アイキャッチ画像作成:筆者
インナーシュラフの選び方
まずはインナーシュラフの選び方について、次の1~5のポイント別に詳しく解説していきます。
インナーシュラフの選び方のポイント
1.マミー型と封筒型のどちらが合うかを確認しよう
2.寝心地は素材によって大きく変わる!
3.寝心地への影響大!シュラフとのセットのしやすさ
4.なるべくコンパクトだと好都合!収納サイズや重さ
5.夏オンリーなら単体でシュラフとして使えるタイプがオススメ
マミー型インナーシュラフの人気おすすめランキング
- 質感No.1
- セットのしやすさNo.1
- 暖かさNo.1
モンベル シーツ ウォームアップシーツ
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.8
- 質感 ★4
- 収納サイズ ★4
- セットのしやすさ ★4
- コスパ ★3
- 暖かさ ★4
サイズ | 77×183.6cm |
---|---|
重さ | 250g |
材質 | クリマプラスメッシュ |
すべての項目で高水準の優良評価
おすすめランキングの1位は、モンベル シーツ「ウォームアップシーツ」! 登山グッズを中心に機能性と軽量性が両立されたグッズを良心的な価格で提供してくれているモンベルですが、インナーシュラフも同様に高機能ながら値段は5,000〜6,000円程度と今回比較したアイテムの中でも中位の価格帯です。
編集部
すべての項目に対して高水準の評価を満たし、見事1位に! 実際に使ってみて正直デメリットと思える部分が見当たりませんでした。
生地にはモンベルオリジナルの「クリマプラスメッシュ」を使っていて、肌触りは柔らかく凸凹があり、触っていてみるとすぐに快適さが感じられる手触りです。
クリマプラメッシュはメッシュ地で薄手ながらも、裏地が起毛となっていて保温性能や吸水・速乾性が高く、直接肌が触れる部分に使う素材としては最適な素材です。
保温性も秀逸で、マミー型インナーシュラフの中では2位の保温性能。
とくに計測を開始してから1時間後は50.1℃と他のアイテムを2℃上回るキープ力を示しており、それ以降も6時間後あたりまでは2位を維持。これはキャンプでもポカポカで暖かく眠りにつくことができそうです。
フワフワ感のある生地素材のおかげもあり、実際横になってみると数値以上に暖かく感じました。
セットしやすく収納もコンパクト
サイドジッパーがない袋型のシンプルな作りで、セットも簡単。生地の滑りがいいのでジッパーなしでもスッと中に入れられます。
生地が厚すぎないためコンパクトに折り畳むことができ、収納時もかさばりません。また、収納袋は丸めた状態に対しややゆとりのある大きさなので、ある程度雑に畳んでも収納できました。
- 質感No.1
- セットのしやすさNO.1
ナンガ スリーピング バッグ インナー シーツ
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.4
- 質感 ★4
- 収納サイズ ★3
- セットのしやすさ ★4
- コスパ ★4
- 暖かさ ★2
サイズ | 80×210cm |
---|---|
重さ | 425g |
材質 | ポリエステルメッシュ |
サラサラの質感が気持ちよく、おかげでセットもしやすい
2位はナンガ「スリーピング バッグ インナー シーツ」。シュラフを販売しているブランドでは1、2を争うほど有名なメーカーですね。
高価格帯のシュラフが中心ですが、インナーシュラフは4,500円ほどとお手頃価格になっています。
触ってみて感じたのが、サラサラの生地の質感。手触りが良く中に入っても変に引っかからずスムーズに動くことができます。
編集部
伸縮性もある素材なので、寝返りも打ちやすく感じました!
