焚き火ツール
焚き火だけを愉しむ時は、それほど小道具を持ち込みません。
火ばさみとグローブぐらいでしょうか。
グローブは大きい方がファイヤーサイドストーブグローブ。使い込んでいく内に熱と油でゴワゴワ固くなるものですが、このグローブはいつまでもしなやかで扱いやすく、ロングサイズなので腕の火傷も防いでくれます。
小さい方がグリップスワニー。しなやかで強度のあるレザーと快適な装着感はワークグローブの中では群を抜いています。撥水性・耐久性を兼ね備えたヘビーデューティに相応しいグローブ。保証システムが充実しているのも有り難いです。
火ばさみは安価なものから多数揃えていますが、先が平たいものは少し使いづらい気がします。写真のファイヤーバードは主に薪ストーブで使っていますが、つかむ・かえす・砕く・ならすなど用途が広く使いやすい火ばさみです。
シャベルはダッチオーブン料理の際、熾きやチャコールブリケットをすくうのに重宝しています。
五徳はあまり使う方ではありませんが、「野遊び術」の焚き火シーンでとても気に掛けていたグリルがありました。それは著者の一人、細田充氏がアメリカでみつけたというV字型に開くアイアン製五徳です。写真は四万十塾+tent-Mark DESIGNESの中空焚火ゴトク。同じようなタイプの五徳です。単純でありながら、大小様々なケトルや鍋が自在に置けるという点が私の焚き火スタイルにグッとくるものがありました。
直火は決まったスタイルがあるわけではありません。
とても自由なスタイルが可能性を広げ創造力を膨らませてくれます。
そのための道具は、単純でヘビーデューティであること。それが私のスタンダードです。
次回は直火スタイルや直火かまどについて触れたいと思います。