ホワイトガソリンの魅力とは?
キャンプで使用される燃料のひとつ・ホワイトガソリン 。ホワイトガソリンは他の燃料と比べて、気温の低い冬や標高の高い場所、湿気の多いところでも安定して燃焼し、風が吹いても消えにくいのが特徴で流行りの冬キャンプなどで大活躍!
ガスなどに比べてハードルの高い印象ですが、上手く使いこなせればキャンプのレベルアップ間違いなし。そんな魅力的なホワイトガソリン、使い方と注意点、おすすめ製品を紹介します。
使いこなせば快適性がグッと上がる!こんなことが得意です
①強い火力で料理(バーナー/ストーブ)
ホワイトガソリンがもたらす安定した強い火力。それは天候の変化の影響を直接受ける屋外において、キャンパーたちの強い味方となってくれます。揚げ物や炒め物など強い火力を要する料理は、料理担当者の腕をぐっと上げてくれるでしょう!
②温もりのある照明(ランタン)
ホワイトガソリンの火は何ともいえない温もりがあり、照らされる人の心をじんわりと溶かしてくつろぎの夜をもたらします。屋外で使用することが目的とされているので、就寝時にテント 内での使用は控えましょう。
どこで買える?お得な買い方は?
ホワイトガソリンは、アウトドアショップや釣具店、ホームセンターなどさまざまなショップで販売しているので入手は比較的簡単です。容量もお手軽な1リットル缶、ある程度ホワイトガソリンの器具に慣れた人には4リットル缶などバリエーションも豊富。
ベテランキャンパーのなかにはお得に購入できるガレージ・ゼロやJXTGを使用している方も居ますが、例えば自分が使用するギアが多くのホワイトガソリン機器を販売しているコールマン のものだった場合、トラブル時に保証が受けられなくなる可能性があります。
コールマンの製品には、コールマンのホワイトガソリン・エコクリーンの使用をおすすめします。
コールマン ホワイトガソリン エコクリーン 1L
コールマン ホワイトガソリン エコクリーン 4L
安全に上手に使いこなすためには?
ホワイトガソリンは他の燃料に比べて扱いが難しいと言われています。少し気を使ったり手間がかかったりするホワイトガソリンですが、慣れてしまえばそのひと手間を愛おしく感じ、ホワイトガソリンギアの虜になるキャンパーも多数。
実際に火を点ける方法は燃焼機器によって異なりますので、詳細の使い方はそれぞれのメーカーサイトで確認(例えばコールマンの公式サイトでは、ランタンやストーブのマニュアルを掲載)できますが、ここでは代表的な使い方と注意点を見ていきましょう。
①使い方
燃焼器具によって少し違いはありますが、おおまかな注意ポイントや手順は以下の通りです。
1.給油にはファンネル・フィラーを使用する
タンクに給油する際に市販の缶から直接タンクへホワイトガソリンを注ぐ事は困難です。また、タンクの8分目が給油の満タンとされています。
給油がし易く、満タンの給油量が分かりやすく作られているファネル ・フィラー の使用をおすすめします。
コールマン フューエル ファネル
コールマン ガソリンフィラーII
2.ポンピング
タンクに給油が済んだらキャップを確実に締め、ポンピングで加圧します。ホワイトガソリン使用者が一番の楽しみとする工程です! シュッシュとポンピングの過程で、タンク内の圧が高くなる感触を楽しみましょう。
3.着火
いよいよ着火の瞬間!燃料バルブをOPENへ回してホワイトガソリンが供給されるシューーーという音と、その火力を味わってください! なかなか火が着きにくい場合は、一度燃料バルブを閉め、燃料供給部のジェネレータを予熱(プレヒート)するや、再度ポンピングの工程をやり直すと良いでしょう。
また、長時間の使用中に火力が落ちてきたと感じた時もポンピングを繰り返すと火力が安定します。燃焼中、機器が高温時の給油は危険ですので、給油する場合は一度機器を消火させ、機器が冷えてからにしましょう。
4.消火
燃焼機器ですので、ランタン でも使用時は高温になります。必要なとき以外は消火しておきましょう。また消火後しばらくは高温のままです。すぐにしまうとケースが溶けてしまうので完全に冷えるまでしばらく待ってから片付けましょう。
5.フィラーキャップを緩めてタンクの空気圧を抜く
忘れがちですが重要な事です。タンクが高圧のままだとトラブルの元になります。使用後はキャップを緩めて空気圧を抜いておきましょう。また長期間使用しない場合はタンクからホワイトガソリンを抜いておきましょう。
②保管方法
基本的には購入時の缶のままで保管ができますが、下記の注意が必要です。
・雨のかからない冷暗所に置いておく
缶ですので錆に注意。雨がかかったり、湿気の高い場所は避けて、温度も高温にならない冷暗所で保管しましょう。
・2~3年以内に使い切る。長期使用しない場合は機器のタンクから抜いておく
基本的にホワイトガソリン自体は純度も高く成分の変化は少ないのですが、開封後の缶の中には湿気を含んだ空気が入るなど容器が錆びて漏れる心配が出てきます。開封後は2~3年を目安に使い切るようにしましょう。
・長期使用しない場合は機器のタンクから抜いておく
機器のタンク内に長期間ホワイトガソリンを入れっぱなしにしておくのも、保管用の缶と同様にタンク自体に錆や不純物が貯まりやすくなるなどトラブルの原因に。長期間、機器を使用しない時はタンクからホワイトガソリンを抜いておきましょう。
コールマン 残ガソリン抜き取りポンプ
処分方法
多くのメディアでは、揮発させるかガソリンスタンドなどで回収してもらう方法が紹介されていますが、基本的には使い切れる量を前提に大量に買わないこと。先にも紹介のとおりコールマンのエコクリーンは1リットルから販売されているので、燃料が無駄にならないように自分の使い切れる量を購入するようにしましょう。
どうしても余ってしまった場合は、キャンプ仲間やキャンプ場で出会ったベテランのキャンパーさんなどに引き取ってもらうのもアリ。きっと相手にも喜ばれる筈です。
ホワイトガソリン用のおすすめのアイテム!
バーナー・ストーブ
ファミリーキャンプや大人数でのグルキャンにはコレ! 火力が強いコールマン定番のツーバーナー で料理の幅が広がります。
コールマン 413Hパワーハウス ツーバーナー
シングルで十分という方やガスコンロ と併用するなど、気温の変化、寒冷地に強いホワイトガソリン燃料式を試してみたいという方におすすめのワンバーナーストーブ 。
コールマン スポーツスターII
ランタン
大光量 230W 相当の明るさはコールマンガソリンランタンの最高峰。これ1台でサイトを明るく演出できます。
コールマン ノーススターチューブマントルランタン
190W相当の明るさを誇る定番人気のランタン。マントルが2つあり死角のないタイプです。
コールマン パワーハウスツーマントルランタン
ホワイトガソリンランタンの基本モデル。サイトの雰囲気をぐっと上げてくれます。
コールマン ワンマントルランタン
さぁ、ホワイトガソリンのあるキャンプを体感しよう
ホワイトガソリンを使いこなすとキャンプのレベル向上や達成感を感じられます。使うほどにその強く安定した火力がもたらす温もり、優しい火の色、心が落ち着くような燃焼音に心がくつろぐこと間違いなし。
冬キャンプなど環境条件に左右されず安定して使える魅力的なホワイトガソリン、冬本番を迎える前から使い始めてレベルアップ! まだその魅力を知らない方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?