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すぐできる!長谷部雅一・自然遊びのたからばこ#7 ~親子でSUPに挑戦しよう~(3ページ目)

まずは相談してみよう

上記4点がSUPをするための基本セットになります。実際はSUPの下についているフィンの形や数にも違いがありますし、小回りがきく競技タイプがあったり、波乗り用のパドルやストレートタイプのリーシュなど選択肢はたくさんあります。

さらに防水カメラがあると子どもとの思い出をたくさんおさめられるので楽しさが広がります。

どれもまずはすぐに購入せずに、レンタルをして感触を確かめたり、教室で体験してみるといいでしょう。お店で相談すれば道具の選択の幅が広がります。

防水カメラ

防水カメラについた黄色いストラップは水に浮く素材なので、水没による紛失を防いでくれる。

こんな場所で楽しもう

親子でSUPを楽しむには、場所選びが重要になります。

まずは水面へのアプローチが楽で、かつ流れが穏やかな場所でやることが一番の選定基準になります。たとえば初めての挑戦で流れの速い川で遊んでしまうと、当然のことながら水難事故の可能性が高まってしまいます。

ですので、川ならいつもゆるやかな流れ(大雨の翌日などをのぞく)で、大きな岩が水面から顔を出していないような場所を選びます。船が行き来していない湖や、凪の日の内湾なんかもおすすめです。

このほかにも、木陰やトイレの有無あたりも意外に大切なポイントになります。

川

僕が好んで利用する川。ここは3日以内に大雨が降っていない限りいつも流れは緩やかで、安全に遊びやすい。

親子でのSUPの遊びかた

親子でSUP遊びをするときはまず、2人乗りでとことん遊んでみるのがおすすめです。

① 一緒に準備・片付け

家での準備から始まり、最後の片付けまでを親子で一緒にすることで一体感が生まれます。また、おもしろいことのためだとお手伝いをする気持ちがわいてきますので、こういう機会に手伝う癖をつけてあげるといいでしょう。

SUP 親子

一緒に準備、片付けをするのはとても大切な時間。「今日はどんな遊びをしようか?」というイメージをこの準備時間にふくらませていくのも楽しい。

② 二人乗りでのんびりクルージング

はじめは大人が漕いで、流れに身を任せて一緒に流れていく遊びかただと子どもの恐怖心を和らげることができます。

SUP 親子

まずは子どもが川に慣れるのが大切。もちろん、SUPに乗って流れるだけでも十分に冒険気分を味わえて楽しいはず。

③ 2人乗りで子どもが漕いでみよう

慣れてきたら、大人が一緒に乗ったまま、子ども自身が漕いでみましょう。そうすることで、自分が漕いでSUPが進む面白さを体感できます。

そのうちに、ちょっとだけ子どもひとりで乗ってみるなど、少し難易度の高い設定で遊んでみてもいいと思います。

SUP 親子

“自分が漕ぐことで進んでいる“という感覚が、子どもにとって楽しい時間になる。

SUP 犬

流れが少ない場所で安全を確保しつつ、ひとりで挑戦! 子どもにとって最高の川の冒険。

④ 何でもありで遊んでみよう

子どもと一緒にSUPで遊んでいると、やがてSUPは単なる乗り物ではなく、浮かぶ島のような存在になってきます。そうなったらこの島を拠点にして、子どもの思うがままに遊んでみるのもいいでしょう。

SUP 女の子

“自由”こそ子どもの能力が本領発揮される時間。SUPから水面へ飛び込んだりも。

大人も子どももどれだけ恥をかけるか? がSUPを楽しむための究極のポイントです。川にザブザブ落ちて、笑って、みんなで少しずつ上達していくようにしましょう。

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