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ペグ

ソリステ、Tステ、サイクロン………ペグっていったい何がどう違うのか?徹底検証!

2022/08/15 更新

多くのメーカーから数々のタイプがリリースされているペグですが、いったい何がどう違うの?っていうキャンパーの素朴なギモンにお答えします!形も素材も異なる7本を集めてリアルにペグ打ちテストを敢行しました。検証結果をレポートするので乞うご期待!

目次

アイキャッチ画像撮影:編集部

ペグっていろいろあるよね!

ペグ

撮影:編集部

テントやタープを張るのにマストなのがペグです。どれもだいたい一緒でしょ、と思う方もいるかもしれませんが、じつはかなりいろんなバリエーションがあるのです。丸かったり、角ばってたり、重かったり、曲がってたり……。

素材も形も異なるペグ7本集めてみました

ペグ

撮影:編集部

いったい何がどう違うの? という疑問を解消すべく、アウトドアメーカー各社からリリースされているペグ7本を実際にチョイスして、打ち比べてみることにしました!

エントリーはこの7本です。右から、

①コールマン「ジュラルミンYペグ」
②スノーピーク「ソリッドステーク」
③スノーピーク「ジュラルミンペグ」
④キャプテンスタッグ「フックペグ」
⑤ニーモ「Tステーク」
⑥MSR「サイクロン ステイク」
⑦キャプテンスタッグ「スチール丸棒ペグ」

というラインナップです。何とな~く似ているのもあれば、全然違うのもあったりして、なかなかバリエーション豊かですね。それではさっそく比べてみましょう!

まずはペグの形状を比較!

ペグ

撮影:編集部

ペグの形状は真上から見たフォルムでおもに分類されます。

Y字、T字ペグ

Y字

撮影:編集部

アルファベットの形をしているタイプがあります。コールマンのこちらはYの形をしているので「Y字ペグ」です。

Y字

撮影:編集部

次にMSRのサイクロン ステイクを見てみると、これまた同じようにY字ですね。ねじれたボディは独特ですが、これも「Y字ペグ」に分類されます。

T字ペグ

撮影:編集部

ニーモのは思いっきりTですね。これは「T字ペグ」と呼ばれます。

今回はありませんが、ほかにU字ペグなども存在します。

丸ペグ

丸ペグ

撮影:編集部

スノピのソリステは上からみると打つ部分が丸っこいですね。

丸ペグ

撮影:編集部

同様に、キャプスタのフックペグも上から見ると同じようになっています。

こちらの形は「丸ペグ」と呼ばれます。

ピンペグ

ピンペグ

撮影:編集部

ピンをくるっと曲げたようなシンプルな形のこちらは「ピンペグ」です。

とてもベーシックな形状で、テントのオマケに付属してくるアルミペグの多くもこの形をしていますね。

ネイルペグ

ネイルペグ
撮影:編集部

ちょっと特徴的な形をしているキャプスタのこちらは「ネイルペグ」と呼ばれます。金属の棒に樹脂がくっついているのですぐ見分けがつきますね。

続いて、素材を比較!

ペグ

撮影:編集部

形の次は素材です。こちらは大きく3つに分けられます。

鍛造ペグ

ペグ

撮影:編集部

明らかに頑丈そうなスノピのソリステは「鍛造ペグ」です。

熱した鋼材をハンマーで数回打ち据えて、 鍛えながら成形する「鍛造」製法で作られている、ペグの中でも特に頑丈な種類のペグです。

難点はやはり「重さ」でしょう。長いとさらにずっしりきます。複数の持ち運びにはクルマが必須でしょう。

プラペグ

プラペグ

撮影:編集部

その点、プラスチック素材はとても軽いので持ち運びやすさが際立ちます。これならバイクでのソロキャンでも十分いけますね。

アルミ&スチールペグ

アルミ&スチールペグ

撮影:編集部

残りは金属素材のペグになります。アルミ、ステンレス、スチールなどがあります。一般にアルミは軽くて強度が弱いとされていますが、アルミ合金などはしっかり強度もありますよ。

プラペグよりは重いですが鍛造ペグよりずっと軽いので、持ち運びもしやすいです。

それでは、実際に打撃テストを開始しましょう!