セットするときも滑りがいいので簡単に装着できました。これは今回検証に使ったシュラフがナンガ製ということもありますが、他のブランドのマミー型シュラフでも同じようにセットはしやすそうです。
ただし保温性は僅差ながらも最下位。開始1時間後は48.5℃と中位だったものの、それ以降はどの時間も最下位近辺に位置していました。
超コンパクトなわけではないが、大きくもないサイズ
サイズは「すごく小さい!」というわけではありませんが、今回検証したアイテムの中には横幅40cmのものもあったのでコンパクトな部類。生地が薄手ということもあり、多少雑にたたんでも袋に収納できました。
- 質感NO.1
- 収納サイズNO.1
シートゥーサミット サーモライトリアクター
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.2
- 質感 ★4
- 収納サイズ ★5
- セットのしやすさ ★2
- コスパ ★2
- 暖かさ ★3
サイズ | 210×90cm |
---|---|
重さ | 約248g |
材質 | ポリエステル |
質感抜群でコンパクトさが売り
3位はシートゥーサミット「サーモライトリアクター」。シュラフカバーを製造するメーカーとして創業し、現在では様々なアウトドアアイテムを販売しています。
価格は7,000円ほどと今回比較したインナーシュラフの中では高めの価格帯です。
触り心地がスベスベで、肌にまとわりつかずスルッと入ることができました。薄着で横になってもイヤな感じがなく、快適に眠れそうな印象です。
生地自体は薄手ながら3時間後は3位の33.8℃を計測し、それ以降は僅差で常に中位を争うなど健闘。
編集部
伸縮性があるため寝返りを打ちやすく、寝心地と保温性が程よく両立されたアイテムという印象です!
また、収納時は横縦とも2位のナンガよりコンパクト。生地が薄手なこともあり雑にたたんでも袋の中に入ります。
スベスベの生地感がセットしやすさでは裏目に出ているかも……
スベスベで柔らかい質感は手触りの面では抜群なのですが、セットしようとするとすべって動いてしまい、なかなか場所が定らずやや難航。
一度インナーシュラフの中に入ってから寝袋に入った方がスムーズにセットできるかも? というレベルに手がかかってしまったのが惜しいポイントでした。
イスカ ライナーサイドジッパー スーパーライト
総合評価
★★★★★★★★★★ 3
- 質感 ★2
- 収納サイズ ★4
- セットのしやすさ ★3
- コスパ ★4
- 暖かさ ★2
サイズ | 78×205cm |
---|---|
重さ | 320g |
材質 | ポリエステル |
手触りが良く使い心地はいいが、保温力は低い
4位はイスカ「ライナーサイドジッパー スーパーライト」。シュラフの専門メーカーで、-30℃環境でも使えるような厳冬期向けの本格シュラフも販売しています。価格は4,000円ほどと、中位の価格帯です。
編集部
生地は薄手ながらも起毛素材で気持ちいい手触り! 外側は内側とは質感が異なり滑らかな質感です。
ただ、生地感が薄いこともあり、1時間後に2位の48.8℃を計測した以降は下位に位置するなど保温力は高くありませんでした。
サイズが小さめで持ち運びしやすい
収納サイズはここまで上位にランクインしたアイテムに比べると横幅はやや大きいですが、円柱状で持ち運びもしやすくオートキャンプなら問題ない範囲。こちらも薄手でコンパクトに折りたためるので袋に簡単に入れることができます。
- セットのしやすさNO.1
LITUME オールシーズン対応 ベロアフリース 寝袋インナーシュラフ 8°C
総合評価
★★★★★★★★★★ 3
- 質感 ★3
- 収納サイズ ★2
- セットのしやすさ ★4
- コスパ ★3
- 暖かさ ★3
サイズ | 215×80cm |
---|---|
重さ | 410g |
材質 | ポリエステル |
厚めの裏起毛で肌触りはGOOD!だけどサイズは少し大きめ
5位はLITUME「オールシーズン対応 ベロアフリース 寝袋インナーシュラフ 8°C」。40年以上の歴史がある、寝袋やダウン製品を販売しているブランドで、価格は5,000円ほどと中位の価格帯です。
編集部
厚めの生地はセットしやすく、包まれているような安心感のある寝心地です!
