダイバーズウォッチの謎に迫る!

2018/09/25 更新

セイコーの腕時計の中でも通称「ツナ缶」と呼ばれるダイバーズが人気です。「外胴」という他では見られない独特な形状が長らく支持され続けています。まるで腕にツナの缶詰をのせているかのようにゴツくて、デカくて、タフな腕時計の秘密に迫ってみましょう!


アイキャッチ画像撮影:編集部

腕時計なのになぜツナ缶?

撮影:編集部
「ツナ缶」と呼ばれるゴツい腕時計があります。もちろん本当の名前は違います。しかし、いつしかそう呼ばれるように。

なぜ? という疑問を抱きますよね。さっそく、その謎をひもといてみましょう!

セイコーが誇るダイバーズの愛称

撮影:編集部
セイコーのダイバーズウォッチ「プロスペックス」には、まるでツナの缶詰のように見えるタイプの腕時計があります。だから“ツナ缶”と呼ばれているのです。

代表的なラインは本格ダイバーズウォッチの「マリーンマスター」、より一般向けのレンジである「ダイバースキューバ」などがあります。

確かにツナ缶と似ている!

撮影:編集部
では、実際にどのくらいホンモノのツナ缶と似ているのか比べてみましょう。「プロスペックス・マリーンマスター」と実際のツナ缶を並べてみると、確かに分厚くて、ずん胴なシルエットがよく似ています。ツナ缶と呼ばれるのもなるほど納得です。

出典:SEIKO
本家セイコーもシャレの分かる素晴らしい会社で、過去のエイプリルフールにはあだ名に乗っかってこんなビジュアルも作ったことも。ノリノリですね。

いかにツナ缶という愛称が浸透しているかを物語るエピソードでもあります。それでは、この個性派時計の特徴をみていきましょう!


歴史は古く、最初は海外でツナ缶と呼ばれ始めた

南極観測隊越冬隊員
出典:SEIKO
この腕時計は海外で先に人気に火がつき”TUNA”と呼ばれ始めました。その証拠に「SEIKO TUNA」と検索すれば海外の時計自慢たちがわんさか出てきます。その後、日本でも後追い的に評価が高まっていったのです。

歴史は意外と古く、1975年にいわゆるツナ缶フォルムをまとった最初のモデルが完成しました。その実力は南極観測隊越冬隊員の装備品にも採用されるほど。

初期モデル発売から約40年経っているにも関わらず、デザイン変更がほぼされていないということからも、完成度の高さが分かりますね。

特徴をチェック!

セイコー ツナ缶
出典:SEIKO
それではいったいツナ缶がいったいどういう腕時計なのか、その特徴を見ていきましょう。

見た目の最大の特徴は“外胴”!

撮影:編集部
ツナ缶に見える外側の筒状の部分のことを「外胴」といい、時計本体を衝撃から守るプロテクターの役割を果たしています。

そして、時計本体と外胴は一体型ではなく別パーツになっています。缶詰が中身を保護しているのと同じようにとても堅牢な仕上げになっているので、キャンプなどのアウトドアシーンでも実力を発揮してくれます。

ボディカラーがシルバーであることがツナ缶の条件ではありません。ブラックでもゴールドでも、外胴モデルであればツナ缶と呼ばれます。

加水分解しないベルトだから長く使える

撮影:編集部
デザインはほとんど変わっていないツナ缶ですが、細かな仕様変更は時代やシーン、使い手に合わせて着々となされています。そのうちの一つにベルトがあります。

現行モデルのベルトは、従来の加水分解(べたついたり、もろくなったり)するポリウレタンベルトから、そうならないシリコンベルトへと変更されています。やわらかくて腕馴染みがいいのもシリコンベルトの特徴です。

丸っこいドーム型風防が雰囲気アリ

撮影:編集部
文字盤部分を保護してくれるガラスを「風防」といいます。ツナ缶のはかなりカーブがついたドーム型風防です。

深く潜水したときの水圧に耐えるためで、普段の生活ではあまり活躍の場はありませんが、逆回転防止ベゼル同様こうした本物志向のディテールはまさにキャンパー好みといえるでしょう。

インデックスが超明るい!

撮影:編集部
時計の針とインデックスに塗られたルミブライトの発光力は特筆もの。暗闇に包まれるキャンプサイトでも時刻をはっきり確認することができます。

夜、真っ暗なテント内でふと目を覚まして「いま何時だろう?」と確認したいときなどに重宝します。

ボリュームたっぷりのデカさ

セイコー ツナ缶
出典:SEIKO
デカくてごついのがツナ缶の魅力。何せ腕にツナ缶をのせているイメージですからね。

スタンダードで比較的小ぶりなモデル「SBBN033」でも厚さ14.7㎜、ケース径は47.7㎜あります。重さはずっしり125g。好き嫌いはあるでしょうが、とにかく強い個性のある、インパクト大な腕時計であることは間違いありません。

注目ツナ缶ピックアップ

外胴によってしっかり保護され、丈夫なツナ缶はアウトドア派にとってのベストウォッチ!

