ずばり、ファミキャンデビューのために買った道具の総額を教えて!
テント一式8万円、チェアやテーブルなどで4万円、寝具(マットやシュラフ)4万円、その他焚き火台やランタンなど小物で4万円、合計で20万円くらいだったと思います
その後、コットやハンガーラックなど快適アイテムを買い足していったそう。
ギア選びのポイントは、とにかく「軽さ」
今となっては、テントは10kg以内のものを選ぶなど、軽いものだけを購入します。
軽いと立ち上げのときなど設営も楽ですし、収納スペースも取らないので。デザインがどんなに好きでも、重いものは買いません。
ちなみに、イスはヘリノックス、テーブルはVERNEのフラットテーブル。軽くて、汚れても水洗いできるもので揃えています
ファミリーキャンプ歴5年。いまお気に入りのキャンプサイトを見せて!
タープ+小型テント2つの「軽量・コンパクト・スピード設営」スタイル
いま一番活躍しているテントは2つ。大人2名向きのTHE FREE SPIRITS「Whisperwind S」と、大人3名向きのシートゥーサミット「テロスTR3」。
大きいテント1つを立てるより、小さいテントを2つのほうが楽なので、冬以外はタープ+寝室用としての小型テント2つで過ごしています。
1つは僕と次男、もう1つに妻と三男(中学生になった長男はサッカーで忙しいので実家にお泊まり)。そうすれば、妻と私が各々の寝室の設営・撤収をするだけ。そのほうが圧倒的に早いし、楽なんです。
小型テントは、2〜3kgという軽さがポイント。Whisperwind Sはデザインもいいですし、テロスTR3は居住空間が広いところも◎です
THE FREE SPIRITS「Whisperwind S」は、吊り下げ式のインナーテントで、フライシートと装着したままパッキングできるため、設営・撤収がスピーディ。
前後には荷物を置けるスペースもあって、コンパクトなサイズ感ながらも実用性があります。
もう1つのテント、シートゥーサミットの「テロスTR3」は、天井部に換気口があり、熱気を逃す秀逸な構造。セミオープンシェルターとして使えるところも魅力的。
どうしてもファミリーキャンプ=大型テントと思ってしまいがちですが、小型テントを活用するのも大いにアリ。家族の駆動力、きっとダダ上がり。
シートゥーサミット テロスTR3
サイズ | 外寸 134×333×232cm 収納サイズ 15×15×49cm 前室面積 2m2 天井高 123cm(インナー) ドア地上高 133cm |
---|---|
総重量 | 2,225g (ミニマム重量に加えペグ、スタッフサック、ガイライン) |
素材 | フライ=15D PeUシルナイロン フロア=20D PeUリップストップナイロン |
耐水圧 | フライ=1,200mm、フロア=2,500mm |
なお、冬だけはみんなで幕内に篭れるドームテント、TheArth「ヘク男」が家族の基地になっているそうです。
子どものために買ってよかったアイテムBEST3
現在3人のお子さんを育てているテテさん。小さな子どもとのキャンプにあたって「これは買ってよかった!」アイテムとは?
第3位|ナンガ「別注キッズ用シュラフ」
おすすめポイント:次男用に購入したのですが、朝まで寝袋から出ずに寝てくれています
こちらは身長135cmまでのショートサイズ。ナンガの定番「オーロラライト」の小型版なだけあって、-11℃に適応するハイスペック。冬もぬくぬくです。
ナンガ「別注キッズ用シュラフ」の詳細はこちら
第2位|ヘリノックス「チェアワンミニ」
おすすめポイント:小さい子でも持ち運べるサイズと軽さがいいです。自宅用として追加で購入するくらい気に入っています
ヘリノックス・チェアのなかで最も軽い「チェアワンミニ」は、重さ500g。幼児が座りやすい高さで、自分で座り下りできるところも◎。
ヘリノックス チェアワンミニ
サイズ | ⚫︎チェアサイズ/W39×D33.5×H43.5cm ⚫︎座面高さ/24cm ⚫︎ケースサイズ/W26.5×D8×H10cm |
---|---|
重量 | ⚫︎使用時重量/450g ⚫︎収納時重量/486g |
耐荷重 | 90kg |
素材 | ⚫︎スキン・ケース素材/ポリエステル(100%リサイクル) ⚫︎フレーム素材/アルミニウム・プラスチック |
第1位|ケシュア「ワンタッチテント 2 SECONDS EASY 3人用」
おすすめポイント:多少の重さはありますが、急いで設営したいときに持っていきます。すぐに設営出来ますし、風にも強く遮光性も高いので、とてもいいテントだと思います!
「子どものために買ってよかったアイテム」の1位は、ひもを引っ張るだけで立ち上がるワンタッチテント。
小さいとはいえ山岳用テントを張るのは面倒。だけど、日よけ・風よけはほしい……そんなデイキャンプや公園、ビーチサイドで大活躍間違いなし!
ケシュア ワンタッチテント 2 SECONDS EASY 3人用」
サイズ | 床長 205 センチメートル 品目寸法(L x W x H) 2.1長さ x 2.05幅 x 1.28高さ m |
---|---|
重量 | 8.2㎏ |
ファミリーキャンプをして大変だったこと・良かったこと
キャンプ中にまさかの発熱……!
キャンプ初日は元気だったのに、翌朝に熱を出したときは焦りました。
運よくキャンプ場の近くに大きな総合病院があったので座薬を処方してもらい、すぐに帰宅したので大事にならずに済みましたが、それ以来座薬を持参していくようにしています
もし土地勘のないキャンプ地だったら、休日が診療時間外だったら……。キャンプ場は生活圏内でないことが多いと思います。万が一のことを想定して、常備薬の用意、病院の位置を把握しておくと安心感が増すでしょう。
「家族でキャンプして良かった!」と思えた瞬間は、どんなとき?