表面はサラサラの生地で中は短めの裏起毛になっていて気持ちよく、ここまで検証したスルッとした質感のものより暖かく感じられました。
ただし3時間後は3位の34℃記録した以降は下位近辺をさまようなど、そこまで保温力が高いわけではないようです。
収納サイズは少し大きめの部類。生地が厚めなこともあり、袋の中に入れるのも少し苦労しました。
伸縮しにくいので人に寄っては窮屈に感じるかも……
生地の厚みは暖かさの面ではメリットに感じましたが、伸び縮みしにくいことが気になりました。ただでさえ身動きが取りづらいマミー型、伸縮性が低いことで寝返りが打ちづらく感じる人もいるかもしれません。
- コスパNO.1
ネイチャーハイク インナーシーツ
総合評価
★★★★★★★★★★ 2.8
- 質感 ★3
- 収納サイズ ★3
- セットのしやすさ ★1
- コスパ ★5
- 暖かさ ★2
サイズ | 80×200cm |
---|---|
重さ | 350g |
材質 | ポリアミド |
弾力性が高く伸びがいい生地感
6位はネイチャーハイク「インナーシーツ」。日本での本格展開は2020年と最近ですが、テントから寝袋まで様々なアイテムを販売しているブランドです。
編集部
価格は3,000円ほどと今回比較したマミー型のインナーシュラフでは一番の低価格が魅力です!
抜群の低価格が目を引きますが、生地の弾力性も要注目。弾力性が感じられるインナーシュラフは他にもありましたが、ネイチャーハイクはストッキングなどにも使われるポリミアドという合成繊維と弾性繊維が8:2の割合で配合されているというだけあって、張りのある高い伸縮性が感じられました。
生地は薄めでサラサラの質感ですが、薄い分保温性は高くありません。1時間後に48.1℃の4位を計測した以降、常に中位〜下位を争っていました。
コンパクト収納だけど、セットのしにくさが少し気になるかも……
生地が薄く伸縮性もあるので収納はかなりコンパクト。袋の大きさも余裕があり、たたまなくても入るかもしれません。
ただ、生地感の影響で場所が定まらずグシャッとなってしまうので、セットが大変……。インナーシュラフに入ってからシュラフに入る方法も試しましたが、収縮するためどうしても綺麗に入ることができませんでした。
- セットのしやすさNO.1
- 暖かさNO.1
スナグパック フリースライナー インナー シュラフ
総合評価
★★★★★★★★★★ 2.6
- 質感 ★2
- 収納サイズ ★1
- セットのしやすさ ★4
- コスパ ★2
- 暖かさ ★4
サイズ | 220×76cm |
---|---|
重さ | 1kg |
材質 | ポリエステル |
暖かさはNo.1!セットのしやすさもまずまず
7位はスナグパック「フリースライナー インナー シュラフ」。軍隊にも製品を提供しているイギリスのシュラフブランドで、価格は7,500円ほどと今回比較したマミー型のインナーシュラフでは1番の高価格です。
編集部
生地はフリース地で、夏は単体で使えそうなくらい厚さがあり、今回検証したマミー型インナーシュラフの中では保温力はNo.1!
特に3時間後にはトップの35.7℃を計測。それ以降はその他のアイテムと2℃ほど突き放すダントツの暖かさをキープした結果となり、夜中に寒くて起きることも少なくなるかもしれません。
保温性が高いせいかゴワつきを少し感じましたが、セットはしやすく扱いやすいインナーシュラフという印象です。
かさばりやすく、サイズが大きいので持ち運びしにくい
惜しかったのが、厚手のためコンパクトに収納できない点。収納時の大きさはシュラフと比較しても一回り小さい程度です。
マミー型のインナーシュラフの中では群を抜いて大きく、持ち運びに苦労しそうです。
封筒型インナーシュラフの人気おすすめランキング
- セットのしやすさNO.1
- コスパNO.1
- 暖かさNO.1
キャプテンスタッグ フリースクッションシュラフ
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.6
- 質感 ★3
- 収納サイズ ★2
- セットのしやすさ ★4
- コスパ ★5
- 暖かさ ★4
サイズ | 75×190cm |
---|---|
重さ | 879g |
材質 | ポリエステル |
暖かく生地感もGOOD!
