あのニンジャタープの相棒が、夏に便利そう!
インスタ映えするステキで心地いいキャンプが勢いを増していますが、一方で、タープをメインとしたライトなキャンプも注目されています。
その筆頭と言えるのが、ニンジャタープ。自転車やバイクなどなるべく荷物を減らしたい旅人に大きな支持を得ているのはご存じの通り。
理想的な軽量メッシュテント
ただし、タープだけでは雨の日が不安ですし、雨上がり後、ヌタヌタになったサイトも不快です。
何より、虫! 蚊だけならまだしも、アブやハチ、ムカデなどがはいってきづらい自分だけのサンクチュアリ=軽量な蚊帳はやっぱりほしい。
そんなユーザーの声を反映してか、2017年の春、待望のメッシュテントがローンチされました。その名も「ニンジャネスト」。
実際に「NINJA NEST/ニンジャネスト」を張ってみた
フロアと三角のパネルはナイロン30Dシリコンコーティング、上部は細かなメッシュで、重量は650g。重量500gのニンジャタープと組み合わせても、わずか1150g!
値段は2つあわせて4万3000円ですので、決してかわいいプライスとは言えませんが、変幻自在。通気性抜群なので夏キャンプは暑さ知らずで過ごせるのも魅力です。
バスタブ型フロアが雨の日でも心強い
蚊帳とは違い、バスタブ形状のフロアがあります。
石を蹴り入れることがありませんし、隙間から這う虫が入りにくいんです。もちろん、雨の日でも安心。
さすが国産!細部の質の高さでストレスフリー
出入り口は、三角パネルと、メッシュパネルの2カ所。
ファスナーはこのように共通なので「どっちがどっちだって?」と混乱することはありません。また、共用にすることでどちらも大きく開くこととなり、出入りのストレスはありません。
メッシュパネルの反対側のコーナーはファスナーがゆるやかにラウンドしています。この角度は引っかかりを感じず、スムーズに動くのが気持ちいいデザインなんです。
しかも、ファスナーの外側の小さな三角部分までメッシュ。この芸の細かさがたまりません。
さらによく見ると、この縫い目。テンションがかかりやすいこの部分は、縫い目が2重になっているんです。
2人の男性が寝ても余裕のある横幅
フロアサイズは180×190cm。マットを2枚並べても余裕があります。
ニンジャタープを上に張ってみたところ。なぜサイドの三角パネルはメッシュじゃないの?と不思議に思いますが、こうしてみると雨の吹き込みを防ぐためだと実感できます。
高さは100cmで、その形状ゆえ端にいくほど圧迫感があります。メッシュパネルにはループがあるので、ニンジャタープのトグルに引っかけると、多少ですが圧迫感を解消できます。
NESTの核「メッシュ」について
三角パネルの下の方にはトグルがあって、メッシュパネルで間仕切りができます。
荷物を出し入れするときに虫が入ってきやすいので、ソロキャンプならこんな風に片側を寝室、もう片側を荷物置き場にしてもいいんです。
メッシュの中央にループがあります。トレッキングポールやちょうどいい木がない場合は、ロープを使ってつり下げることができます。
写真はわかりやすく中央だけを吊していますが、三角パネルの上部だって吊すことができます。
メッシュ部分はこんなに細かくてしなやか。ごわつきがないので、小さくまとめられます。
最初に「プライスがかわいくない」と記しましたが、素材やパーツをていねいに見ていくと、めちゃくちゃお得なプロダクトだということがわかります。
パーゴワークス ニンジャタープ
●重量:約500g
●主素材:30Dシルナイロン
●付属品:ガイライン6本、スタッフバッグ
パーゴワークス ネスト
実際に使って、気になったポイント
なお、ニンジャネストはじつに魅力的なのですが、弱点は収納袋。シルナイロンのニンジャタープもそうですが、付属の収納袋に納めるのは至難の業です。とくに雨の日の撤収ではイラッ。別に防水袋を用意し、ネストとタープをまとめて収納するほうが現実的です。
すでにニンジャタープを使っている人には最高のアイテムだということは間違いなく、新たにソロキャンプ用のテントや、夏用のメッシュテントを探している方にはおすすめできるアイテムですよ。