A-suke流「アウトドア ダンディズム」#05:ナイフって何でこんなに値段が違うの?
東京の水道橋にあるアウトドアをコンセプトにしたカフェ&バー「BASE CAMP」を営む傍ら、「男前キャンプ」と題したイベント活動も行っているA-sukeさんの連載がスタート。第5回目はナイフの素材について勉強してみましょう。
2022/08/24 更新
編集者
CAMP HACK編集部
月間550万人が訪れる人気No.1キャンプメディア『CAMP HACK』。累計制作記事本数は10,000本以上。環境省等の行政機関、「髙島屋」や「niko and ...」といったクライアントとの連携実績多数。また、TBSテレビ『ラヴィット!』等、各メディアで登壇機会多数の編集部員も所属。
CAMP HACK編集部のプロフィール 制作者
A-suke
アウトドアカフェ「BASE CAMP」代表、「男前キャンプ」主宰。東京・水道橋にアウトドア好きが集まるカフェ「BASE CAMP」では、イベントやワークショップなども行う「楽しい」お店を目指している。
A-sukeのプロフィール
どんなナイフを買えばいいのか?最終章は、「素材」の話
第5回はとうとう「どんなナイフを買えばいいのか?」の最終章。前回まではナイフの構造を知ろうという内容だったけど、今回は「素材」について解説したいと思います。
ナイフを購入しようとしたことのある人はおそらく思ったんじゃないかな。「なんでこんなに値段が違うの?」と。その答えの半分はこの「素材」にあるんだ。それは例えば普通のナイロンのジャケットとGORE-TEXのジャケットの値段に差があるのと同じこと。
ナイフも同じ形でも素材が変わると値段が変わる。ナイフの値段に大きく影響を与えるのは主にブレードに使う金属とハンドルに使う素材。ハンドル材もブレードの金属の種類もすごく多くて、それでいて見た目はほとんど変わらないことも多い。でも今回は難しいことは後回しにして、シンプルに考える方法を教えたい。
まずはブレードの素材はすべて鉄だってこと。鉄にいろいろ加えてナイフの材料となるのだ。で、その素材は大きく分けると2種で「ステンレス」と「炭素鋼」。簡単でしょ?もう1個覚えるなら「ダマスカス鋼」を覚えると知識に厚みが増すよ。