その4. makitate L(マキタテL)
2022年3月、愛知県の町工場である有限会社大伸(ダイシン)がアウトドアブランド「サスラヲ」を立ち上げ。ステンレス加工の技術力を活かしてリリースした商品がこちらのmakitate L(マキタテL)。
「町工場の技術力」……。どうしたって注目してしまいますね。
Makitateの名前の通り、薪を立てかけやすいフォルム。本記事冒頭で触れたティピー型に限りなく近い形に薪をくべることができ、美しい炎を期待できます。
4本脚がそれぞれ可動域を持ち、独立して動くため、多様な種類の焚き火台に柔軟にフィット。
4本のステンレスの棒状パーツを、2つの四角いパーツでつないでいます。上の写真の通り、ひねるだけでコンパクトな状態から自立状態に移行できる手軽さが魅力。
棒状のパーツから横に伸びている突起も、薪を立てかけるのに便利そうですね。
ALLステンレス製で重量は約430g。開脚時は180mm×180mm×高さ240mmですが、収納時には50mm×50mm×高さ300mmサイズまでコンパクトに。
さらにこの収納時の細長い形状。収納・運搬の観点で、細長いギアについてはあまり邪魔にならないケースが多く、好印象です。
その5. HYDRO-Bonfire(ハイドロボンファイア)
他にはない独創的な商品を提供するカナダのアウトドアブランド「SPORTES Outdoor Tools(スポルテス アウトドアツールズ)」が販売する焚き火関連ギア。
こちらのHYDRO-Bonfire(ハイドロボンファイア)は薪を立てかける目的で使われる点はこれまでの製品と共通していますが、大きく異なる点があります。
これまで紹介した製品は、自由に立てかけて空気の通り道を作る設計でしたが、こちらは薪5本を設置する場所が明確。
これにより丸くなるように大き目の薪が配置され、ティピー型というよりむしろスウェーデントーチを再現するような仕様。
使用時のサイズは42.2cm×42.2cm×高さ34.5cm程度であり、本記事内で最大。厳密には薪が地面に触れない構造であるため、焚き火台と呼べるかもしれませんが、地面との近さや灰が直接落ちることを考慮すると、焚き火台として利用していいかはキャンプ場に確認した方がよさそうですね。
本記事内の他の製品と比較すると、利用シーンは若干限られるかもしれませんが、大きく、安定感があり、ガシガシ使えそう。もちろん五徳としての使用も可。
5枚の金属プレートの組み立て式であるため、収納時は幅34.5cm×奥行11.5cm×高さ20.8cm程度とコンパクトにまとめられます。ステンレス素材で重さは約2.23kg。普段の薪を使ってスウェーデントーチのような体験を手軽にできるのは魅力ですね!
HYDRO-Bonfire ハイドロボンファイア
サイズ | H345 x D422 x W422mm |
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重量 | 2.23Kg |
素材 | 1.62mm ステンレス304L |
内容品 | 本体(5パーツ)・取扱説明書 |
サポートグッズで一味違う焚き火ライフを!
いかがでしたか? 一口に焚き火サポートグッズと言っても、それぞれがユニークなアイテムであり、気になってしまうものばかり。慣れていない方は自分のスタイルに合ったサポートグッズを上手く活用するのも1つの手です。
また、紹介したギアは焚き火のシルエットをアレンジし、燃焼効率上昇によるバトニングや薪割りの手間削減にも繋がるポテンシャルがあります。
何よりまだまだ普及途上のジャンルのキャンプギアですので、焚き火上級者の方も、これらを活用した一味違う焚き火ライフに挑戦してみてはいかがでしょうか?