ステップを作ってあげる
子どもが夢中になれるお手伝いでも、ちゃんとステップを作ってあげないと成長には結びつきづらいです。ここでは料理シーンを例に紹介しますので参考にしてみてください。
ステップ1:お湯を注ぐ・取り分ける
簡単な作業なのに、すぐに楽しい食事シーンに繋がるお手伝いです。
熱いものを取り分けるときは火傷には十分注意しましょう。

慎重にスープを取り分ける。美味しいものが注がれていく様子は、簡単な作業でも子どもにとって満足いくお手伝いだ。
ステップ2:玉子を割る、焼く
熱いスキレットの中に食材が入る、これほどそそられる瞬間はありません。これにさらに玉子を割る作業も加わるとなると、子どもにとってワクワクが止まらないお手伝いになります。

玉子を割り入れる。全神経を集中させるワクワクの瞬間。

玉子を割る作業が楽しすぎて大家族料理に……。それをみんなで平らげるのもまた幸せな時間だ。
ステップ3:切り物をする
包丁を使う作業はちょっと危ないけれど、子どもにとってはより料理の実感がわく。難易度は高くなるが、大人がじっくり付き合ってあげれば安全で楽しい作業になる。

すべる、硬すぎる、丸い食材は避ける。包丁で切りやすいものを時間をかけて切るように。

集中ばかりしていると途中で気持ちが途切れてしまう。休憩タイムではちょっとしたおふざけや遊びを忘れずに!
ステップ4:洗い物をする
洗い物は、料理に関わること、それをおいしく食べることとセットでいっそうやりがいが出るお手伝いです。簡単な作業なのでつい最初のステップに入れがちですが、料理というその前の、やりがいがある作業あっての洗い物なのです。

料理をしたあとなら洗い物も楽しいお手伝いになる。

洗い物が終わったら、食器運びまでぜひ一緒に。
このステップを完結すると、お手伝いが大きな自信へと変わります。小さな成功体験を積み重ねることこそ子どもの成長の大きな栄養になります。ぜひ楽しいキャンプの時間を親子で過ごしてください。