LEDには出せない魅力。ランタン史上の傑作「コールマン286A」を再検証

業界最大手ブランド「コールマン」の中でも、ひと際、その存在感を放つ傑作ギア。それがホワイトガソリン仕様のワンマントルランタン、286A。1980年代に登場し、今も多くのキャンパーたちに愛され続けるその理由を、あらためて検証します。


    ストーリーのある灯りを所有する喜びを味わおう!

    キャンプに必要不可欠なマストギア、ランタン。各メーカーからさまざまなモデルが発売されていますが、中でも別格の存在感で多くのキャンパーたちから支持を受け続けるのがコールマンの定番モデル、286Aです。

    ご存知のとおり、そもそもコールマンというブランド自体、1901年にオイルランタンのレンタル業からスタートしたブランド。1914年に発売した初の屋外用全天候型ガソリンランタンは『真夜中の太陽』と称され、革命的な明るさで当時のアメリカの人々の暮らしを一変させました。

    そのシンプル構造がゆえのメンテナンス性と堅牢性の高さは特筆もの。中には親子3代に渡って使い続けられているものや、釣り人によって海底から引き上げられ、錆・苔だらけだったにも関わらず丁寧に掃除をした後に煌々と光を放ち復活を遂げたという逸話もあるほど。

    そんなエポックメイキングなガソリン燃焼システムを受け継ぐ286A。そのグッドデザイン・ロングライフデザイン賞も受賞したシンプルかつクラシックな佇まいには、アメリカの歴史が詰まっているんです!


    このひと手間が愛おしいガソリンランタンの魅力

    利便性を追求した他のランタンでは味わえない、ある種の手間も楽しめるのが286Aの大きな魅力。ちょっとした不便を楽しむことがキャンプの醍醐味ならば、これほど楽しいランタンは他にない!
    ガス燃料モデルやLEDモデルなど、より手軽で便利なランタンが数多く台頭してきたことはみなさんもご存知のとおりでしょう。1914年に生まれた原型モデルのDNAを継承する286Aの燃料はホワイトガソリン。

    確かにどこでも手に入るわけではないし取り扱いに注意を払う燃料ではありますが、だからこそ男心がくすぐられる。専用のファネルやフィラーを使いホワイトガソリンを注ぐ作業は、なぜか不思議と心が落ち着きます。

    ホワイトガソリンはタンク容量の8分目まで入れるのがポイント。


    燃料を入れたら、お次はポンピング。液体燃料であるホワイトガソリンを送り出すためタンク内に十分な空気圧を加えます。コールマンのホワイトガソリン燃焼器具すべてに共通する儀式的な作業です。

    スイッチオンで点灯するLEDランタンでは味わえないこのひと手間こそ、286Aが多くのキャンパーたちに愛される由縁。『道具』を使うことの楽しみを感じさせてくれます。

    オシャレなキャンプスタイルの1stチョイス!

    キャンプのスタイルも十人十色な昨今ですが、中でももっとも人気を集めているのが、ウッドファニチャーなどの高級感ある風合いにこだわったセッティング。そんなクラシックかつオシャレな空間を楽しむには、まさに286Aがうってつけ。

    100年以上も昔に生み出されたオリジナルモデルの系譜を受け継ぐ歴史ある灯りが、オシャレなサイトをさらに素敵な雰囲気に輝かせます。

    一度でもキャンプで焚き火をしたことがある人ならばその『魅力』はご存知かと思いますが、コールマンのガソリンランタンにもそんな『魅力』があります。特にこちらの286Aは、灯りとなる発光体(=マントル)がひとつのワンマントル仕様。

    ガスランタンやLEDランタンに比べると温かみのあるオレンジ色のほどよい灯りがロマンチックに夜を演出してくれること請け合いです。家族や夫婦、カップルでの使用なら落ち着きのある286A、大人数でのグループキャンプではより大光量のノーススターチューブマントルランタンなど、シーンによって使い分けるとワンランク上のキャンプスタイルを演出できます。

    もっと知りたい286Aの愛されポイント

    前述のとおり、メンテナンス性の高さも286Aの大きな魅力。ご覧のとおりベンチレーターとガラスグローブ、ポンププランジャー(空気加圧パーツ)が簡単に分離できるので、日常的なお手入れは自分で行うことが可能です。つまり、『道具イジり』の楽しさが味わえる。