過去2回、フェリーに車を載せて東京から北海道にキャンプ旅行をしました。普段からキャンプをしていると、子どもが小さくてもその場その場でなんとか乗り切るノウハウが身についてくるので、日々のキャンプ経験が活きているな〜と感じます
子どもと慣れない場所で、かつ長い時間過ごすのは気構えが必要なこともあるでしょう。ですが、キャンプをとおして親も子も臨機応変に行動できるようになる、これもキャンプならではのメリット。
わが家のタイムスケジュール
「買い出しはどのタイミングで?」「設営後はどんなことして過ごしてる?」「お風呂はいつ入る? それとも入らない?」「子どもと一緒に寝る? 時間をズラす?」など、キャンプビギナーには気になることばかり。
現在、中学生・小学生・2歳のお子さんがいるテテさんはどんなふうに過ごしているのか、1泊2日のタイムスケジュールを教えてもらいました!
【前日|金曜日】
- ・食材の買い出し(基本的に、買い出しはキャンプ前日の帰宅時に購入)
- ・道具の準備
- (クーラーボックス以外は前日の夜に車に積み込む。イスやテーブルは車に積みっぱなしなので、テント・寝袋・マットくらい)
- ・子どもの学校や保育園の準備(上履きを洗ったり、白衣にアイロンかけたりなども済ませておく)
【キャンプ1日目|土曜日】
- 7時:出発
- 11時:チェックイン・設営
- 12時半:昼ごはん(コンビニなどで買って、作らなくて済むようにする)
- 13時:夏は水遊びや虫取り、冬はカードゲームやボール遊びなど
- 15時:お風呂
- (お風呂から上がったときに暗くなっていると食事の準備などが大変なので、明るいうちに入る。また冬場の1泊ならお風呂は撤収後に、渋滞の様子をみて温泉に立ち寄るかどうか決める)
- 19時:夜ごはん(今となっては焚き火は基本的にしない。荷物が増えるのと片付けが大変なので…)
- 21時:子どもたち就寝
- 0時:大人就寝
【キャンプ2日目|日曜日】
- 7時:起床・朝ごはん(買ってきたパンなどで済ます)
- 朝食後:先に幕の中だけ片付ける(テントを裏返して乾かすため)
- 11時:完全撤収
- 帰宅後:積み下ろし・洗濯(月曜日に洗濯ものを持ち越さないため、なるべく帰宅後にやる)
ポイントは、キャンプの翌日(平日)に影響しないよう、帰宅後は家事に優先順位をつけて動くこと!
わが家の時短テクは「食事はキャンプ場で作らなくてもいい」
キャンプでの食事は臨機応変で、しっかり作る日もあれば、買って済ませることも。妻が事前に作ってタッパーに入れ、現地で温めるだけの状態にしてくれることもあります。
わが家は共働きで、平日お互い忙しいときなどはそれすらも大変なので、夜間外出できるキャンプ場を選んで、ファミレスに食べに行くことも。
もし鍋など洗いものが出たときは、ウィークエンダーの「PEロールトップL」に入れて自宅で洗います。お皿は紙皿が多いので、洗いものはキャンプ場でほとんどしません
テテさんと奥さまがそのスタイルに至ったのは、「家族の時間を最優先にしたい」からこそ。
キャンプに行ってまで家事が多いと、子どもたちと接する時間が短くなってしまい本末転倒なので、削れる手間はとことん削っています
行き帰りの「渋滞」も考慮しておく
チェックイン時間に関わらず、7時台には家を出るようにしています。渋滞にハマると、子どもが辛そうなので……
こうした道中の時短も、思いっきり楽しむためコツ!
【ファミリーにおすすめ】お気に入りのキャンプ場
TONAKA【東京都檜原村】
おすすめポイント:東京都心から近く、高規格なキャンプ場です。コンパクトなので子どもが目の届く範囲にいる安心感があり、ファミリーにもおすすめです
東京の端っこ、神奈川と山梨の県境に位置する檜原村。山々に囲まれたヘリポート跡地を活用して誕生した「TONAKA」は、全面に地場の原木を使用したウッドチップが敷かれているという、なんとも贅沢なキャンプサイト。
全7区画という小規模なところも、プライベート感があって居心地がいいもの。東京に似つかわしくない、しっぽりとしたひとときを堪能できます。
- ▼「TONAKA」の公式サイトはこちら
- 住所:東京都檜原村村人里6858-18
キャンプは最高の冒険
これから家族でやってみたいことは、夏休みを利用して九州や四国へのキャンプ旅。北海道もまだまだ行ってないエリアがたくさんあるので、また訪れたいです。
夏休みは子どもたちに冒険させたいので、普段行けない場所にキャンプでたくさん行ってみたいと思っています!
キャンプにどっぷりハマって早5年。幼い子どもたちとのキャンプで積み上げてきたノウハウや体験談は、これからファミキャンデビューする人・やってみたけど大変だったから……と腰が重くなってしまったパパ・ママの背中をきっと押してくれるはず。
テテさんのInstagramでは日々のキャンプ記録が綴られていて、紹介しきれなかった「ここよかった」なキャンプ場情報もたっぷり。ぜひあわせてチェックしてみてください。
▼テテさんのInstagram
次はあなたの家族に密着!?
CAMP HACKでは、ファミリーキャンプ密着インタビューに協力していただけるご家族を随時募集しています。インスタグラムに「#camphack取材」のタグを付けて、お気に入りのショットをぜひ投稿してくださいね!