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わずか20分でソールドアウトした「ハイカーサコッシュ」を超ロングレビュー!(2ページ目)

Tabitibi Toteをカメラバッグとして使い倒してみた

Tabitibi Toteハイカーサコッシュ
シンプルな一気室をスナップボタンで留める方式。ストラップは取り外し可能。

……が、まずここで皆様に告白しておくべきことがあります。自称「サコッシュ評論家」を名乗りながら、実は筆者は普段のハイキングでまったくハイカーサコッシュを使わないのです!

なぜなら、こんなギア関連の文章を長々と綴りながらも筆者の本業はカメラマン。腐ってもカメラマンとしては山に行くときはそれなりのカメラを持って行きます。

具体的にはフルサイズの一眼レフカメラなのですが、そのため胸のあたりにはいつもカメラを入れたカメラバッグがどーんと鎮座されていらっしゃいますので、ハイカーサコッシュが入り込む余地がまったくないのです。

そんなエセ「サコッシュ評論家」が Tabitibi Tote にはビビビと来た理由は、その名前の由来にもなっているギミックにありました。

なんとこの Tabitibi Tote、マジックテープで止められた底部がガバッと開き、小さなトートバッグ状に変貌するのです。

トートバッグに変貌した際の本体の厚みがあれば、フルサイズの一眼レフも入るのではないか? エセ評論家を脱するチャンス!

Tabitibi Toteハイカーサコッシュのサイド
ベルクロで留めた底部を解放するとマチ幅が2cmから14cmに広がる。
Tabitibi Toteハイカーサコッシュ 正面
ダイニーマ生地の天マチを伸ばすとさらに容量がアップする。

これまで、カメラバッグには Paago Works の Focus をたすき掛けにして愛用していました。

さすが Paago Works らしく細部まで使い勝手を追求した Focus は他社の追従を許さぬほどの完成度で、普段の山行や山での撮影時はもちろん、街でも愛用し倒していたのですが、PVCコーティングされた本体生地の肉厚な素材感もあり、UL的観点では少々嵩張ると思うことが多かったのも事実。

もちろん、カメラバッグである以上は衝撃吸収性やある程度の耐水性は必要な機能なのでそのぶん嵩張るのは仕方がないし、Focus が万人に全力でオススメしたい一品ではあることはまちがいないのですが、衝撃吸収性などをある程度犠牲にしても自己責任においてもっと軽快に使えるカメラバッグはないのかしらとずっと思っていたのです。それが日本のコテージインダスリーからここまでイケてるルックスで登場したのだから、手を出さないわけにはいきません(Tabitibi Tote はカメラバッグではありませんが)。

ともあれ、Tabitibi Tote が14cmまでマチが広がるとはいえフルサイズの一眼レフにはさすがに小さいのではないかと思う方も多いかと思いますが、自分はほぼ軽量でコンパクトな単焦点のレンズしか使わないし、とくにプライベートの山行では非常に薄いパンケーキレンズ1本なことがほとんどなので、それならば充分と見込んだのです。

結果はビンゴで、さらに標準~広角の単焦点レンズなら緩衝材入りのポーチに入れた状態でもう一本仕舞える余裕がありました。

Tabitibi Toteハイカーサコッシュ 内部
ポーチに入れたEF50mm F1.4 USMを入れてもこのように収納が可能。
Tabitibi Toteサイドとカメラ
サブカメラのEOS 5D Mark2にEF40mm F2.8 STMを装着した状態。ご覧の通り充分入る大きさ。

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