「上手くいかないのが楽しい」にも限度が……
大自然の中でのチルタイム、こだわりのキャンプ飯……。キャンプの楽しみ方は多様ですが、「キャンプのメインイベントは焚き火」という方も多いのでは。
キャンプでは上手くいかないことも楽しかったりしますが、薪が上手く燃えないと大量の煙が発生して、けむい、目が痛い、服のにおいがひどいと散々なことに。筆者も経験したことがありますが、この状態を楽しめる方は相当な猛者です……。
空気の通り道を作りながら効率良く燃焼させる薪の組み方として、上の画像のような「ティピー型」や漢字の「井」のような形で組む「井桁型」等がありますが、不安定で上手くいかないことも。
こんな課題を解決する、焚き火をサポートしてくれるアイテム。便利・ユニーク・かっこいいと三拍子そろった商品が出ていますので、1つ1つ見ていきましょう!
焚き火サポートグッズ5選
その1. Blazaball(ブレイザボール)
1つ目はこちら、キャンプが盛んなオーストラリアのアウトドアメーカーBlazaballの焚き火サポートグッズ。「サポート」と一口に言ってもその方法はいくつかあり、このBlazaball(ブレイザボール)は容器の中に着火剤等を入れて効率的に火起こしをするというもの。
Blazaballは昨年、「なにやらライトセーバーみたいなターボライターがあるぞ……?」と巷で話題になっていましたので覚えている方もいるのでは。
まず見てほしいのが、その独特なデザイン。どこか近未来を感じさせる魅力的な形状ですね(映画『メン・イン・ブラック』シリーズを想起するのは筆者だけでしょうか……?)。
一般の人々の投票により表彰されるCalifornia by Design主催の「People’s Choice Award 2020」を獲得した実績も。
デザインだけでなく、機能にもこだわりが。空気の循環を促進するよう設計されており、上の写真のように使います。
着火剤等を入れてケージをロックしたら、上に薪や炭を置いて火をつける。たったこれだけで、効率的に火起こしができる逸品。網の形状が空気の通り道を確保し、さらに炎を分散して広げる役目を担っていますね。
さらに嬉しいのが、このコンパクトさ。材質はステンレスで頑丈ですが重さは約90gと軽量。大きさは直径110mm×高さ58mmですが、重ねて収納できるため、持ち運び時は高さ33mmに。
このくらいのサイズ感なら、気軽にキャンプギア一軍にお迎えできていいですね。
Blazaball ブレイザボール
サイズ(mm) | 本体…約 直径110×高さ58 収納時…約 直径110×高さ33 |
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重量 | 約 90g |
材質 | ステンレス鋼 |
その2. Fire Guard(ファイヤーガード)
続いても着火剤と組み合わせて使うタイプの焚き火アイテム。Brutal BBQというブランドでアメリカやメキシコ等で販売されていた「Fire Guard(ファイヤーガード)」という製品。なにやら渋い色合いですね……!
MAKUAKEでクラウドファンディングを行い、624人のサポーターと4,033,330円の支援を集め、8066%の達成率をたたき出しています(現在応募は終了)。
Blazaballと同様、着火剤等に火をつけ、本製品を被せて放置しておくだけで火起こしが可能。網の形状により燃焼効率を上げている点も共通していますね。
異なる点としては、こちらのファイヤーガードには長い取っ手部分があり、中が空洞に。このパーツを利用してさらに給気を促す工夫が施されています。
デザイン・質感を見てみましょう。シンプルでかっこよく、どこか無骨なフォルム。それもそのはず、素材は好きな人には堪らない鋳鉄製。
その中でもダクタイル鋳鉄という、より強靭なものを採用。他の鋳鉄に比べヒートショックに強く、熱された状態から水で冷やす事も可能なんだとか。
サイズは10cm×23.5cm×高さ8cmと、存在感がありますね。重さ800gの強靭な鋳鉄製。焚き火シーンのいいアクセントになりそう……!
Brutal BBQ ファイヤーガード
サイズ | H8×W10×D23.5cm |
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重量 | 800g |
素材 | 鋳鉄(鉄スクラップ、銑鉄) |
その3. FireReacher(ファイヤーリーチャー)
2023年4月に発売されたばかりの新ブランドFire Reacher(ファイヤーリーチャー)の男前ギア。上の写真は「Fire Reacher for bonfire」というラインナップ。
どこか幾何学的なデザインで、他のどんなギアとも被らないユニークさを持ちながらスタイリッシュ。これは所有欲をくすぐられますな……!
使い方はシンプル。薪をくべる前に本製品を置き、これに薪を立てかけることで燃焼効率を高めるというもの。普段の焚き火では薪が密着しすぎないように気を遣いますが、これを使えば簡単に空気の通り道の確保が可能。
さらに、本製品内部が空洞になっており、上昇気流による酸素供給量の増加を助ける設計! 考えられていますね。
「なんか複雑な形でかさばりそうだな。」
そう思いませんでしたか? 実はこちら、収納時は3本の棒状。組み立て手順は、慣れれば簡単。文系の筆者には想像もつかないエキサイティングな方法でカチっと組み上がります。
小さい金属ギアをカチャカチャ展開・組み立てるのが好きなキャンパーには垂涎の一品。
ある程度の太さがあり、3本脚で自立する安定的な構造であるため、五徳として利用することもできます。
「〇〇兼△△」という多機能ギアが好きなキャンパーも多いはず。どれだけキャンパーのツボを押さえれば気が済むのでしょう……。
極めつけはこちら、サイズ展開の豊富さです。XS,S,M,Lの4サイズを展開。自分のキャンプスタイルに合った製品を見つける楽しさがありますね。