今回アイテムを紹介してくれるのは、東京在住のキャンパー・ててさん
ててさんは3人(10歳/4歳/0歳)のお子さんをもつパパ。「てて」とは次男くんの愛称で、「おててを繋ぐ」という意味合いがあり、この呼び名を気に入ってInstagramのアカウント名(@tete.camp)にしたんだそう。
キャンプは家族で出かけることが多く、ときどきグループキャンプ。『GOOUT CAMP』といった子どもと一緒に楽しめるイベントキャンプもお好きとのこと。
キャンプ道具を買ううえで意識していることは、
なるべくコンパクトになるもの、ある程度雑に扱っても壊れないもの
子ども3人を載せているとクルマの積載スペースが限られるので、なるべくコンパクトになるアイテムを意識しています。それと子どもはキャンプ道具に興味津々なので、ある程度雑に扱っても壊れないもの。加えてサイトの統一感をもたせるため、白黒グレーの道具を選ぶことが多いです
かつてはウッド素材のアイテムもお好きだったそうですが、傷がつきやすいため最近はあえて使わないようにしているそう。子どもと親、双方の目線をふまえての愛用アイテム、とっても気になります……!
1. 炊飯のストレスをゼロにした羽釜
ユニフレーム「キャンプ羽釜 3合炊き フッ素加工」
ててさんご一家は、男の子が3人。ともなると、キャンプごはんでは“量”も求められますが、フッ素加工のキャンプ羽釜のおかげで炊飯がストレスフリーになったそう。
キャンプを始めたばかりの頃はフッ素加工されていないキャンプ羽釜を使っていたのですが、お米が釜にへばりついて最後の1粒まで食べきれないのがストレスでした。のちにフッ素加工タイプが発売されたので買い足しました。おうちの炊飯器と同じなので、最後の一粒まで完食できます!
他にも気に入っているポイントが。
なんといっても、簡単においしくお米が炊けるところです。炊飯で失敗したことがありません。
最初は強火で、鍋の蓋がカタカタして少し水が溢れてきたら弱火にし、7分加熱するだけ。この要領で炊き込みご飯も作れます。内側に水量のメモリがついているので、軽量カップ不要な点も◎
キャンプの朝は和食を作ることが多いててさん。朝に羽釜で炊いたおいしいお米を食べると元気が湧いてくるのだそう。
3合の白米がお米への吸水時間を含めて1時間程度でふっくらつやつやに炊けるとなれば、「朝お米炊くのは面倒だから…」と敬遠していたパン派の方も、炊飯にトライしてみたくなるのではないでしょうか。
ユニフレーム キャンプ羽釜 3合炊き
2. 画期的な調理グッズ
SEA TO SUMMIT「Xポット2.8L」&「Xポットケトル2.0L」
以前からXポットを使っていてお気に入りだったのですが、CAMPHACKの記事でケトルの存在を知って即購入。とにかく小さくなるもの、薄くなるものが好きなわが家にとって、本来かさ張る鍋やケトルが薄く畳めるのはとても嬉しいし、画期的だと思いました
SEA TO SUMMITの「Xシリーズ」は、ある程度の容量がありながら、蛇腹式でコンパクトになる&軽量さが強みの調理アイテム。
折りたたむとXポットは3.8cm、Xポットケトルは4.5cmの超薄型に。
キャンプ道具のなかで幕もの、ファニチャーに次いでかさ張るのが調理器具。クルマへの積載を考えて、キャンプ道具をよりスマートにしたいててさんと好相性というわけです。
鍋は中間サイズ、ケトルは一番大きいサイズを買いました。鍋はオトナ2人でちょうどいい容量かもしれませんが、わが家はまだ子どもが小さいので、2.8Lで十分足りています
ごはんを調理するときはもちろん、コーヒーを淹れるとき、家族全員分のカップラーメンを作るときに活躍中。
サッとコンテナから取り出して、パカッと広げると、ちょっとプロっぽい雰囲気が出ます(笑)。デザインもオシャレで気に入っています
シートゥサミット Xポット ケトル 1.3L
シートゥサミット Xポット ケトル 2.2L
シートゥーサミット X-ポット1.4L
3. 実物を手にしてグッときたタンブラー
LOG「TEON tumbler 260」
以前、有明で行われたTARP to TARP主催のイベントで購入したという、LOGのステンレス真空二重断熱構造のタンブラー。
事前にLOGのインスタで商品自体はチェックしていましたが、いざイベントで実物を手にしたら感触がとてもよくて。スタッキングできてコンパクトに持ち運べる点も購入の決め手になりました
キャンプでは“脇役”になるカップと器でお気に入りのモノを作るという、LOGのプロジェクトから誕生した「TEON」。〈「手」がよろこぶ、「温」かいかたち〉からその名がついています。