    そしてお手入れをすればするほど、オーナーの想いに応えてくれるのも、このランタンのかわいいところ。シンプルな構造ゆえに根本的な故障が少ないので、適切なメンテナンスさえ怠らなければ、一生モノの相棒ともなりえるんです。詳しいメンテナンス方法はこちらから。

    また286Aのタンクの裏には、製造年月が刻印されています。こちらの画像で言えば、製造は2016年11月。一生付き合っていくことのできる本物の『道具』だからこそ、この刻印には大きな意味が宿るのです。

    キャンプ好きのご家庭にお子さんが生まれた際などには、とても素晴らしい記念品になるはず。ヴィンテージ市場ではバースデーランタンを探す手がかりにもなっています。“THE COLEMAN CO. INC.” “WICHITA KANSAS U.S.A”の刻印が、今でもアメリカのウィチタ工場で生産されている証です。

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    同時に揃えたいホワイトガソリンモデルの仲間たち

    ランタンやバーナーなどの燃焼系ギアの燃料を揃えることは、できるキャンパーの常套手段。286Aを使うなら、他のガソリンギアたちも合わせて揃えるのがモアベターです。

    413Hパワーハウスツーバーナーストーブ
    数あるコールマンのラインナップの中でも、もっとも定番的なホワイトガソリンツーバーナー。286Aに並んで同社を代表する不朽の名品です。寒冷地での使用にも抜群に強く、その実力は氷点下の部屋で柱が垂れ下がるまでに凍らせた状態でもいとも簡単に点火し、力強い炎を上げるほど。

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    スポーツスターⅡ
    その名のとおり、より携帯性に優れたスポーティーなシングルバーナー、スポーツスターこと508A。複数人でのキャンプならサブバーナーとして、ソロキャンプならメインバーナーとして活躍する、持っていて損のないあると便利なひと品です。

    スポーツスターⅡ詳細はこちら

    まだまだあるぞ!コールマンのガソリンランタンモデル

    ノーススターチューブマントルランタン
    チューブ型マントルならではの大光量360キャンドルパワーを実現。ホワイトガソリン仕様初の点火装置付きで、火の扱いに慣れていない女性でも簡単に着火可能。

    グループキャンプなど大人数のサイトでもメインランタンとして活躍する高出力モデルです。

    ノーススターチューブマントルランタン詳細はこちら

    パワーハウスツーマントルランタン
    ワンマントルの286Aに対し、こちらの290Aはツーマントル仕様。300キャンドルパワーの明るさ。

    パワーハウスツーマントルランタン詳細はこちら
    シーズンズランタン2019
    2005年より毎年12月に発売されるワンマントルのリミテッドシリーズ。ベースは、数あるコールマンランタンの中でも人気のある#200シリーズで、1950〜1983年の32年間親しまれたモデルです。すでにこの2019年モデルは完売していますが、毎年デザインとカラーコンセプトを変更する限定ものです。

    今年の年末は、どんなデザインが登場するのかが待ち遠しいですね。

    魅力満載の286Aは、洒落者キャンパーのオールタイム・ベスト!

    ワンマントルランタン
    キャンプとは元々、自然において生き抜く術を学ぶ行為。ですが現在は都会生活を離れ、自然の中で暮らす不便や手間を楽しむ行為であるのです。だからこそ、286Aはその本質を知るキャンパーからずっと愛され続けているのではないでしょうか。

    ホワイトガソリンを注いだりポンピングをしたり、終わった後はメンテナンスをしたりと、手間はかかりますが、そこには、スイッチオンで簡単に光るLEDにはない味わいと深み、そして何より「ひとつの道具を大切に愛で続ける」という楽しさがあるのです。

    「286A」ワンマントルランタン詳細はこちら

     

    撮影:平本泰淳
    スタイリング:中島貴大
    編集・執筆:山本サトシ
    モデル:猪野正哉/白石あさえ

    Sponsored byコールマンジャパン株式会社

    CAMP HACK 編集部

    CAMP HACK運営&記事編集担当。少しずつキャンプの回数も増えていき、いまは月2~4回ほど全国のキャンプ場を訪問中。今年はテントから色んなギアを新調して、新しいスタイルに挑戦したい。

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