おすすめランキング1位はキャプテンスタッグ「フリースクッションシュラフ」でした! 様々なコスパ抜群のアウトドア製品を販売しているブランドで、インナーシュラフも執筆時点は2,000円ほどとお値打ち価格。
編集部
今回比較した封筒型のなかでは、抜群にコストパフォーマンスが高かったです!
生地はフリースで裏面は短い起毛素材になっていて、暖かくかつ肌触りも良い質感。
そして驚くことに生地は薄めながらも保温力はNo.1! 裏起毛の質感も手伝って、保温性能以上に暖かさを感じるかもしれません。
1時間後にトップの55.2℃を計測し、常に1位争いを繰り広げていました。
セットしやすく、使わないときは枕としても活用できる
生地の滑りも厚さもちょうど良く、シュラフへのセットもスムーズ。収納はコンパクトとは言えませんが、収納袋が四角形になっているので中に詰めると枕のよう。インナーシュラフとして使わないときは枕として活躍するので一石二鳥です!
- 質感NO.1
コールマン フリースインナー 封筒型寝袋用
総合評価
★★★★★★★★★★ 3.2
- 質感 ★4
- 収納サイズ ★3
- セットのしやすさ ★2
- コスパ ★4
- 暖かさ ★3
サイズ | 約190×84cm |
---|---|
重さ | 約700g |
材質 | ポリエステル |
程よくスベスベで保温性あり!
2位はコールマン「フリースインナー 封筒型寝袋用」。アウトドア用品ではお馴染みコールマンは、封筒型シュラフのラインナップも豊富ですね。価格は2,500円ほどと中位より少し安めの価格となっています。
編集部
質感は、程よくスベスベ。心地よい触感で、滑りも良いので中にサッと入ることができます!
1枚地ながらもある程度の保温性があり、1時間後にはトップの55℃。それ以降も3位を維持し続け、今回比較した中では真ん中くらいの保温力でした。
収納サイズは小さくもなく大きくもなく、こちらも今回検証した封筒型インナーシュラフのうちちょうど真ん中くらいのサイズ感です。
今回検証にコールマンの寝袋を使用したためサイズもピッタリでセットしやすかったもの、入れやすさは他の封筒型インナーシュラフと特段変わらず。封筒型で同じサイズ感であれば問題なく使えそうです!
細かい仕様で気になる部分も……
少し気になったのは、足元まで開くチャックがすべて締まりきらないこと。これはチャックの開きやすさを優先してのことなのかもしれませんが……。
今回比較したのは屋内なのでそこまで気になりませんでしたが、寒い環境で薄めのシュラフを使っている場合はそこから暖かい空気が漏れてしまうことも考えられます。
また、大きめのタグが外側についていて邪魔に感じます。切れば気になりませんが、タグを切ることに抵抗を感じる人にとっては細かいですが残念ポイントかもしれません。
3位はワークマン「3Mインサレートインナーシュラフ」。建築現場の作業用アイテムだけではなくアウトドアジャンルにも進出し、いまやアウトドア界の黒船ともいえるブランドですよね。
全体的にコスパがいいことが特徴のブランドですが、インナーシュラフは3,500円と中位の価格帯。人気アイテムのため、オンラインショップは執筆時点では品切れとなっています。
編集部
暖かさは、比較した封筒型インナーシュラフの中ではトップクラスでした!
