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駒ヶ根アウトドアライフ#02:森暮らしの火起こし(3ページ目)

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こうして、ひとつの薪束から火口や焚き付けを作り、中くらいの薪と太い薪が残ります。
次に焚火台への薪の組み方です。火持ちを良くするなら焚火台の底に堅木の塊を入れます。
不揃いの備長炭などもいいと思います。

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その上に薪を並べ、火口を置いて細かな焚き付けをのせていきます。

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マッチ又はライターで火口に着火すれば、しばらく手を加えなくても自然に燃えていきます。
熾きが十分に蓄えられたら、薪を少しずつ追加していきます。

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焚火台は燃えやすい構造なので、薪を立てたりせず隙間なく置いた方が薪は長持ちします。
派手にボウボウ燃やすのは、少々稚拙な焚き方。
小さな炎で長く燃やし続ける、これが品のいい焚き方だと私は思います。

最後に焚き火(野外焼却・野焼き)の条例に関して触れておきます。
平成13年の法律改正から、すべての野外焼却が禁止になりました。
しかし各自治体にはそれぞれ特例として認められている焼却もあります。
例えば宗教上の祭事や農・林作業での焼却、キャンプ場施設での焼却などです。
気になる私有地での焚き火ですが、駒ヶ根市の場合は「自宅でのたき火その他日常生活を営む上で通常に行われる焼却で軽微なもの」との特例が設けられています。
ただし、近隣への迷惑行為などいくつかの注意書きが付則されていますので、節度ある焚き方も大切です。
いくら直火可能なキャンプ場といえど、非常識な行為によって焚火台の使用も禁止になった事例もあります。
ましてや許可なく他人の山や森に入ってブッシュクラフトの真似事をするような行為は論外です。

理解できない人にとって、焚き火は迷惑以外の何者でもないのです。
最低限のルールとマナーを守り、焚き火が永遠に人の心を和ませる重要な役目を担ってくれる存在であることを願っています。

次回は、寒くなってきたこの季節に欲しくなる「薪ストーブ」についてお話します。

 

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