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都心からアクセス良好!駅徒歩5分で直火もできる「氷川キャンプ場」【ソロキャンパー駅近キャンプ場レポ#2】

「クルマがないとキャンプに行けない……」と悩んでいるアナタ! 公共交通機関を使って簡単にアクセスできるキャンプ場がありますよ。

というわけで、徒歩ソロキャンパーの筆者による「駅近キャンプ場レポート」企画第二弾! 今回は、奥多摩駅より徒歩5分、東京都にある「氷川キャンプ場」にお邪魔してきました。

目次

クルマがなくても大丈夫!徒歩+電車でソロキャンプ

ソロキャンプに行くときの交通手段は? クルマがあれば自由にキャンプギアを持ち運び、行きたい場所に行くことができますね。

でも「クルマがない」「運転に自信がない」方もいるはず。筆者もそんな一人です。

そこであみ出したのが、駅からすぐのキャンプ場を目指す徒歩ソロキャンプ! 流れゆく車窓風景を眺めつつ列車を乗り継ぎ、降り立った駅近くのキャンプ場へと自分の足でたどり着くプロセスは、とても達成感があります。

この満足感を皆さんにも味わってもらいたくて、今回も行ってきました! 第2弾となる今回は、東京都は奥多摩町、多摩川源流域に位置する「氷川キャンプ場」です。

▼第1弾の記事はこちら

多摩川源流の「氷川キャンプ場」に行ってきました

深い山々に囲まれた多摩川源流の河辺。巨木の森の中から、野鳥のさえずりが聞こえてくる。そんな別天地にソロテントを立て、石を組んで火を熾し、揺れる炎を独り眺めるひととき……。

ここが東京都内? と思うほど、豊かな自然の中でキャンプができる「氷川キャンプ場」は、最寄りのJR青梅線・奥多摩駅から徒歩わずか5分。多くのソロキャンパーが集まる人気キャンプ場です。

キャンプ場のおすすめポイント

・駅から徒歩5分
・東京から中央線〜青梅線で約2時間半
・多摩川の清流沿いにテントを立てられる
・直火で焚き火可能
・キャンプ場周辺で食料品が手に入る
・売店の商品、レンタル品が充実している
・音楽、楽器禁止で静か
・クルマの入場不可なので、徒歩キャンパーがくつろげる

「氷川キャンプ場」に行くには?

基本情報

住所東京都西多摩郡奥多摩町氷川702
電話 0428-83-2134
営業期間通年
チェックイン8:20〜16:00(テントサイト利用の場合)
チェックアウト〜12:00(テントサイト利用の場合)
デイキャンプ8:30〜16:00(最終受付〜13:00)
アクセスJR青梅線・奥多摩駅より徒歩約5分
圏央道・青梅ICより27km、車で約50分
利用料金小学生以上・1人1泊2,000円
予約方法公式予約サイトより、利用2日前までに予約

氷川キャンプ場 予約はこちら
氷川キャンプ場 公式サイト

東京駅から電車の旅へ

まだ明けやらぬ空の下、電車で奥多摩へ

東京駅からJR中央線に乗り、青梅駅でJR青梅線・奥多摩行きに乗り換え。およそ2時間半で、キャンプ場最寄りのJR奥多摩駅に到着します。

氷川キャンプ場のチェックイン時間は午前8:30から。キャンプエリアは全面フリーサイト、気に入った場所を探したくて、早朝の電車に乗り込みました。

奥多摩駅到着!