真空断熱構造なので、熱々のコーヒーを淹れても表面が熱くならないし、冷めづらい。また、冷たい飲み物を入れても結露しないのがいいです。キャンプでは1つのコップで、ホットコーヒー、お酒、子どものジュースなど色々飲みますが、ステンレス素材なので、その都度エコキッチンクリーナーで拭き取るだけで使い回せるところも便利です
家でも使えるデザインもいいし、表面の波型の模様がとても綺麗で気に入っています
TEONシリーズはタンブラーのほかボウルも展開中で、「アウトドアで使う機能性を備えつつ、家でも外でも使えて、みなさんのお気に入りになる」がテーマ。ててさんのように、外でも家でも使う楽しみがあるアイテムです。
TEON公式ページはこちら
4. シェラカップにもOK! 変形ドリップバッグスタンド
shiromani「ポタリス」
僕の大好きなyoutuber、shiromaniさんが初めてクラウドファウンディングでキャンプギアを作ると知って、迷わず購入したアイテム。
わが家はいつもドリップバッグでコーヒーを淹れるので、ドリップバッグ用の道具が珍しいと思ったのも購入理由のひとつ。shiromaniさんはファミキャンなのに段取りがよく、憧れのキャンパーさんです
shiromaniさんとは、「shiromani channel」など映像制作を軸に活動しているファミリーキャンパー。家族4人が全力でキャンプを楽しみ、ファミキャンならではのコツや愛用道具のレビュー、キャンプ場情報を発信しています。
キャンプの朝は忙しいので、いつもドリップバッグでコーヒーを淹れるのですが、このスタンドを使うとドリップバッグのフィルターが水没しないので、美味しく淹れられるようになりました。水没しない=使い終わったフィルターからボトボトお湯がこぼれることもありません!
細部までこだわったデザインを形にしたポタリスは、クラファン達成率760%! 多くのキャンパーの支持を得て実現したアイテムです。
薄くコンパクトになるので、ちょっとした隙間に収納できます。長めのマグに氷をたくさん入れれば、そのままアイスコーヒーを淹れることもできるんです
本体は耐久性に優れたステンレス製で、重量約64g、折りたたむと約7mmの極薄に。外径7~9cmのマグカップ、または外径12cmのシェラカップまで対応するので、器を選ばないところも唯一無二の強み!
5. チェアシートを替えて涼しさを
ヘリノックス「サマーキット コンフォートチェア」
ヘリノックスの「タクティカル スウィベルチェア」のブラックを使用しているててさん。夏っぽい爽やかなチェアが欲しいと思っていたところ、夏用のメッシュシートがあることを知り、シートだけ替えることに。結果、大正解だったそう。
爽やかな見た目通り、座っていても涼しく、お尻が蒸れません(笑)。濡れてもすぐ乾くので、川遊びの後など濡れた水着のまま座っても問題ないです。冬は普通の黒いシート、夏はメッシュシートにして使い分けています
本来は「コンフォートチェア」と「タクティカルチェア」用の替えシートですが、お店で試着させてもらったらスウィベルチェアにもピッタリはまりました
ててさんがおっしゃるように、このサマーキットはスウィベルチェア用ではないので、その点はご注意を。ヘリノックスの正規輸入代理店であるエイアンドエフのオンラインショップには「コンフォートチェアフレーム専用のサマーキットになりますので、その他チェアにはお使いいただけません」と書かれており、念のため同社に確認したところ、同一の形をしている「チェアワン」「コンフォートチェア」「タクティカルチェア」の3タイプに対応するそう。
そもそも本体の「スウィベルチェア」自体もかなり気に入っているという、ててさん。
座ったまま後ろにあるものを取りたいときがキャンプではよくありますが、座面が回転するので立ち上がらずに用が済ませるところが本当に便利です
ヘリノックス サマーキット コンフォートチェア ホワイト
ヘリノックス タクティカル スウィベルチェア
軽量だけど快適に、欲張りキャンパーのお手本事例
荷物はなるべくコンパクトに、だけど快適なファミリーキャンプを満喫しているててさんご一家。Instagramの投稿を見ているだけでも楽しさが伝わってきます。
キャンプ道具のスリム&軽量化をはかりたい方、スタイリッシュなキャンプギアがお好きな方、小さなお子さん連れのキャンパーさんは、ぜひててさんのキャンプスタイルを参考にしてみてくださいね。
ててさん
Instagram/@tete.camp
ててママさん
Instagram/@tetemama.camp