生地は、起毛した生地がブロック状に配置された“ブロックフリース地”。起毛していない部分から空気が通り抜けるため普通のフリースより蒸れにくく、保温性と通気性を兼ね備えた素材で元々作業服でも使用されている生地なのだとか。
二重になっているため質感に少しゴワつきを感じるものの、寝るには気にならない程度でした。
厚手ゆえに少しセットしにくいかも……
生地が厚い分暖かくはあるのですが、セット時はシュラフの中にもう1枚シュラフを敷く感覚。セットできないわけではありませんが、少し苦労しました。
そして同じく厚みがある分収納状態も、今回検証した封筒型インナーシュラフの中では1番大きいサイズ感でした。
ちなみにワークマンには専用の寝袋「BASICスリーピングバッグ」があり、当然こちらにはピッタリ。滑りやサイズ感もちょうどよく基本的にセット使いを前提としたインナーシュラフのようなので、この結果は致し方ないところではありますね。
- セットのしやすさNO.1
ロゴス フリースシュラフ
総合評価
★★★★★★★★★★ 3
- 質感 ★3
- 収納サイズ ★3
- セットのしやすさ ★4
- コスパ ★2
- 暖かさ ★3
サイズ | 80×190cm |
---|---|
重さ | 770g |
材質 | ポリエステル |
生地が程よい滑り具合でセットしやすい
4位はロゴス「フリースシュラフ」。ロゴスといえばメープルリーフの可愛らしいロゴが特徴で、インナーシュラフにも同ブランドの定番シリーズにあしらわれているナバホ柄がプリントされています。
検証時の価格は4,800円と、封筒型のシュラフの中では1番高いアイテムでした。
生地は光沢感があって少し厚めの1枚地のフリース。厚みはありますがゴワつきはなく、フワフワで気持ちいい質感です。
ちょうどいい具合に滑ってくれるので、セットもスムーズ。
編集部
寝心地の邪魔をしない、まさに理想的な厚みのインナーシュラフという印象です!
2時間後は3位と1℃近くの差があったものの、5時間後には差を0.3℃まで縮めて後半の保温性が高くなっており、生地のフワフワ感がさらに温かみを感じさせてくれます。
収納サイズは真ん中くらい。縦が38cmと長さはありますが、円柱状なのでそこまで気にならないでしょう。
静電気が気になる場合も……
今回比較した中で唯一インナーシュラフを脱ぐときに静電気が発生しました。筆者にはあまり強く感じませんでしたが、ビリッとくる人もいるかもしれません。
また、コールマン同様大きめのタグがついていて足元のチャックが締まりきらなかったのも個人的には惜しいポイント。やはり冬の屋外で使うことを想定すると、ここはしっかりチェックして選んでおきたいところです。
- 質感NO.1
HOLOMUA インナーシュラフ
総合評価
★★★★★★★★★★ 3
- 質感 ★4
- 収納サイズ ★4
- セットのしやすさ ★2
- コスパ ★3
- 暖かさ ★2
サイズ | 約210×75cm |
---|---|
重さ | 約395g |
材質 | ポリエステル |
コンパクトなサイズ感で生地感はGOOD
5位に選出したのがHOLOMUA「インナーシュラフ」。執筆時の価格は3,200円ほどと、封筒型のインナーシュラフの中では中位です。
編集部
生地にフリースを使用していながら収納サイズは小さく、今回比較したフリース生地の封筒型のインナーシュラフでは1番コンパクト!