ペグ打ちテストを敢行!

テストするのはかなり固めの地盤

地盤

撮影:編集部

今回、打撃テストをするキャンプ場の地盤はこんな感じ。大小さまざまな石混じりの、かなり固めの地盤です。これはペグの強度を問われそう。

ちなみに今回使ったハンマーはパワーに定評のある「スノーピーク ペグハンマー」です。

スノーピーク ペグハンマー

●サイズ:35×120×290mm
●重量:650g
●材質:(ヘッド)スチール(黒電着塗装)・(柄)ケヤキ

それでは比べてみましょう!

①コールマン「ジュラルミンYペグ」

コールマン「ジュラルミンYペグ」

撮影:編集部

まずは長さ18㎝とちょっと短めのコールマンから。

打ち込んでいると、地中の石にあたって、ちょっと方向が変わってしまいました。

コールマン「ジュラルミンYペグ」

撮影:編集部

ペグ打ちのセオリーである約60度で打ち込んでいたのですが、石をくだいて進んでいくという強靭タイプではないようです。

逆に、柔らかめのところなら小さくて軽いので重宝しそう。

コールマン ペグ ジュラルミンYペグ

■サイズ:約18cm
■材質:アルミ合金
■6本入り

コールマン「ジュラルミンYペグ」

 

コールマン「ジュラルミンYペグ」

撮影:編集部

続いてソリステです。今もっともキャンプ場で見かけるペグといっても過言ではないでしょう。

コールマン「ジュラルミンYペグ」

撮影:編集部

まさに鉄の塊。石を砕きながら進んでいくのが実感できます。

コールマン「ジュラルミンYペグ」

撮影:編集部

上部に穴があいているのでここに専用ハンマーや、別のソリステを突っ込めば抜きやすいのもポイント高いですね。

スノーピーク ソリッドステーク

●燕三条に伝わる鍛造製法で、どんなに固い地面にも確実にテントやタープを固定し、安全を生み出します
●サイズ:200mm(ヘッド部/φ12mm、打込み部/φ6mm)
●材質:S55Cスチール(黒電着塗装)
●重量:75g

③スノーピーク「ジュラルミンペグ」

スノーピーク「ジュラルミンペグ」

撮影:編集部

ピンペグを試してみましょう。同じスノピでもソリステとはだいぶ趣きが異なります。

スノーピーク「ジュラルミンペグ」

撮影:編集部

途中で大きな石にぶつかり、それ以上進むのは困難になりました。アルミに強度を加えたジュラルミン製なので思い切り打ち付ければいけるかもしれませんが、ペグが曲がってしまう可能性もありそう。

今回のようなハードな地面にはちょっとミスマッチな印象です。

スノーピーク ジュラルミンペグ

●サイズ:210mm
●材質:A7001超々ジュラルミン
●重量:19.5g
●ソロキャンプでの活用や予備のペグとしても活躍します。

④キャプテンスタッグ「フックペグ」

キャプテンスタッグ「フックペグ」

撮影:編集部

プラペグ代表として登場するのはキャプスタ。面が大きく平なのでとても打ちやすいです。

キャプテンスタッグ「フックペグ」

撮影:編集部

しかし……こちらも地中の岩に阻まれてストップ! これ以上は入っていかないです。想像はしていましたが、大きな石にはちょっと勝てなそうです。

柔らかな地面や芝には適応しますが、石混じりのサイトでは苦戦しますね。

キャプテンスタッグ フックペグ

●色:蛍光イエロー
●サイズ(約):長さ230mm
●重量(約):35g(1本)


⑤ニーモ「Tステーク」

ニーモ「Tステーク」

撮影:編集部

続いてはかなり強そうなニーモ。スムーズに入っていきます。

ニーモ「Tステーク」

撮影:編集部

T型のおかげてグラグラしません。しっかり安定して入っていきます。石混じりの地面でも問題ありませんでした。

ただガッチリ固定されるので抜くときはひと苦労。左右に動かしながら少しずつ抜いていく感じです。

ニーモ・イクイップメント Tステーク

●全長:25cm
●重量:52g
●全長:25cm

残るは独特な2本です!

