アイキャッチ出典:スノーピーク
スノーピークのストーブの特徴
出典:スノーピーク
テントからウェア、さらにはドッグ用品まで豊富な商品ラインナップが魅力のスノーピーク。デザイン性や質の良さに定評があります。
今回はそんな数多くの商品のなかから、スノーピークのストーブ の特徴や選び方などを徹底解説します。
歴史あるメーカー「トヨトミ」のOEM品
出典:Instagram by @snowpeakstore_tokoname
スノーピークのストーブはすべてがトヨトミのOEM品です。トヨトミは、歴史あるストーブブランド。特にレインボーストーブはキャンパーのファンも多く、性能の高さに評判があり、暖房機能に長けているため短時間で空間を暖めることができます。
スノーピークのストーブは、トヨトミの品質の良さは残しつつ、スノーピークならではのアウトドアで重宝する仕様が満載です。
スノーピークのシェルター内で使用可能
出典:スノーピーク
寒い時期のキャンプでは、テント内でストーブを使用したいですよね。しかし残念ながら、多くのアウトドメーカーでは使用を推奨していません。
スノーピークも基本的には使用NGですが、リビングシェルやランドロックのようなシェルターまたは、2ルームシェルター内であれば使用可能としています。
限定色がマニア心をくすぐる
スノーピークでは、その年にしか手に入らない限定色のストーブを販売していることがあります。発売するたびに、多くのメディアに取り上げられる人気モデルです。
毎年春と秋に開催される、スノーピークの感謝祭「雪峰祭」で販売することが多いので、気になる方は忘れずにチェックしましょう。
手厚い永久保証のアフターサービス
出典:スノーピーク
スノーピークは「道具との関係を大切にしてほしい」という想いから全製品に一切の保証書がついていません。 もし壊れたら買い換えるのではなく、修理を繰り返し何年も使っていけるように永久保証となっています。
オンラインから修理や寝袋のクリーニング、テントの乾燥などのサービスが受けられます。この手厚いアフターサービスもキャンパーに愛され続ける理由です。
スノーピークのストーブ2種類4アイテム
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2024年2月時点でスノーピークが販売しているストーブは、石油ストーブの「グローストーブ」と石油コンロの「タクード」です。
どちらもスノーピークならではの仕様になっており、トヨトミから同じ仕様のストーブは発売されていません。それでは早速、この2種類の違いについて解説します。
暖かさを重視するなら「グローストーブ」
スノーピーク グローストーブ(KH-100BK)
サイズ | 388×388×474mm |
---|---|
重量 | 5.9kg |
燃料 | 灯油 |
タンク容量 | 4.9L |
点火方式 | 電池点火 |
出力 | 2.54kW |
燃焼時間 | 20時間 |
安全装置 | 対振自動消火装置 |
おすすめポイント
●円筒型のため360度全周から熱が放出される
●小型ながら、赤熱式の遠赤外線効果により室内をパワフルに暖める
●点火はレバーを回すだけの簡単操作で、連続燃焼は約20時間と長い
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グローストーブの1番のポイントは暖房効果が非常に高い点です。中央の燃焼筒から遠赤外線が側面方向へ広がるため、上方向のみならず360度に熱を放出します。
そのためテントの中央に設置すれば大人数が同時に暖を取れるので、ソロキャンプはもちろんファミリーキャンプにもおすすめです。
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点火もレバーをぐるっと回すだけの簡単操作。地震や強い衝撃が加わった場合に、自動的に消化する「耐震自動消火装置」を備え、いざというときも安心。タンク容量も大きく、連続燃焼時間は約20時間と長時間の使用も心配ありません。
料理を楽しみながら暖を取れる「タクード」
スノーピーク タクード(KH-002BK)
サイズ | 380×380×340mm |
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重量 | 6kg |
燃料 | 灯油 |
タンク容量 | 3.1L |
点火方式 | 点火棒 |
出力 | 2.15kw |
燃焼時間 | 15時間 |
安全装置 | 対振自動消火装置 |
おすすめポイント
●暖かさより調理性能を重視する方におすすめ
●スノーピークのIGTフレームにセット可能
●コンパクトなので持ち運びが楽で、自宅での保管も省スペースで収まる
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「冬にキャンプはしないから、少し暖を取れて料理を楽しめればいい」という方にはタクードがおすすめです。グローストーブは石油ストーブでしたが、こちらは石油コンロになるため、暖房効果もある調理用アイテムという位置付けになります。
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熱の放出が上のみの構造なのでグローストーブに比べて暖かさは劣ります。その反面、スノーピークのIGT規格に対応しているため、テーブルのフレームにセットし、天板を使ってお湯を沸かしたり、鍋やおでんなどの料理を楽しんだりできることが特徴です。
おすすめポイント
●IGT(アイアングリルテーブル)の機能を手頃な価格で楽しみたいという人におすすめ
●用途に合わせてBBQプレートやバーナー、ストーブなどの取り付けができるので、自分好みのカスタマイズができる
●オプションのテーブルを連結して長テーブルとしての使用も可能なので、ファミリーの使用にもぴったり
おすすめポイント
●IGT(アイアングリルテーブル)の機能をさらにスマートにスタイリッシュに楽しみたい人におすすめ
●脚部が折りたたみでコンパクトに収納できるので、車や家でも場所を取らず持ち運びも楽々
●シックな色合いの天然木の天板にブラックの脚が、洗練されたデザインで美しい
▼IGTシリーズについて紹介している記事はこちら!
