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ワークマンの財布は隠れた名品揃いだぞ!
コンパクトな財布が一つあれば、大抵の買い物で困らなくなってきたキャッシュレス時代到来。
筆者はこれまで「長財布」と「小銭入れ」の二つを持ち歩くスタイルでしたが、少しの現金と、免許とクレジットカードが入る財布があれば困らないような気がしてきました。
そんな矢先、足を運んだ「ワークマン」。じつはワークマンには、機能・使い勝手ともに優秀なコンパクト財布が売っているんです。
でも、意外と知らない人も多いはず。なぜなら、ワークマンの実店舗では目立ったところに陳列されていないから。店舗によってはレジ下のスペースに数点だけ……といったところもあるくらいです。
ただSNSなどでは「意外と名品揃い」と人気に火がつきはじめているのだとか。早速店舗で気になった財布を4点買ってきたのでご紹介します。
全部「コーデュラ」素材です
ちなみに、今回紹介する4つの財布は、すべてメイン素材に耐摩耗性に優れた「コーデュラ」が採用されています。使い捨てレベルの財布ではなく、しっかりした素材を使っているのもポイントです!
【1】スタンダードな小銭入れ「ベーシックコインケース」|499円
出典:workman
見た目はきわめてシンプルな小銭入れといった感じですが、使い勝手の良さが詰まっているのがこちらの「ベーシックコインケース」です。
ベーシックコインケース
- 品番:66865-04
- 値段:499円
- カラー:ブラック・ブラウン・カーキ・ネイビー
- サイズ:幅100×高さ80×奥行き20mm
- 仕様:ファスナー開閉のメインポケット×1(仕切りあり)、サブポケット×1
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メインファスナーを開けてみると、中には仕切りがありスペースが二つに分かれています。小銭とお札を分けて入れたり、100円以上とそれ以外を分けたりすることで支払いがスムーズにできます。
お財布の外側にも、カードなどを収納できるスリットポケット付き。交通系ICカードなどを入れておけば公共交通機関の利用や支払いするときに便利です。
ファスナーはYKKの丈夫なファスナーを採用。従来品より優れた耐摩耗性を持ち、タフで壊れにくいんだとか。開閉もスムーズです。
持ち手部分も重厚感があり、とても490円の財布とは思えません。値段以上のこだわりです。
カラビナは筆者の私物
ファスナーの付け根にはループが一つ。ここにカラビナをつけたり、ネックストラップをつけて使うことも可能です。
収納力は、コインが圧倒的!(カード5枚、コイン95枚、お札10枚)
ごくシンプルな財布の収納力はどんなものか? と、家中の小銭を集めて入れてみることに。その結果95枚も収納できました。
ちなみに、今回紹介する4つのなかで小銭の収納スペースはこの「ベーシックコインケース」がダントツで入ります。
小銭のほかは、カードが5枚、お札が10枚収納できました。
ただサブポケットは横幅が狭く、複数カードを入れると出し入れが不便。そのため、使用頻度の高い交通系ICカードを外側のサブポケットに、そのほかのカードはメインポケット内の仕切りを利用するのが良さそう。
カード、小銭、お札を分けて入れると使いやすくなります!
「現金支払い」が多い人におすすめ
現金の支払いが多いと小銭がたまってしまいがち。「ベーシックコインケース」は小銭の収納スペースが大きいので、現金で支払う機会が多い人におすすめです!
▼「ベーシックコインケース」の詳細はこちら
【2】超ミニマリストに最適「スリムウォレット」|780円
出典:workman
次に紹介するのは、こちらの「スリムウォレット」。今回紹介するモデルのなかで一番コンパクトな財布です。
片側はマチがないのできわめて薄く、コインやお札を入れておくスペースは最低限といったところ。色の切り返しもなく、シンプルでミニマリストレベルが高い仕様です。
スリムウォレット
- 品番:64124
- 価格:780円
- カラー:ブラック・ネイビー・カーキ
- サイズ:幅115×高さ78×奥行き10mm
- 仕様:ファスナー開閉のメインポケット×1(仕切りなし)、サブポケット×5
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メイン収納に仕切りはなく、片側はマチがないこともあってかなりスリムな構造。ですが、シンプルながらも気の利いたギミックが!
メイン収納内にストラップ付のカラビナが収められていて、ファスナーを完全に閉めても外側に出すことができます。これがどう便利なのかというと……
ご覧のように、バッグのループなどに引っ掛けておけるんです。財布自体が薄くてコンパクトなだけに、こうしておけばバッグのなかで探す手間が省けるのはいいですね。
ファスナーの引き手も最小限で、金属製かつ樹脂コーティングが施されています。こちらもYKK製で、開け閉めスムーズ、ストレスもなかったです。
スリムながらもそれなりの収納力!(カード8枚、小銭15枚、お札15枚)
マチが少ないため、メイン収納は小銭15枚とお札15枚でいっぱいに。ですが、外側にはたくさんのカード収納スペースが。
表面には、ヨコに2か所、タテに1か所。裏面には、ヨコとタテに1か所ずつ。カードポケットが充実しているので、カードは8枚まで収納できました。
「キャッシュレス決済」派の人と相性◎
筆者は複数のキャッシュレス決済(クレジットカードやSuicaなど)を用意することで、なるべく現金を使わないようにしています。
でも、お店や地域によっては使える決済方法が限られていることも多々あり、少しの現金は持っておきたい。そんなスタイルの人こそ、この「スリムウォレット」がおすすめ。
現金は最低限しか入りませんが、そのぶんとてもコンパクトに持ち歩けるので、キャッシュレス決済を駆使する人にはかなり使い勝手がいいでしょう!