そんなツナ缶ですが、ラインナップが豊富なのも特徴です。スペックだけでなく色や使用目的、そして金額と自分のスタイルに合った一本を選んでみてください。

スタンダードな銀色ツナ缶

出典:楽天
ツナ缶シリーズの定番、シルバーは押さえておきたい一本。やっぱり本物のツナ缶に最も近い色ですからね。

光沢あるポリッシュと、落ち着いたサテンを組み合わせたシルバーは文字盤の黒を際立たせ、シンプルでありながらこれ以上ない存在感をアピール! ベーシックなモデルとはいえ300m防水と確かなスペックを誇ります。
ITEM
SEIKO PROSPEX MARINE MASTER SBBN033
●ケース:ステンレス
●ガラス:デュアルカーブガラス
●駆動方式:電池式クオーツ
●バンド:シリコン
●ケースサイズ:厚さ 14.7×横 47.7×縦 47.7mm
●防水:300m飽和潜水用防水
●重量:125g

黒いのは「ニンジャ・ツナ」とも

出典:楽天
黒で統一されたツナ缶は「ニンジャ・ツナ(Ninja Tuna)」とも呼ばれる一本。いかにも海外的発想のネーミングですね。

ブラックとホワイトのみで構成された腕時計はシルバーと比べてどこかシャープな印象。男っぽさを求めるならコチラもばっちり候補に入ってくるでしょう。
ITEM
SEIKO PROSPEX MARINE MASTER SBBN035
●ケース:縁 ステンレス、胴 ステンレス(ダイヤシールド)、裏ぶた ステンレス
●ガラス:デュアルカーブガラス
●駆動方式:電池式クオーツ
●バンド:シリコン
●ケースサイズ:厚さ 14.7×横 47.7×縦 47.7mm
●防水:300m飽和潜水用防水
●重量:125g

実物を見ないで購入しましたが、予想通りいい感じです。
黒が精彩で唯一無二の存在感があります。ロレックスのサブマリーナも持っておりますが、並べても全然ひけをとらないです。値段は全然違いますが、価格以上の存在感があります。日本製のダイバーの中では海外の時計とも勝負できる数少ない時計だと思います。


ハイエンドは自動巻き&チタン

セイコー プロスペック SBDX014
出典:SEIKO
ツナ缶の上位機種である「SBDX014」は、30万越えという貫禄のお値段。しかし、ツナ缶50年の集大成と言われているだけに、納得させてくれるだけのスペックを備えています。

自動巻きで、ボディにはチタンを採用。さらに1,000m防水という充実ぶり。そのぶんケース径もさらに大きく、なんと52㎜を超えるというド迫力です! ピンクゴールドの外胴にも高級感が漂います。
ITEM
SEIKO PROSPEX Marine Master Professional SBDX014
●ケース:縁 チタン、胴 チタン、裏ぶた チタン
●ガラス:サファイヤガラス
●駆動方式:メカニカル自動巻き(手巻きつき)
●バンド:シリコン
●ケースサイズ:厚さ 17.2×横 53.5×縦 52.4mm
●防水:1000m飽和潜水用防水
●重量:158g

アンダー5万のモデルも続々登場

出典:楽天
他にはない個性で魅了するツナ缶ですが、「やっぱりちょっと高くて……」という人もいることでしょう。

最大の特徴である外胴をしっかり備えながらも、手の出しやすい価格でリリースされているツナ缶もあるんです。ケース厚はちょっと薄くなりますが、まずはこちらから入ってみるのもアリでしょう!

ミニツナ缶なら値ごろ感あり!

セイコー ミニツナ缶
出典:楽天
ケース厚が12.1㎜と、本家とくらべて2㎜ほど薄くなっているこの「ダイバースキューバ」は5万円以下で手に入れることができます。

元ビームスのクリエイティブディレクターである梶原由景氏が手掛けただけあって、タウンユースにもマッチしたデザインに仕上げられています。

もちろん日常生活には十分すぎるほどのスペックを誇ります。200m防水、ムーブメントはソーラーと申し分ありません。
ITEM
SEIKO PROSPEX DIVER SCUBA LOWERCASE SBDN045
●ケース:ステンレス
●ガラス:カーブガラス
●駆動方式:電池式クオーツ
●バンド:シリコン
●ケースサイズ:厚さ 12.1×横 45.5×縦 45.5mm
●防水:200m潜水用防水
●重量:91g

以前からSBDN045が気になっており、思い切って購入しました。黒のケースにブルーのベゼルがアクセントになっており、とてもかっこいいです!この完成度でこの価格は本当に驚きです。スーツスタイルのハズしとしても使えそうです!