⑥MSR「サイクロン ステイク」

MSR「サイクロン ステイク」

撮影:編集部

もはや芸術作品のように美しいサイクロン。ねじれたペグははたしてどんな影響をもたらすのか。

MSR「サイクロン ステイク」

撮影:編集部

こちらは力強くしっかり入っていきました。安定感が素晴らしい。しかしTステークと同様抜くときはちょっと大変。スクリュー状なのでガッチリ地中に食い込んでる印象です。

複雑なねじれ形状なので、抜いたあとサイクロンの溝に入り込んだ泥をおとすのもちょっと骨が折れます。

MSR サイクロンステイク

●サイズ:25cm
●重量:35g
●生産国:韓国

⑦キャプテンスタッグ「スチール丸棒ペグ」

キャプテンスタッグ「スチール丸棒ペグ」

撮影:編集部

最後にキャプスタのネイルペグにトライ。

ちょっと弱そうな印象を受けたのですが、想像以上に強度があります。しっかり打ち込めます。

キャプテンスタッグ「スチール丸棒ペグ」

撮影:編集部

打点が一直線で、しっかり力が伝わるのが打ちやすさの要因でしょう。

ただ、誤って樹脂部分をハンマーでたたいてしまうと破損しそうな懸念も。抜くときもここに引っ掛けるので、バキッといかないよう注意したほうがよさそうですね。

キャプテンスタッグ スチール丸棒ペグ

●サイズ(約):長さ250mm
●材質:本体:鉄(亜鉛めっき)、樹脂部:ポリプロピレン 

各部門のベスト3を発表!

ペグ

撮影:編集部

見た目も素材も違う7本のペグをさまざまな角度から検証してみました。

それでは実験で感じたことを踏まえ独断で選んだ……結果発表です!

【強度部門】
1位:スノーピーク「ソリッドステーク」
2位:ニーモ「Tステーク」
3位:MSR「サイクロン ステイク」

ペグ

撮影:編集部

やはりパワフルさではソリステがピカ一。とにかく力強いの一言です。Tステとサイクロンという独特な形状の2本もしっかり地中に食い込んでいきました。

【打ちやすさ部門】
1位:キャプテンスタッグ「スチール丸棒ペグ」
2位:ニーモ「Tステーク」
3位:キャプテンスタッグ「フックペグ」

ペグ

撮影:編集部

キャプスタのネイルペグはヘッドが平らでとても打ちやすい印象。ニーモのTステやキャプスタのプラペグは打撃面が大きいので扱いやすかったです。ただしプラペグやネイルペグは強く叩きすぎると壊れてしまう可能性があるので注意が必要です。

【持ち運び部門】
1位:コールマン「ジュラルミンYペグ」
2位:スノーピーク「ジュラルミンペグ」
3位:キャプテンスタッグ「フックペグ」

ペグ

撮影:編集部

軽さ、小ささではコールマンが一番。スノピのピンペグは細くて場所をとりませんね。プラペグはとにかく軽いです。

ペグは適材適所が肝心!

ペグ

出典:Snow Peak

今回は多くのキャンパーが苦戦するような固い地面で打撃テストをおこないましたが、サラサラした砂地のような条件ではまた全然違った結果が得られそうなので、次回は全く違った場所でもテストしてみようと思います。

各ペグの特徴をしっかり押さえて、キャンプサイトの地面に合ったタイプを選んでみてくださいね!

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