▼「スリムウォレット」の詳細はこちら
【3】メインポケットが二つで仕分けしやすい「コンパクトウォレット」|780円
出典:workman
「スリムウォレット」同様、すっきりした見た目ですが、メインポケットを2面に設けることで収納力を大幅にアップしているのが、この「コンパクトウォレット」です。
内側はワントーン明るい生地に切り替えられていて、視認性が高いところも大きな特長。暗いところでも見やすくなっています。でも、ちょいと派手なカラーだけに見た目の好みは分かれるポイントかも。
コンパクトウォレット
- 品番:64125
- 価格:780円
- カラー:ブラック・ネイビー・カーキ
- サイズ:幅100×高さ75×奥行き20mm
- 仕様:ボタン開閉のメインポケット×2(うち一つは仕切り1、カードポケット2個あり)
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まずは片方のボタンを開けてみると、ガバッと開く小銭入れのスペース。とにかく口が大きいので、小銭の出し入れのしやすさは一番かもしれません。
もう片方はマジックテープかと思いきや、こちらもボタン仕様。マジックテープやファスナーより一瞬で開閉できるので、これは地味に便利!
お札を入れるスペースは2か所。1万円札と1000円札が分けられるところがポイント。支払いがスムーズにできそうです。
さらに、このお札スペースにはカードも入る仕様になっています。
バランスのいい収納力(カード12枚、小銭15枚、お札11枚)
小銭ポケットが別になっているので、コインが大量に入りそうな気がしたものの、入れられたのは15枚ほど。あまりたくさんいれてしまうと閉まらなくなってしまうので、ここだけはご注意を。
お札スペースには、1万円札と千円札を分けつつ11枚。さらにカードは12枚も収納できました! ただ、カードも入れすぎるとその厚みでボタンが閉まらなくなるので、カード枚数を減らすとお札はもっと収納可能です。
「カード」をたくさん持ち歩きたい人におすすめ
ポイントカードなどは比較的アプリに移行していますが、病院の診察券などは未だに対応していません。「コンパクトウォレット」は4つのモデルのなかで一番カードが入るので、お財布のなかに常時入れておきたいカードが多い人にぴったりです!
▼「コンパクトウォレット」の詳細はこちら
【4】コンパクトだけど大容量「2wayウォレット」|780円
出典:workman
「2wayウォレット」の最大の特長は、取り外しできるネックストラップがついていること。ここまでに紹介した3つの財布と同様、780円とリーズナブルですが、それらと比べるとひと回り大きく、厚みもあります。
4つのなかでは一番大きいサイズですが、必要最低限を持ち歩くのにふさわしい仕様になっているので、「とりあえず財布を小さくしてみたい」という人にとって使いやすいモデルです。
2wayウォレット
- 品番:64122
- 価格:780円
- カラー:ブラック・ネイビー
- サイズ:幅125×高さ100×奥行き20mm
- 仕様:ファスナー開閉のメインポケット×1(なかに小銭入れスペース×1、カードポケット×2)、サブポケット×1
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見ての通り、長めのストラップがついています。これの何がいいかというと、首などに下げることで盗難対策ができる点です。例えば、フェスや海外旅行のとき。首から下げてアウターの内側に入れておけば、盗難リスクを回避できます。
ちなみに、ストラップは取り外しても使えます。だから2wayというわけです。
外側にはカードポケットつき。交通系ICカードを入れたりしても便利なのですが、一般的なカードサイズより大きめなので、ポケットティッシュも入っちゃいます。
コの字型のファスナーを開けると、メイン収納です。引き手にコードがついているので開閉しやすく、動きも滑らかです。さすがファスナーの世界的トップメーカー、YKK仕様なだけあります。
中央に小銭入れ。それを仕切りにして、お札を収納できるマチ付きのフリースペースとカードスペースをそれぞれ備えています。
小銭入れはマジックテープ仕様ですが、中心のストラップを掴むとスムーズに開閉できました。この辺りの気配りもお値段以上かなと!
収納力はナンバーワン!カード11枚、小銭45枚、お札31枚
小銭スペースが見た目以上に広く、なんと45枚も収納できました。マジックテープも意外としっかりと閉まるので飛び出す心配もなさそうです。
今回のレビューにあたって用意していたお札31枚はすべて収まり、入ったカードは11枚。コンパクトながらも収納力は抜群です!
「コンパクトさ&大容量」どちらも求める人に
財布はコンパクトにしたいけど、カードもたくさん入れたいし、現金もある程度は持っておきたいという人には「2wayウォレット」が大正解ですよ!
▼「2wayウォレット」の詳細はこちら
2つ使いもありかも?
筆者のように、長財布と小銭入れを併用している方にとっては「財布をひとつに絞って使うのは少々敷居が高い……」。そんなときは2つ使いするのも良いかもしれません。
例えば「スリムウォレット」と「コンパクトウォレット」を合わせたとしても、そのサイズは筆者愛用の小銭入れ程度。それに、2つ使いすることで収納スペースを細かく分けられるので、今まで以上に使い勝手が良くなることもあるでしょう。
ミニマム財布を気軽に買うなら、ワークマンへ
改めて、今回ご紹介した4つの特長をまとめておきましょう。
- ・現金支払いが多い人は「ベーシックコインケース」
- ・キャッシュレス決済がメインなら「スリムウォレット」
- ・カードをたくさん持ち歩きたい人は「コンパクトウォレット」
- ・コンパクトさ&大容量、どちらも求めるなら「2wayウォレット」
- ・いきなりミニマム財布1つはちょっと不安……なら「2つ使い」もあり
最低限必要なものだけを持って、ミニマムに暮らしてみたい。そんな方は、まずはお財布から見直してみると、ミニマリストへの道が大きく開けるかもしれません。
使いやすくて、タフな素材。なのに、ワンコイン程度で買えちゃうのはさすがワークマン!