車窓の風景はビルの街から深い山中へと変わり、憧れの奥多摩駅にやってきました。改札は出場・入場ともにICカードタッチ式です。

エレベーターがある

キャリーケース・キャリーカート派の人に朗報! ホームから改札への高低差には、エレベーターが使用できます。

古風な駅舎がお出迎え

奥多摩駅の駅舎は、キャンプ気分が盛り上がる山小屋風の造りです。駅の周りには、自分と同じようなバックパック姿のキャンパーもちらほら。

駅から徒歩5分、その道のりは

「奥多摩駅入口」交差点を直進

駅を出たら、目の前の道を左方向へ進み、「奥多摩駅入口」の交差点を渡って直進してください。

ガソリンスタンド先の橋を渡る

ガソリンスタンドの前を通って、その先の「昭和橋」を渡りましょう。橋の上から覗くと、眼下に多摩川沿いのキャンプサイトが広がり、一気にワクワクしてきました。

キャンプ場ゲート到着

橋を渡り切ると、左側に氷川キャンプ場のゲートが見えてきます。徒歩キャンパーは、坂道を下って左の【1】の方向へ。坂を下り切ったところがキャンプ場の管理棟です。

キャンプ場施設紹介

管理棟で受付

受付は管理棟右側のカウンターで行います。チェックイン時間は8:30〜、早くも到着したキャンパーが受付前に並び始めました。

薪・炭・食料品、氷の購入は売店で

管理棟内の売店には、薪や炭などの燃料のほか、カップ麺、スナック菓子、ロックアイス、冷凍肉、缶ビール、奥多摩の地酒「澤乃井」などがあります。

焚き火台、BBQ網、フライパンなどのレンタル品はここで申し込んでください(予約不要)。

薪は針葉樹・広葉樹の2種類

※価格は全て撮影当時のもの

薪は火のつきやすい針葉樹(1束1,200円)、火もちのいい広葉樹(1束1,500円)の2種類。広葉樹には焚き付け用の針葉樹の小割り薪がひと握り、サービスで付いてきます。

ソロキャンパーに嬉しい「ハーフサイズ」

せっかく買った薪が余ってしまったら、電車利用の徒歩ソロだと持ち帰るのも大変です。ハーフサイズの薪があるのは嬉しいですね。価格は針葉樹(500円)、広葉樹(800円)。

なお、薪・炭の持ち込みはできません管理棟で購入したものを使用してください。薪・炭以外の燃料は持ち込みOKです。

エコステーション

ゴミは管理棟そばのエコステーションへ。「缶・ビン・ペットボトル」「生ゴミ」「紙・段ボール・ビニール類」に分別してください。

炭捨て場はこちら

炭捨て場は管理棟向かい側の大型バーベキューハウス前にあります。

トイレ棟

トイレ棟は場内に2箇所、ログハウス風の作りです。

トイレは洋式水洗です。新しくはありませんが、清掃が行き届き、いつ行っても清潔でした。

トイレ棟内には鏡付きの洗面台が2つあり、ここで歯磨きや洗顔ができます。

シャワールーム

シャワールームは場内に1箇所、2室あります。

100円玉限定の温水コインシャワーは24時間利用可能。200円で5分間作動します。シャワーヘッドは固定式、時間が短めなので、さっと汗を流す程度と考えておけばいいでしょう。

ゆっくりお風呂に浸かりたい人は、キャンプ場周辺の立ち寄り湯を利用するのがおすすめです。

炊事棟

河原に降りてすぐのところに、炊事棟が2つ並んでいます。蛇口はそれぞれ8個あるので、さほど混雑はしていませんでした。お湯は未対応です。

いざ河原のテントサイトへ

坂道注意!

管理棟から河原のテントサイトまでは、つづら折りの急な下り坂が続きます。荷物に注意して降りましょう。

キャリーカートあり

管理棟前には大型のキャリーカートが数台あり、空いていれば貸してもらえます。譲り合って使用してください。

テントサイトの様子は

出典:氷川キャンプ場

河原に降りる坂道の途中には、ロッジやバンガローが点在。テントサイトはその先の「高台テントサイト」を中心に、多摩川の流れに沿って広く扇形に展開しています。

広々とした河原が眼前に開ける

坂を下りきると、多摩川の流れと広い河原が見えてきました! 河原全体のキャパシティはテント70張り程度です。

8時半、続々とキャンパーがやってきた

大荷物を担ぎ、カートやキャリーケースを転がしながら、続々とキャンパーがやってきました。サイトを見回し、好みの設営場所を探して歩きます。

気に入った場所で手早く設営。ソロキャンパーがほとんどですが、女性同士のデュオや、4〜5人のグループも見受けられました。

多摩川を見下ろす「高台テントサイト」

筆者は水道やトイレに近くて便利、木陰の高台テントサイトに居を構えました。人通りが多めな場所なので、独り静かな時間を楽しみたい人は、川の近くまで下りた所がおすすめです。

高台テントサイトで、お互いに絶妙な間合いを取って並ぶソロキャンパーたち。河原はカラフルなテントで花が咲いたようです。夕暮れが近づき、晩ごはんのために火を熾す人が増えてきました。

下段の河原近辺のサイトは

一番上の「高台テントサイト」から下は、3段の河岸段丘になっています。キャンパー同士の視線が交錯しないので、リラックスして過ごせそうです。

川に向かって左側、段丘の一番下の段と二段目の様子です。

降りて左側は緩やかな流れのほとり

高台テントサイトから左側に降りると、川が蛇行し、流れが緩やかになります。静けさの中、エメラルドグリーンの水辺を独り占めするもよし。

河原の幅が広くなるので、ソロ友同士でくつろぐもよし。

橋の下は絶景の地

河原近くのサイトの終点は、キャンプ場に向かうときに渡った「昭和橋」の下。広い空のもと、大木の間からはのんびりと走る青梅線の姿も眺められます。

ここで再び河の流れが速くなりました。さらさらとした瀬音に癒されながら過ごしたい人は、このあたりに設営してみては?

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