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ペグ

スムーズなテント設営はペグのチョイスが9割。【地面に応じて使い分けよう!】

芝生、河原、砂浜、森のなかなど、フィールドによって地面のコンディションはいろいろ。ペグがうまく打てずに何度も挑戦し、地面を穴ぼこだらけ……なんて経験はありませんか? たとえばペグひとつ取り上げてみても、その形状、素材、用途はさまざま。うまく使いこなしてキャンプ上級者を目指そう。

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目次

アイキャッチ画像撮影:編集部

地面のコンディションによってペグは変えたほうがいい

テント
撮影:編集部

芝生、河原、砂浜、森の中など、フィールドによって地面のコンディションはいろいろ。ペグがうまく打てずに何度も挑戦し、地面が穴ぼこだらけ……なんて経験はありませんか?

テント
撮影:編集部 (砂浜でのキャンプ)

たとえばペグひとつ取り上げてみても、その形状、素材、用途はさまざま。うまく使いこなしてキャンプ上級者を目指しましょう!

①芝生など柔らかい地面
②大小の石が混ざる河原
③砂浜や、落ち葉(腐葉土)が積もったフカフカ地面
④思った場所にペグが打てない森の中

今回はこの4パターンの地面に合うペグやハンマーなどをご紹介!

芝生など柔らかい地面には

キャンプ場

多くのキャンプ場のフリーサイトで見られる、芝生などが生えた柔らかい地面のキャンプサイト。ほぼすべてのペグが打てますが、スマートに設営するためには適材適所、使い分けることが肝要です。

ピンペグ

ピンペグ

撮影:編集部

「ペグ」と聞いてまず思い浮かべるのが、クエスチョンマークのような形をしたピンペグではないでしょうか。アルミ製のものが多く、軽くて安価で付いたドロを拭くのも簡単ですが、曲がりやすいのが玉に傷。土中に石があるとほぼアウトです。

柔らかい地面でもタープのメインポールには不向きなので、自立式テントのガイドロープの固定用、予備として使いましょう。

スノーピーク ジェラルミンペグ 6本セット

●サイズ:210mm×6本 ●A7001超々ジュラルミン ●重量:19.5g×6本

Yペグ

Yペグ

撮影:編集部

大きな力がかかる箇所はピンペグではちょっと心配。ピンペグよりも横幅が広くペグ自体の強度もあるYペグであれば、非自立式のテントのポールやタープのサイドロープなどもしっかりと地面をホールドしてくれます。

スチールネイルペグ

スチールネイルペグ

撮影:編集部

芝生の地面でもタープを張るとなると長めでしっかりとしたペグが必要。スチール(鉄)のネイルペグは25cm以上と長めのものが多く、しっかりと固定できます。

少々値は張りますが、鉄製なので少々の石であれば砕きながらガンガン突き進んでくれますよ。

キャプテンスタッグ スチール丸棒ペグ

●サイズ : (約)径8×250mm ●重量 : (約)100g(1本) ●材質 : 本体/鉄(亜鉛めっき)、樹脂部/ポリプロピレン

こんなハンマーもおすすめ!

柔らかい地面であればそこまで大きなハンマーでなくてもOK。スタイリッシュで、持つだけでテンションが上がるおすすめハンマーには、こんなのがあります。

大小の石が混ざる河原では

河原でのキャンプ
撮影:編集部 (河原でのキャンプ)

大小の石や砂利が混在し、場所によっては水を含んだ緩い砂地もある設営難易度が高い河原。強度と保持力を兼ね備え、石を砕きながら進むタフなペグが必要になってきます。

Vペグ(ステンレス)

Vペグ(ステンレス)

撮影:編集部

地面との設置面積が大きいため抜けにくく、砂地でも威力を発揮してくれるVペグ。小さい石であれば砕くパワーもあるので河原にも最適といえます。これならタープなども安心して張れますね。

鍛造ペグ

鍛造ペグ

出典:Snow peak

鉄よりもさらに強度がある鍛造ペグはいわば最強のペグ。河原ではその力を遺憾なく発揮してくれます。

硬い岩石でも貫通してがっちりとペグダウン可能。タープや非自立式テントなど、なんでもお任せを!

スノーピーク ソリッドステーク 30

●材質:S55Cスチール(黒電着塗装) ●サイズ:300mm(ヘッド部/直径15mm 打込み部/直径8mm)  ●重量:180g

こんなハンマーがおすすめ!