質感もサラッと柔らかく中に入ると包まれているような心地良さですが、横になったときに生地が伸びにくく寝返りが打ちづらかったことが気になりました。
フリース地だけど保温性が低い
薄手のフリースということもあり、2時間後に最下位の39.8℃を計測した以降は常に最下位争いを繰り広げ、結果は僅差の最下位と、保温性は低い結果となりました。
また、柔らかめの生地が相まって場所が定りづらくセットも少し大変でした。
- 収納サイズNO.1
- コスパNO.1
CYCLETRACK インナーシュラフ
総合評価
★★★★★★★★★★ 2.8
- 質感 ★1
- 収納サイズ ★5
- セットのしやすさ ★1
- コスパ ★5
- 暖かさ ★2
サイズ | 210×70cm |
---|---|
重さ | 約380g |
材質 | ポリエステル |
超コンパクト!収納サイズだけで選ぶならコレがおすすめ
6位はCYCLETRACK「インナーシュラフ」。執筆時の価格は1,580円と封筒型のインナーシュラフの中では一番の低価格アイテムです。
編集部
突出している点は価格だけではなく、収納サイズ! 他の封筒型インナーシュラフに比べると二回りくらい小さいサイズ感です。
シーツのような質感も、保温性は低い……
生地はフリースや裏起毛ではなく、ただのシーツのような1枚布。
他の生地と比較するとかなり薄く、2時間後に5位の40.5℃を計測した以降は下位層を形成して、最終結果は僅差の5位と保温性は低い結果となりました。
薄手なこともあってセットもしづらい……。今回色々検証してみて、やはり適度に厚みと引っかかりのある素材の方がシュラフの中にセットしやすいことがわかりました。
また、肌触りは良かったのですが中に入る際に引っかかってなかなか入れず。出る際も引っかかってなかなか出ることができず、キャンプで使用するとなると正直ストレスを感じそうなアイテムでした。
インナーシュラフ全13選を徹底検証
今回は通販サイトの人気売れ筋商品から気になるロープライスアイテムまで、マミー型は7モデル、封筒型は6モデルの全13アイテムを次のポイントに沿って検証してみました。
検証ポイント
1.生地の質感
インナーシュラフをシュラフにセットして、実際に寝てみて生地の質感を比較しました。インナーシュラフは直接肌に触れるアイテムになるのでまず手で質感を確かめ、さらにシュラフの中に入って寝たときの質感も確かめました。
2.収納時のサイズ
実際に計測して収納時のサイズを比較。縦・横・高さの大きさをメジャーで計測しています。
3.セットのしやすさ
封筒型・マミー型それぞれのシュラフに装着して、セットのしやすさを比較しました。
4.暖かさ
インナーシュラフの腹部に、中にお湯の入ったペットボトルを入れて1時間単位で温度を計測する方法で保温力を検証。インナーシュラフの上に毛布をかけることで、シュラフにセットした布に包まれている状態を再現しています。
ちなみに今回スタート時の湯温はマミー型シュラフを比較したペットボトルは69.9℃、封筒型シュラフを比較したペットボトルは73.5℃でした。
5.価格(コストパフォーマンス)
コストパフォーマンスは、記事執筆時点における販売価格と品質のバランスを総合的に考慮して評価しています。
検証方法
検証場所
検証場所は愛知県某所のキャンプ場で検証を行いました。各検証日とも3月上旬で気温は最高気温18℃、最低気温12℃ほどです。
検証方法
・メジャーで収納時のインナーシュラフのサイズを計測
※マミー型、封筒型と日を分けてに検証をしています。
検証に使ったシュラフ
マミー型は厳冬期用シュラフとして性能に定評のある「ナンガ 750DX レギュラー」を。封筒型は定番ブランドでお持ちの方も多いであろう「コールマン アドベンチャースリーピングバッグ/C5」をそれぞれ使用しました。
インナーシュラフでキャンプの夜がもっと快適に!
インナーシュラフには保温性を高めてくれるだけでなく、シュラフを汚れやにおいから守ってくれたり、より快適な寝心地をサポートしてくれる役割があります。
インナーシュラフを使って、アウトドアシーンでも快適な睡眠を実現しましょう!
インナーシュラフの人気売れ筋ランキング
楽天市場、Yahoo!ショッピングにおけるインナーシュラフの人気売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認できます!
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がCAMP HACKに還元されることがあります。
※各商品の紹介文は、実際に商品を使用した上での見解に加えて、メーカー・ECサイト等の内容を参照して記載をしております。
※掲載されている情報は、CAMP HACKが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
インナーシュラフに関するおすすめの記事はこちら
▼冬用シュラフの選び方に関する記事はこちら!
▼寝袋ケアに役立つ便利アイテムを紹介している記事はこちら!
▼クッションにもなる2WAY寝袋に関する記事はこちら!