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A-suke流「アウトドア ダンディズム」#06:ナイフの持ち歩き方、使い方のルール(2ページ目)

布でくるんだりスタッフバッグに入れたりケースに入れたりしてカバンの中に入れて持ち運ぼう。要はすぐに取り出せないようにしていることが重要で、法律はナイフを使って犯罪を犯そうとスタンバってる人を取り締まりたいわけだから、それに該当しなければいいのだ。

もし、キャンプの行き帰りに運悪く警察の職務質問などを受けてしまったらナイフを所持している旨は必ず伝えよう。目的も持ち運び方も正しければおとがめはない。

恥ずかしながら職務質問を受けてカバンからナイフが出てきてしまったことがある。このときは前日まで釣りキャンプに行っていて、降ろしたと思ったナイフがうっかりカバンの中に入っていたのだ。いろいろと取り調べを受けて犯罪性ナシと無事解放してもらったのだけれどかなりの時間を無駄にした。。。

アウトドアで使うためにナイフを所持する、という行為はアウトドアマンからすれば自然な行為なのだが、一歩街中に入ればそれはアウトドアナイフではなくなることをしっかり自覚する必要がある。

皆さんもくれぐれも気を付けてください(笑)

部屋での取り扱いだって注意したい

さて、部屋の中や現場でも取り扱い方には注意が必要だ。ナイフはなんといっても危ない道具でもあるからだ。取り扱いを誤れば自分で怪我をしたり他人を傷つけることになる。安全に扱うポイントをいくつか教えよう。

<ナイフの抜き方>

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これができていない人が多い。

時代劇で刀を抜くときを想像してほしい。まず鞘を持った左手の親指で刀の鍔を押し上げて「鯉口を切る」のですが想像できるかな?日本刀の鞘は刀を安全に運ぶために簡単に抜けないようにテンションがかかっている。この抜けないためのテンションを左手の親指で外す行為を「鯉口を切る」といって、この動作をすることで安全に刀を抜くことができるわけ。

ナイフも一緒でシースのテンションのかかったままナイフを勢いよく抜くと、勢い余って誰かを意図せず切りつけてしまう可能性がある。ナイフの場合はハンドルを持った右手の親指でシースを押し出して「スコッ」とテンションが抜けてから静かにナイフを抜くようにしましょう。この動作ができていると玄人感も出てので(笑)、ぜひ安全のためにもカッコつけのためにも実践してくださいね!

<ナイフの渡し方>

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次はナイフの渡し方です。鞘に納めてても納めてなくてもハンドル側を相手に向けて差し出して。場合によっては手渡しではなくて地面やテーブルに置いてから受け取ってもらうのも安全でしょう。

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