ペグが頑丈でも、ハンマーに重量がなければ深く打つことはできません。固い地面でもしっかりペグ打ちできる強度のあるハンマーがおすすめ。

スノーピーク ペグハンマーPRO.S N-002

●材質:ヘッド/スチール(黒電着塗装)柄/かしの木 ●サイズ:直径35×120×290mm ●重量:650g

村の鍛冶屋 アルティメットハンマー

●サイズ:約303×102×35mm ●重量:約550g ●材質:ヘッド/真鍮、ステンレス、柄/樫の木

砂浜や、落ち葉(腐葉土)が積もったフカフカ地面

ペグ 打ち込み

出典:Coleman
雪上でのキャンプ
撮影:編集部 (雪上でのキャンプ)

砂浜など柔らかい地面では、ペグの表面積が大きくなければいくら鍛造ペグのような頑丈なペグでも地面が崩れ力を発揮しません。脆い地面を崩さずにしっかりと固定できるペグがあるので見ていきます。

雪上だとこれまた専門性が必要。こちらについても触れていきましょう。

アンカーペグ(プラスチックペグ)

アンカーペグ(プラスチックペグ)

撮影:編集部

いわゆるプラペグ、とにかく安価なのが嬉しいペグです。硬い地面では歯が立ちませんが、太い形状ゆえ設置面が大きく、柔らかい地面、とくに砂浜などで大活躍します!

ビーチでのキャンプの予定があるのなら是非とも用意したいところ。少々かさばりますが、軽いので重量的には荷物にはなりませんよ。

Uペグ

Uペグ

出典:MSR

その名の通り錨(いかり)のように使うペグ。雪上での使用を前提に作られているため「スノーペグ」とも呼ばれ、ペグを埋め込んで雪や砂をかけたり、重いものを乗せて固定するなど用途はいろいろ。柔らかい地面も丸みがグッと踏ん張ってくれます。

こんなハンマーがおすすめ!

柔らかい地面では、そこまで力を込めなくてもペグが入っていきます。プラペグを使用する場合、鉄のハンマーを使うとプラ部分が破損してしまうこともあるので、ここではプラスチック製のハンマーがおすすめ。

キャプテンスタッグ プラスチックペグハンマー

●サイズ : (約)87×45×長さ265mm ●重量 : (約)140g ●材質 : ポリプロピレン

LOGOS ABSペグ・ハンマーセット

●総重量:(約)200g ●サイズ:ハンマー(約)26.5cm 、ペグ(約)20cm ●構成:ハンマー×1、ペグ×6pcs ●主素材:ABS

MSR「ブリザードステイク」のようなアルミニウム製のペグは、冒頭でも紹介したある程度の重量があるハンマーを使うとスムーズに打ち込めます。

あ、ペグが打てないときってどうすれば?!

落ち葉のある林

撮影:編集部

広々とした芝生のサイトと違い、森のなかのサイトはペグを打ちたい場所に木や根があったりと、思った場所になかなかペグが打てないもの。

さらに、お隣さんのテントが密接している場合はさらにペグを打つ場所が制限され、タープの天井が低くなってしまう、なんてことも。そんなときはペグを諦め、ロープや自在金具を使うと問題が一気に解決します。

自在金具と張り綱

自在金具と張り綱

撮影:編集部

自在金具や張り綱はテントやタープにもともと付いていますが、余分に持っていけばロープを延長したり、木と木の間に張った張り綱にロープを固定するなど、設営の自由度がさらに広がっていくので是非多めに用意するのが得策。

またフック状の自在金具があれば結び目をほどかずに、木にかけたロープをピンッと張れるので気持ちがいいですよ。

キャプテンスタッグ カラーアルミ製自在4個組

●サイズ : (約)44×16mm ●重量 : (約)3g ●材質 : アルミニウム(アルマイト加工)

おすすめのロープ

これらの自在金具に使えるのは、直径2〜5mm程度の細引きと呼ばれるロープ。細すぎても、太すぎてもダメなので、あらかじめ対応する直径をチェックしてから購入するようにしましょうね。

ロールであればネットでも注文できますが、アウトドアショップなどでは1m単位で量り売りしています。事前に必要な分を用意しておきましょう!

キャンプへ行く前に、地面とペグのことを考えておこう

地面に打ち込んだペグ とんかち

とはいえ、はじめて訪れるキャンプ場はどんな地面なのか分からないこともありますよね。事前に電話などで確認するか、もし確認できなければ種類多めにペグやロープを持っていくようにすると◎。「備えあれば憂いなし」です。