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氷点下パック ソフト

【想像以上にメリットあり】最強の保冷剤「氷点下パック」の新作“ソフト”タイプを使い倒してみた

12年もの間、筆者の冷凍庫に住み続けている保冷剤、ロゴスの「倍速凍結・氷点下パック」

−10℃以下を6時間もキープできちゃう最強っぷりで、キャンプのとき、引っ越しのとき、停電したとき、いざというときの頼もしい存在なのですが、ついにソフトタイプが登場したと知り、早速購入。

ただ柔らかくなっただけじゃあない、ソフトな保冷剤だからこそできること、賢い使いかたなど、愛用者目線で詳しくご紹介します!

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目次

記事中画像撮影:筆者

Amazon・楽天市場ランキング1位の「保冷剤」

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出典:logos

Amazonの「クーラーボックス用保冷剤」部門、そして楽天市場の「保冷剤ランキング」でも、堂々の第1位(*1)に君臨しているロゴスの「倍速凍結・氷点下パック」シリーズ

名前にはピンとこなくても、一度はこのパッケージを目にしたことがあるのではないでしょうか?

アウトドア保冷剤におけるド定番品であり、キャンパーから長年愛されている実績のあるシリーズ。筆者もかれこれ12年ほど、買い足しながら愛用しています。

(*1)2023/7/16現在の情報です

ついに〈ソフトタイプ〉が出たぞ

氷点下パック ソフト

その人気シリーズに新登場したのが、こちらのソフトタイプ(L・Mサイズ)

「ソフトタイプの保冷剤って、ハードタイプより保冷力弱いんでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ロゴスの「氷点下パック」シリーズにいたっては全くそんなことありません!

でも、これまで同シリーズのハードタイプを使っていた身からすると、どちらにも利点と弱点があり、使い方によって選び方が変わるというのが正直なところ。

なので今回は、「倍速凍結・氷点下パック」のハードタイプとソフトタイプの特長や違い、選び方のポイントなど詳しく紹介。ロゴスの人気保冷剤6モデルの特徴がひと目でわかる早見表も用意したので、あわせてご参考ください!

ロゴス 倍速凍結・氷点下パック ソフトL

総重量(約)900g
サイズ(約)縦19×横26×厚さ2.5cm

どこが違う?「倍速凍結・氷点下パック」2モデルを比較

氷点下パック ソフト

今回比較したのは「倍速凍結・氷点下パック」のハードタイプLと、新作のソフトタイプLです。

1.まずは〈サイズ〉からチェック

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保冷剤のサイズ
ハードタイプ L|25.5×16.4×厚さ2.5cm
ソフトタイプ L|26.0×19.0×厚さ2.5cm

 

数字で見るとソフトタイプのほうが若干大きいつくりですが、フチの余白を除けば、見た目的にはさほど変わらないな、という印象。

氷点下パック ソフト

 

どちらも厚みは2.5cm。一見差があるように感じたものの、サイズ表記は同じでした。凍らせかたで、多少の差があるように見えるのかもしれませんね。

2.〈重さ〉は違うのか?

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カチカチに凍った状態で計測したところ、ハードタイプが939g、ソフトタイプが908g。

30gほどの差は出ましたが、公式サイトではどちらも約900gと表記されているので、サイズ同様、重さもほぼ同等につくられているようです。

3.肝心の〈保冷力〉は?

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続いて、保冷力についてはどうでしょうか? ハードタイプより華奢な見た目をしているがゆえに、「ソフトタイプは保冷力が劣るのでは……」と感じるかもしれませんが、意外にもハードタイプと同じ保冷力があるので、心配無用!

 

氷点下パック ソフト

 

 

出典:logos  *図に記載されている従来品とは、ロゴス「氷点下パック-16℃(同等サイズ)」を指します

上の図を見てわかるように、表面温度は最大で-12℃前後。これは一般的な保冷剤の約8倍の保冷能力とのこと。

 

しかも、ひんやりとした氷点下をキープできる時間は、7時間近く! 安い保冷剤だとすぐにぬるくなってしまうことが多々あるので、じつに頼もしい保冷能力です。

4.〈凍結するまでの時間〉はどのくらい?

氷点下パック ソフト

 

保冷剤が凍るまでに要する時間は、どちらも約18時間~24時間

 

氷点下パック ソフト氷点下パック ソフト

 

出典:logos  *図に記載されている従来品とは、ロゴス「氷点下パック-16℃(同等サイズ)」を指します

冷凍庫内の環境によって振り幅はありますが、ソフトタイプもハードタイプも凍結目安時間は同じです。

差があるのは〈可変性〉と〈耐久性〉

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保冷剤に一番求める機能である〈保冷力〉、〈氷点下をキープする時間〉、〈凍るまでに必要な時間〉の差はなく、ソフトタイプ・ハードタイプともに保冷剤としての能力は同じことがわかりました。

でも、ここからが大きく異なる部分ですよ!

1.柔らかいから、形を変えられる

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ソフトタイプはその名のとおり、凍らせる前はぐにゃっとしています。ハードタイプと違って、保冷剤自体の硬さが均一ではないため、変形することができます。これがハードタイプとの大きな違いです。

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例えば、こちらの緑色のクーラーボックス(容量17L)。ハードタイプはサイズ的に、底に入れたり、食材の上にのせたりすることができません

そこで、ソフトタイプの出番。少し溶けてきたな〜というタイミングで、軽く力を加え、ちょっとだけ形を変えると……

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クーラーボックス内にきっちり収めることが可能に! 保冷剤がクーラーボックスのサイズに合っていなかった場合でも、ソフトタイプなら臨機応変に対応できる、というワケです。

豆知識
⚫︎冷たい空気は下に流れるため、冷やしたいものの〈上〉に保冷剤を置くと、全体を均等に冷やすことができる。だから、上置きできるのは嬉しいポイント
⚫︎スペースに余裕がある場合は、食材の〈上と下〉、どちらにも置くとさらに効果的

 

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続いて、モンベルの小型保冷バッグ(容量4L)。ガチガチに凍った状態では入らなくても、先ほどの要領で形をととのえると入れられるように。

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このように、ソフトタイプはある程度の変形ができるため、使えるクーラーボックスの幅が広がります。

冷凍庫のちょっとしたスペースを活用して凍らせることができるというのも、ソフトタイプの強みでしょう!

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さらに、半凍結(もしくは半解凍)の状態でタオルに包めば、アイシングできる点も、ソフトタイプならでは。

(ただし、肌に直接あてるのは厳禁。メーカーが推奨する使用方法ではないため、自己責任のうえでおこなってください)

2.耐久性は劣る

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ソフトタイプは“殻”となる部分が薄いので、ハードタイプと比較するとデリケート。耐久性は劣ってしまいます。

可能性として考えられるのは、柔らかい状態(溶けている最中も含む)で、重たいものをのせすぎて破裂してしまったり、鋭利なところにぶつけて穴が開いてしまったりするトラブル。

また、いくら自在に形を変えられるとはいえ、過度な折り曲げは避けたほうが無難でしょう。

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とはいえ、仮に容器が破損して内容物が漏れ出しても人体に影響のない植物性天然素材とのことなので、そこは安心ですね。

もし、クーラーボックスの底に敷いて使うのであれば、耐久性のあるハードタイプが◎です。

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