わずか20分でソールドアウトした「ハイカーサコッシュ」を超ロングレビュー!。そのカメラバッグとしての可能性を探る
筆者は、かつてgearedで日本のハイカーサコッシュの歴史を綴ったこともある自称「サコッシュ評論家」なのですが、久々に見逃せないハイカーサコッシュが登場しました。
昨年も多くのメーカーが登場した日本のコテージインダストリー(ガレージメーカー)シーンですが、なかでも大きなインパクトを残したのが、gearedでも紹介した Rawlow Mountain Works でしょう。
その要因としては周到なイメージ&ビジュアル戦略、各地でのポップアップショップや受注会を通じての精力的な販売戦略はもちろんですが、なんといってもプロダクトを一見して感じる強烈なオリジナリティと気の利いたギミックの数々、そして細部までこだわった完成度の高さにあることはまちがいありません。
なかでも、昨年の取材時は最終試作の段階だった Tabitibi Tote と名付けられたハイカーサコッシュには個人的にビビビときました。そして自称「サコッシュ評論家」として、直ぐさまこう思ったのです。
「こりゃ 山と道 サコッシュ 以来の大ヒットになんぞ!」
そしてその予想は見事的中し、昨秋ついに販売を開始した Tabitibi Tote は Rawlow Mountain Works のオンラインショップでわずか20分でソールドアウトしてしまったとか。
ともあれ、発売から5年以上を経た今も売れ続けているモンスター、山と道サコッシュに比類する存在になるかは未知数ですが、コーデュラナイロン風の生地を使ったULに振り過ぎていないルックスといい、小さな本体に満載したギミックといい、魅力的なカラーバリエーションといい、いまやULシーンを超えた人気を獲得している 山と道サコッシュ に比類する存在になるポテンシャルは充分にあると「サコッシュ評論家」は見ています。
前置きがかなーり長くなりましたが、今回はそんな大人気の Tabitibi Tote を Rawlow Mountain Works のご好意でお借りすることができましたので、実際に使い倒してのレビューを書いてみたいと思います。
前置きも長かったですが、実はここから始まるレビューもかなーり長いです。ですが、ぜひ最後までお付き合い頂けたら幸いです!