炊飯手順はこちら
ライスクッカーデュオの水蒸気炊飯の手順
- 1|お米を研いで、水を切る
- 2|30分間、浸水させる
- 3|外鍋に水500cc入れて、20分火にかける
- 4|10分蒸らして、ふっくら炊き上がり
手順1|お米を研いで、水を切る
通常、炊飯するときは手でお米を研いでヌカや汚れを取り除きますが、ライスクッカーデュオは、ふたをしてシャカシャカ振るだけでいいそう。目安は、上下に約10回。
先述したように、手を濡らさずに米研ぎできるところにまず拍手!

ふたを45度ズラすと水切り穴が出てきます。その穴を使ってジャーっと水切りをします。
水切り穴はお米がすり抜けにくい大きさになっていますが、小さい粒は少しこぼれてしまいました。
POINT:研ぎ汁は洗いものにとっておく

- お米の研ぎ汁は食器の汚れを落としやすくする効果が。とっておくとあとで洗いものがラクになります!
この上下シャカシャカ、ジャーッと水切りを2〜3回ほど繰り返したら、内鍋に水を入れます。

今回はMAXの1.5合を炊くので、1.5のメモリまで水を入れます。
必要な水の量がひと目でわかるのがほんとにラク。メスティン炊飯のときはシェラカップで計ってたからな……。
手順2|30分以上、浸水させる

洗米後は30分以上放置。お米に水を吸わせます。
このとき、冷蔵庫で鍋ごと冷やすと、よりゆるやかな温度上昇になり、さらにおいしく炊き上がるのだそう。キャンプならクーラーボックスに入れておくのがよさそうですね。

POINT:浸水はしっかり!
- 急いでいたときに浸水時間を15分にしたらかなり芯が残ってしまいました。ここはお米に水をしっかり吸わせておいた方が失敗が少ないです。
- 公式サイトには浸水時間は30分と書いてありましたが、冬は1時間くらい浸水させるといいかも。
手順3|外鍋に水500cc入れて、20分火にかける
浸水が終わったら、外鍋に水を400〜500cc入れます。

ここでも気が利いてるな〜と思ったのが、外鍋にあるメモリ。この線が400ccのサインなので、線より少し上まで水を入れればOK。
POINT:空焚きにはご注意
- 400ccより水が少ないと途中で水がなくなって空焚きになる可能性があるので、メモリの上までしっかり入れます

そしていよいよ炊飯スタート! 内鍋をセットして火にかけます。このとき火加減は弱火〜中火に。
ふたの合間からしっかり蒸気が出るまで熱するのが重要です。ここで加熱が弱いと、芯が残ってしまいました。
POINT:持ち手はテレコに。ミトンも準備しておく

- このとき外鍋と内鍋の持ち手をずらす(テレコにする)と、炊き上がった際に内鍋だけ取り出しやすくなります。
- 持ち手は熱くなるので、ミトンの用意も必要です。
手順4|10分蒸らして、ふっくら炊き上がり

約20分加熱して蒸気がしっかり出てきたら、火を止めて10分蒸らしの時間。ついふたを開けたくなってしまいますが、その気持ちをグッと堪えます。

そして10分後、ドキドキしながらふたをパッカーン。ふっくら粒のたったお米になっていました!
▼水蒸気炊飯についてはこちらの記事でも紹介しています
味は?焦げつきは?
気になる味は……ちゃんとおいしい

食べた感想は単純に「おいしい!」です。蒸らしの時間が少なかったせいか、食感は気持ち硬めでしたが、ふつうに炊飯器で炊いたようなご飯に炊き上がっていました!
筆者は水蒸気炊飯はじめてでしたが、意外とおいしく炊けるもんですね。
同時にメスティン炊飯もしていたけど

味を比較するべく、じつは同時にラージメスティンで同じ量の1.5合を炊飯しましたが、食べ比べてみましたが味に差異なし(素人の感想です)。
しいて言えば、メスティンはおこげができると香ばしさがプラスされるので、その点の差はありますね。
ほんとに焦げつきなし

お米が入っている内鍋は直接火に当たらないので、焦げつきはなし。炊飯器の内釜を洗う感覚で、ツルッと汚れを落とせましたよ!
炊き込みごはんにしても焦げなかった

なお、後日焦げつきを避けられない炊き込みご飯をライスクッカーデュオで作りましたが、炊き込みご飯であっても焦げつきゼロでした。
これはメスティン卒業の兆し……!
気になったのはこんなところ
「おこげ」は諦める