デジツナ缶なら3万円台

セイコー デジツナ缶
出典:楽天
なんと、ツナ缶のデジタル版モデルも登場! この通称「デジツナ缶」は重さが約80gと、本家に比べてぐっと軽くなっているのでタウンユースでもライトに使える一本です。

もちろん耐衝撃性を高める外胴は健在。20mの防水性を備えています。
ITEM
SEIKO PROSPEX FIELDMASTER LOWERCASE SBEP003
●ケース:ステンレス
●ガラス:ハードレックス
●駆動方式:ソーラー
●バンド:シリコン
●ケースサイズ:約厚さ 14×横 49×縦 50mm
●防水:20気圧防水
●重量:約80g

赤青のベゼルは派手かと思いましたが、落ち着いた色で黒の本体に対し浮いた感じはありません。
分針代わりの目盛りがあり、コインランドリー等で38分後といった場合、タイマーでも、ストップウォッチでもなく、ベゼルをグルっと回せばいいのは気楽さがあります。余談ですが、バックライトの点灯は単純に振動に反応しているようで、スナップを効かせて手首を振っても点灯します。



続いては「自分だけのツナ缶」をつくる方法です!


カスタムも楽しい

オリジナルツナ缶
撮影:編集部
ベルトをNATOタイプに変更して楽しむのもいいでしょう。アウトドアになじみやすい自分好みのベルトに付け替えるだけで、オリジナルツナ缶の完成です。

ベルト交換は難しいと思っているあなた! 交換に必要な用具と交換方法について以下で順を追って説明していますので、ぜひ挑戦してみてください。

バネ棒外しと、新たなベルトを用意

NATOベルトと調ドラ
撮影:編集部
まず始めに交換用の工具とベルトを準備しましょう。「バネ棒外し」と呼ばれる工具はベルト交換の必需品です。
ITEM
バネ棒外し
●腕時計のバンド交換の工具、バネ棒外しです。
※多少のキズや汚れがある場合があります。

時計のバンドを初めてですが自分で交換するために購入しました。とりあえず安く購入でき、取り外し、取り付けにも問題なく使用できました。絶対、お買い得商品だと思います!


ラグ横の穴を押して、シリコンベルトを外す

ベルト横のネジ
撮影:編集部
では、早速ベルト交換をしてみましょう。

まずはバネ棒外しを使ってラグの横にある穴を押して、ストラップを固定していたバネ棒を外します。バネ棒はとても小さな部品なので、くれぐれもなくさないように気をつけましょう。

撮影:編集部
バネ棒を外すと同時にシリコンベルトもとれて、このようにバラバラになります。

バネ棒だけ装着

バネ棒装着状態
撮影:編集部
NATOベルトの場合、バネ棒を先に装着します。付け替えるNATOバンド購入時の注意点としては、ラグ幅(ベルトを通す部分の幅)を間違えないようにしましょう。「プロスペックス マリーンマスターSBBN033」の場合ラグ幅は22㎜になります。

撮影:編集部
さまざまな幅のベルトが販売されています。ここが間違っているとスカスカになってしまったり、狭すぎてベルトが通らなかったりするのでご注意を。

スルッと通して固定すれば完成

撮影:編集部
最後に、2重になっているベルトの1枚をバネ棒とケースのすき間に通して、尾錠をくぐらせれば完成!

撮影:編集部
一度NATOベルトに交換してしまえば、またいちいちバネ棒を外すことなくいろいろなNATOベルトに即交換できるので、TPOに合わせてオリジナルのツナ缶を楽しめますよ!

ゴツくて丈夫なツナ缶を相棒に!

撮影:編集部
狙った訳でもないのに、機能性をつきつめていった結果「ツナ缶」というポップな愛称を持つことになったセイコーのダイバーズ。

昔も今も変わらない個性的なデザインは、多くのファンを魅了し続けています。この野性味あふれる腕時計を手に、アウトドアへと繰り出してみませんか?

 

Let’s enrich your camping with a tough and stylish “TUNA-KAN

タフでスタイリッシュなツナ缶でキャンプを充実させよう


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Lilli Y. Sugaya

キャンプ三昧の日を夢見るファミリーキャンパーです。プライベート感たっぷりのこじんまりしたキャンプ場を探しては訪れて、充電をしています。焚き火を囲んで、まったり過ごす時間は至極の時間です。

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