OSB合板を駆使した「両サイドの棚」
まずは荷台の全体から。両サイドに棚をつくり、リビングと同じように床にフローリングテープが貼られ、終いには天井の両サイドをポールでつないで収納場所も確保……。こんな荷台を見たのは初めてです。
まずは、こんな素晴らしいDIYをするきっかけは何だったのか? きっかけを聞いてみました。
もともと細かい作業や何かを作ることが好きな性格でした。キャンプを始めてから、自分のクルマもキャンプ仕様にしていったのですが、途中でそのままの状態では不便だな、と感じることが出てきたんです。
このキャラバンを購入したことをきっかけに、材料を買ってきて試行錯誤しながら自分色のクルマにカスタムしようと思って作り始めました。
たしかに購入したばかりのそのままの状態では、家族や日数が多いキャンプの荷物を詰め込むのは大変かもしれませんね。
こちらは、近所で和太鼓をたたく友人から割れて使わなくなった太鼓のバチをハンガーにしたもの。柔軟なアイデアがおもしろい!
さて、ひと目見て気になったこの両サイドの棚ですが、どうやって作ったのでしょうか?
OSB合板という板を購入して作っていきました。この板は住宅でも使われている建築用の面材で、耐久性もさることながら見た目もよくて加工がしやすいんです。
キャンプをするうちに「あの道具はどこに置こう、この道具はどこに収納しよう?」などと思うようになり、収納場所を考慮しながら結果として両サイドに棚を作ることに落ち着きました。
経験から生まれた棚なのですね。棚の下にはチェアやランタンを入れて、
上には工具や部品、ガスカートリッジが置いています。ちょっとした道具などを載せるときには、これがあれば便利!
この棚を作るときに大変だったことはなんでしょう?
タイヤハウス周辺をどう使うか、ですかね。この部分はどうしても収納には不便で、走行中はここからロードノイズも車内に響いてくるんです。
OSB合板でここを覆うことでタイヤハウスを囲って防音したのですが、ここの幅がうまく噛み合わないことがありました。
あと、所々にある荷台の凹凸部にOSB合板がうまくはまるよう、丸くカットするときも大変でしたね。
まっすぐにカットするのは簡単なのですが、曲線となるとそのカーブに合わせなくてはならないので、うまくカットするのに一苦労しました。
何通りもアレンジ可能な「2段棚」
このOSB合板の中間部をよく見てみると、何かをはめ込むような穴。これは一体……?