焦げ付かないことがメリットの水蒸気炊飯なので、おこげはできません。
直火炊飯の醍醐味っておこげが作れることもあると思うので、おこげを重視する人には向かないでしょう。
【炊飯だけじゃない】ライスクッカーデュオでできること5つ
できること1|内鍋+外鍋で「蒸し料理」

外鍋で湯を沸かしながら、内鍋に野菜や肉まん、シュウマイを載せれば、かんたんに蒸し料理もできます。要は、内鍋がせいろのような役割になるってことですね。
ほかにも、湯せんが必要なチーズフォンデュやチョコフォンデュ、内鍋を丸ごと使うプリンや蒸しパンも作れると公式サイトに書いてありました。
ちょっとしたパーティーメニューも作れるだなんて、思っていた以上に守備範囲広い……!
できること2|内鍋+外鍋で「白米、おかず、スープ」

ご飯の蒸らし中に、外鍋でスープとおかずを作る、なんてこともできます。
先ほどの水蒸気炊飯によって沸いたお湯で、まずはフリーズドライのスープを溶かし……


ひき肉と出来合いのソースで、具を炒めます。
ステンレス製の外鍋は内側にふっ素樹脂塗膜加工がなされているので、炒め物もできなくはないんです(注1)。

そして炊き上がった白米の上に具材をのせれば、タコライスの完成です。

別の日は親子丼を作ってみたり。
ライスクッカーデュオだけで、効率よく主菜・汁物が完結するので、使い勝手◎です!
注1:やるときは自己責任で

- ただし、説明書には「炒め物ができる」といった使い方の記載はありません。製造元に尋ねてみたところ「試してはいないけれど、できなくはないと思いますよ」といったことをおっしゃっていました。
- とはいえ、使い方によってはフッ素加工が剥がれる可能性はないとは言い切れませんし、説明書に記載がないってことは保証もないってことなので、もちろん自己責任の上で……というのが大前提です!
できること3|内鍋+外鍋で「具沢山ラーメン」

タコライス同様、内鍋と外鍋が別々に使えるってことは、野菜炒めラーメンもできそうだなとさらなる妄想が膨らんだ筆者。
外鍋の深さは約9.5cmで、約2.0L。炒めるにはちょうどいい深さです(もちろん自己責任ですよ)。
炒めた野菜をいったん内鍋にうつして、ふたたび外鍋でお湯を沸かして麺を茹でます。

外鍋は四角い形をしているので、割らずに袋ラーメンが茹でられるところがグー。

ライスクッカーデュオだけで具沢山ラーメンの完成です!
できること4|内鍋+外鍋で「パスタ」

内鍋には水切り穴があるので、ふたをすれば麺の湯切りもしやすいよな……と思い、ならばパスタも茹でてみようと思い立ちました。
まずは内鍋で湯を沸かし、パスタソースを温めます。

内鍋でソースを温めている間に、外鍋で湯を沸かし、1人前のパスタを半分に折ってから茹でます。

茹で上がったら湯を少し減らして、内鍋をセットすると……

湯切りもラク〜にできました。パスタ好きにとってこれは地味にいいぞ……!

ライスクッカーデュオだけで即席パスタの完成です。少量のマカロニだったら、内鍋だけで完結するかも?
できること5|内鍋+外鍋で「炊き込みごはん、豚汁」2品を同時調理する

最後は、上と下で同時進行するワザ。内鍋でお米を炊きながら、同時進行で外鍋で汁ものが作れるのでは? と。
これができたら、タコライスやラーメン以上に効率的ですが……

結論は、同時調理は可能! ただ、欲張って具材を入れすぎたら吹きこぼれてしまったので、入れ過ぎにはご注意ください。扱いに慣れてきてからがおすすめです。
とにかくライスクッカーデュオの可能性がすごい

単なる「炊飯器」に留まらないところが本当にかなり推せる!
【ここからがもっと面白い】収納も考えてみた

使ってみたら予想以上に推したいポイントがありすぎて、ここにくるまでだいぶ長くなってしまいました。ここからは、4w1hの「ライスクッカーデュオ」との合わせ使いにぴったりだったアイテムをご紹介します。
冒頭に書いた「この隙間、何か収納したくなる……と考えていたら、見事なシンデレラフィットギアを発見」の答え合わせといきましょう!