作り方① 型紙を作る
ボトルの型をとる
愛用のサーモスのマグボトル。7〜8年使って、あちこちに傷や凹みが目立ちます。保温機能には何も問題がないので、今回、このボトルにオシャレなカバーを作ろうと思い立ちました。
さて、何色のカバーを着せてあげようかな。ワクワク。
まず、型紙を作成します。ボトルに紙を巻いて、側面の型をとります。
型紙を描く
実寸(黒線)より1.5cm外側にカット線(赤線)を引きます。これが側面のカットサイズになります。
底面の型紙は3枚。それぞれ底面の直径(黒線)より、Aは2cm、Bは1cm、Cは5mm大きい円(赤線)をコンパスで描きます。これがカット線になります。AとBは底のレザー用、Cは補強のプラ板用です。
作り方② 部品を作る
フェイクレザーをカットする
ボトルに合わせて濃い青のフェイクレザーにしました。売り場には様々な色のものがありますので、お好みで選んでください。
レザーに型紙を当てて、側面、底A、底Bのパーツをカットします。
ボンドで接着・組み立て
側面のレザーの四方を、内側に1cm折って、ボンドで貼り付けます。
ボンドはこちら。
取り扱い説明をよく読んで使ってくださいね。
補強用のプラ板をカット
底の補強板に使うのはこれ。工作用のプラ板です。
Cの型紙に合わせてプラ板をカットします。
底のパーツを作る
AのレザーとCのプラ板を重ねてボンドで接着し、ハサミでのりしろを刻みます。ちょきちょき。
だんだん作業が楽しくなってきました。
Aののりしろを内側に返して接着し、さらに上からBを被せてボンドで貼りつけます。
Bのレザーのはみ出た分を、ハサミで丁寧に切り落とします。
これで底のパーツができました。
重いものでプレス!
側面と底面を平らにくっつけるために、プレスします。
本の上から重しを乗せて、完全にくっつくまでしばらく置きます。
作り方③ 穴を開ける
7mmのゲージを作る
紙に7mm刻みの目盛りを書いたゲージを作ります。この間隔で、レザーに穴を開けていきます。
穴の位置を印つけ
左右の側面、底面にゲージを当て、鉛筆の先で、レザーの端から5mm内側に、コの字型に印をつけます。
いよいよ穴あけ!
さてさて、レザークラフトの醍醐味、ポンチで穴を開けていきます。
使うのは、左側の2mmのポンチ。
レザーの下に古雑誌を敷き、鉛筆でつけた印のところにポンチの先をあてがい、ハンマーで叩いて穴を開けます。
底面にも穴を開ける
穴に糸を通してパーツを編んでいくわけですが、ここで問題が。側面下部と底面の穴の数が合っていないと、どちらかの穴が足りなくなって、えらいことに! きゃー
計算するとか超絶面倒くさいことは大の苦手な私。側面のレザーをボトルに巻きつけ、底面のレザーを仮止めして、側面の穴に合わせて鉛筆で直に印をつけることにしました。こうすれば穴の数はぴったり合います。
トン、トン…。リズミカルに穴が開いていく感覚はクセになりそうです。
底面は間にプラ板が挟まっているので、少し強めに叩くときれいに穴が開けられます。
吊り下げ用のDカンを用意する
さて、ここで忘れてはならない大切なパーツを作ります。ボトル吊り下げ用のDカンを取り付ける、短いベルトを作ります。
5cm×7cmの大きさにレザーを切り、縦に3つ折りにして接着します。
できたベルトにDカンを通して2つ折りにすると、こんな感じ。
ゲージを当てて、縦に7mm間隔で、穴を開けておきます。
作り方④ 組み立てる
使うのは毛糸用とじ針とクラフト用コード
さあ、いよいよラストの組み立て。
毛糸用のとじ針は、真ん中の12号を使います。糸はクラフト用のワックスコード。青いレザーに映りが良い、黄土色の糸をチョイスしました。糸の長さは3mほどあれば充分です。(ボトルの大きさに合わせて増減してください)