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また、背が低くコンパクトなので持ち運びやすいうえ、車載時や自宅での保管時も省スペースで収まります。さらに燃焼時間は約15時間あるのもうれしいポイント。
基本カラーはブラックですが、雪峰祭限定カラーでフォレストグリーンが登場したこともあるので、気になる方は早めにチェックしましょう。
スノーピーク タクード フォレストグリーン(KH-002-FG)
サイズ | 380×380×340mm |
---|---|
重量 | 6kg |
燃料 | 灯油 |
タンク容量 | 3.1L |
点火方式 | 点火棒 |
出力 | 2.15kw |
燃焼時間 | 15時間 |
安全装置 | 対振自動消火装置 |
トヨトミレインボーストーブとの違いは?
スノーピークのストーブのラインナップをチェックしたところで、比較されることが多いトヨトミのレインボーストーブと、スノーピークのグローストーブの違いをチェックしましょう。
グローストーブ | レインボーストーブ RB-25N | |
---|---|---|
イメージ | ||
燃焼筒 | ||
重量 | 5.6kg | 6.2kg |
サイズ | 388×388×474(h)mm | 388×388×474(h)mm |
価格 | ¥65,780(税込) | ¥40,480(税込) |
タンク | 4.9L 二重タンク | 4.9L 二重タンク |
燃焼時間 | 約20時間 | 約20時間 |
暖房出力 | 2.54kW | 2.50kW〜1.25kW |
燃焼時間や暖房出力など、使用するうえで重要なスペックにあまり差はないものの、燃焼筒の構造は大きく異なります。グローストーブは筒自体を加熱することで発熱するので、暖かさが側面に広がっていくイメージですが、レインボーストーブは上方向に熱が伝わりやすい構造になっているので暖かさの感じ方に違いがあります。
また、価格についてはグローストーブのほうがやや高価なので、スノーピークでギアを揃えたい方や「熱がよりダイレクトに伝わるほうがいい!」という方はグローストーブ、価格の低さを重視する方はレインボーストーブがおすすめです。
スノーピークのストーブ用ケース・バッグ
出典:スノーピーク
スノーピークでは、ストーブ専用のケースも販売されています。持ち運びやすくなるだけでなく、運搬時のダメージを未然に防いでくれるので、セットで揃えるのがおすすめです。
スノーピーク ストーブバッグ(BG-100)
サイズ | 400×400×500mm |
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重量 | 930g |
おすすめポイント
●グローストーブとレインボーストーブに対応
●無駄のないぴったりサイズでかさばらない
●クッション材が入っているので、持ち運び時の衝撃からストーブを守ってくれる
スノーピーク タクード バッグ(BG-102)
サイズ | 400×400×360mm |
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重量 | 830g |
おすすめポイント
●雪峰祭2023秋限定で登場したタクード専用ケース
●スノーピークのロゴが落ち着いた雰囲気のグレーで、他のギアとも相性◎
●ファスナーがガバッと大きく開くので、ストーブの出し入れがしやすい
スノーピークのストーブのよくある質問
出典:スノーピーク
ここからはスノーピークのストーブについてよくある質問について解説します。
ふるさと納税で入手できる?
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ふるさと納税は、地方自治体に寄付をすることで、その自治体の特産品やお礼の品を受け取れる制度です。
毎年ではありませんが、本社がある新潟県三条市の返礼品として、スノーピークのストーブが出品されることがあります。人気なため見つけたら早めに検討するのがおすすめです。
レインボーストーブが欲しい!購入できる?
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過去にスノーピークでもレインボーストーブを販売していましたが、2024年2月時点では廃盤なっており、公式サイトで購入することはできません。ショップなどであれば、購入できる可能性もあるため、気になる方はチェックしてみましょう。
アウトドアだけでなく自宅でも使える?
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石油ストーブは部屋を素早く暖め、運転音も静か、さらには乾燥しづらいなどのメリットがあり自宅でも活躍します。
ただし石油特有の臭いが発生したり、定期的に換気する必要があったりするデメリットもあるため、理解したうえで安全に使用しましょう。
エルフィールドやヴォールトなどのテント内でも使える?
出典:スノーピーク
グローストーブとタクードを幕内で使用する場合、推奨されるのはスノーピークのシェルターと2ルームシェルターに限られます。そのためシェルターのエルフィールドは使用OKですが、テントに分類されるヴォールトはNGです。
偽物は存在している?
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スノーピークのストーブの偽物は、2024年2月時点で確認されていません。ただし購入する際は、定価より大幅に安い価格で販売している詐欺サイトに気を付けましょう。
詐欺サイトで購入すると、商品が届かなかったり、クレジットカードの情報を盗まれてしまったりなどの被害を受ける可能性があります。詐欺サイトには下記のような特徴があげられるので当てはまる場合は注意しましょう。
- ・サイトの日本語が不自然
- ・定価より大幅に安い
- ・販売会社や連絡先がデタラメ、または架空のもの
- ・決済方法が銀行振り込みのみ
- ・振込先名義人が個人名
もし被害にあってしまった場合、消費者ホットラインに相談をしましょう。
スノーピークのストーブで暖まろう
出典:スノーピーク
スノーピークのストーブは、調理と暖房どちらを重視にするかによって選ぶことができます。自分に合ったストーブをゲットして、アウトドアでも自宅でも暖かく快適に過ごしましょう!
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