アイキャッチ・本文中画像:筆者撮影
うちわを折りたたむ時代がキター!
皆さんこのアイテム、何だかご存じですか? 小さくて持ち運びに便利そうなコレ、じつは「うちわ」なんです。
昨年ダイソーの「折りたたみうちわ」がバズっていたらしく(筆者はノーマークでした)、今年もすでに売れ始めているんだとか。筆者が店頭リサーチした4月の終わり時点で、SNS投稿が複数ありましたよ。
しかし、うちわを折りたためる時代が来るとは……これはちょっと期待感大!
ダイソー「折りたたみうちわ」の使い方とメリット4つ
「うちわ」あるある
そもそも一般的な柄付きのうちわって、かさばる(持ち運びに不便)、折りたためない(パキッと折れやすい)、水に弱い(濡れると終わり)という弱点がありますよね……。それにデザインがイマイチだと、電車などでちょっとはずかしかったりも。
なので、手のひらサイズに折りたためるうちわって、かなり魅力的だと思いませんか?! 検証前で、すでにバズっていたのも納得な気がした筆者です。
使い方はこんな感じ
使い方はこちら。バンドを外すとすぐに広がります。
収納時は8の字を描くように折り畳み、最後に付属のゴムバンドで固定すればOK!
【メリット1】ポケッタブルで便利
手のひらサイズに収納できるうちわなので、衣類のポケットにもすっぽり入ります。
コンパクトなので、旅行バッグやギアボックスの隙間に複数入れておくことも可能。なんせ小さいので場所を選びません。夏旅や夏キャンのお供に良さそう!
【メリット2】持ちやすく、仰ぎやすい
収納用のゴムバンドが持ち手にもなります。
大人の指で3本分(子どもの指なら4本)くらいなので、親指を反対面に挟めば仰ぎやすかったです。
手首に通せなくもないですが、大人はちょっとキツイかな……。開いたまま持ち運ぶ際は、バンドに指を通して持つのがよさそう。
写真のように、キャンプ時はフックやカラビナに引っ掛けておいて、必要なときに取る……といった使い方も◎。
【メリット3】小さいけど十分な風量
蒸し暑い日中は、涼をとるためのうちわとして大活躍。十分な風量がありました!
もちろん、キャンプ料理のための火おこしにも使えましたよ。
我が家のキャンプでは、子どもたちがパタパタと火起こしのためにうちわで仰ぐのが定番の光景。
「うちわで炭火を仰ぐ」という小さなお手伝いは、子どもたちにとっては大きな非日常体験! かさばらないうちわがあれば、とっさのお手伝いも楽しめます。
ちなみに夫は、キャンプ用の焚火グローブを着用していたので「柄付きうちわの方が握りやすく、仰ぎやすい」とのことでした(確かにそれはある……!)。
【メリット4】水も弾くからアウトドアでも安心
紙うちわに比べると撥水性が高いので、水に濡れても安心。破れる心配がありません。キャンプなどアウトドアシーンでも使いやすいですね!
じつは種類が2種類ある
余談ですが、筆者が店頭パトロールした4月末現在は、2種類の折りたたみうちわがダイソーにありました。
【1つめ】収納ケース式
1つは、「収納ケース式(ゴムバンドなし)」のタイプ。同じように折りたたんで小さく収納できる仕様です。
色々な柄があったのですが、筆者は一番シンプルな黒猫柄を購入。
ケースから出すと、折りたたまれていたうちわが秒でポンッ! と広がります。
【2つめ】ゴムバンド式
もうひとつは、冒頭にご紹介した「ゴムバンド式(収納袋なし)」です。こちらは無地のみのラインナップでした(2024年4月末現在)。
調べてみると、どうやら去年までは収納ケース式のみだったようですが、今年からゴムバンド式が追加された模様。
ということで、サイズや持ちやすさを検証するために両タイプを比較してみました。
【進化ポイント1】サイズがちょっと大きくなった!
どちらも広げると円形ですが、収納ケース式(直径20cm)よりも、ゴムバンド式(直径25cm)がひと回りほど大きい仕様です。
【進化ポイント2】付属品紛失の心配はゼロ
前述のように、2024年からゴムバンド式に進化したダイソー折りたたみうちわ。収納袋がないぶん、バンドで折りたたんだ状態で剥き出しです。
なので、やはり見た目は収納ケース式の方がスッキリと見えますね。
黒猫好きの娘は気に入って、キャンプ中ずっと使ってくれていました。ただ、収納ケースが本体につながっていないので、紛失する可能性があるな~という印象。袋を失くすと折りたたみ収納ができません。
その点、ゴムバンド式は本体にゴムバンドが縫い付けされているので、付属品紛失予防の点では◎。
ちょっと気になるポイント
キャンプに合う色柄が少ない
ダイソーリサーチした4月末は、カラフルでポップな色柄ばかりでした。今後はカーキやベージュなどアウトドアシーンに馴染むベーシックな色柄に期待したいところ!
難燃素材ではない
ダイソーの折りたたみうちわは、ポリエステル生地でできています。難燃素材ではないので、紙製うちわ同様に、火の近くでの使用には注意が必要。
うっかり火の粉で燃えてしまわないように、十分な距離をとって使用しましょう。
子どもはたたむのが難しいかも
8の字を描きながらポップアップテントのように折りたたむのですが、小さい子どもは自分で折りたたむのが難しいかも……。
何度もトライしているうちに、フレームが歪んでふにゃっと反り返って変形してしまいました(アイテム寿命がやや気になる)。
夏が来る前にマストバイ!
昨年は即完売したというバズリアイテム、ダイソーの折りたたみうちわ。ちょっと気になるポイントはあるものの、税込110円なら、ひと夏の相棒として頼もしいアイテムになる予感。
今年も暑い夏がやってくる前に、気になる人は早めにチェックを!