「Hinoto(ひのと)」6つの特長
陰陽五行説で火の弟を表す「丁(ひのと)」が名前の由来になっている、この小型ガスランタン。まずは6つの特長からご紹介します。
【1】 いろいろな燃料で使える
最大の特長は、充てん式専用タンク(写真左)もしくはOD缶どちらにも取り付けできる点です。
しかも充てん式専用タンクにいたっては、OD缶、CB缶、ライターガスといった様々な燃料から充てんOK。自分の使いやすい燃料で使用できます。
ただしOD缶使用の場合のみ、別売りの専用アダプターが必要なのでご注意を!
【2】残量の少なくなった燃料を効率よく使いきれる
充てん式専用タンクを利用するメリットのひとつに、残量の少なくなった燃料を効率よく使いきれる点が挙げられます。きっと残量がちょっとしか残っていないガス缶を持て余している方、結構いるんじゃないでしょうか?
キャンプに持っていくには足りない気がするけど、だからといって残量ちょっとのガス缶と新しいガス缶2つ持っていくのは荷物になるし……というのが続くと、中途半端にガスの残った缶が溜まっていっちゃうんですよね。
それに残量の少なくなった燃料はドロップダウン(ガスが気化しにくくなる現象のこと)しやすく、状況によっては使い物にならないことも……。
そんなときこそ、充てん式専用タンクの出番! このタンクに充てんすれば、効率よく使い切ることができます。気が付きにくいポイントですが、ここまで配慮されているのはさすがガス器具専門メーカーといったところ。
【3】持っていくのを躊躇わない、スリムな設計
無駄を省いたスリム&コンパクトな設計も魅力のひとつ。サイズは、直径38×156mm。小さなソロテーブルでもスペースを取らずに癒しの明かりを灯してくれます。
ホヤの重さは、筆者計測で110g。卵2個分ほどの重さなのでとっても軽いです。
【4】操作がカンタン
基本の操作は、ホヤ下のリングを回すだけでOK。めちゃくちゃシンプルな操作方法です。後ほど着火~消火までの手順を詳しくご紹介します。
【5】ホヤガード付きで持ち運び時も安心
ホヤはガラス製のため、持ち運ぶ際には付属カバーを装着させます。クッション性に優れたネオプレン素材でできているため、携行時の衝撃を吸収してくれるでしょう。
ただし、落下時の破損防止をしてくれる類のカバーではないのであしからず。
【6】温かみのある空間を演出できる
まるでロウソクを灯しているような、やさしい明かりで卓上を照らしてくれます。やはりLEDライトにはない、炎の良さがあります。またガスなのでロウが垂れる心配がないのはいいですね。
本当に操作はカンタンなの? 実際に点火してみた
では、実際に点火してみましょう!
着火、消火、炎のサイズ調節はホヤ下のリングを回すだけなので、操作はとてもイージーです。1度扱えばすぐに把握できました。
炎のサイズは、最大でもホヤからはみ出さない程度に。あとは好みの明るさになるまで、リングをゆっくり絞って調整します。
使ってみて気が付いたこと
Hinotoを使ってみて気が付いた、“ここは知っておきたい”という注意ポイントもまとめておきます。
充てん式専用タンクは、残量が分かりづらい
ガス缶の残量を確認するとき、OD缶やCB缶なら缶を振ることなんとなくの残量を把握できますが、充てん式専用タンクは振っても反応が変わらないため、どのくらい残っているのか体感的に分かりません。
使用状況にもよりますが、充てん式専用タンクの燃焼時間は満タンで1~2時間とのこと。1時間以上使いたいときは、充てん用のガスを用意しておきましょう。
転倒に注意
重心はしっかりしていますが、充てん式専用タンクはスリムな形ゆえ、OD缶に比べると安定性に劣ってしまいます。うっかり倒してしまわないよう、ここにもご注意を。
“保管スペーサー”を失くさないようにする
ガスの元栓となるリングが回りやすいので、充てん式タンクを付けたまま収納するとき&持ち運ぶときは“保管スペーサー”なるものを付けることでガス漏れを防ぐしくみになっています。
でもこの保管スペーサー、使用するときは外すのでいつか失くしちゃいそうなんですよね……。筆者のように紛失が心配な方は、Hinoto用に収納袋を用意するなどして保管場所を決めておくといいかもしれません。
現在、在庫極少!気になっている人は即チェック
OD缶と充てん式専用タンクで使える2WAY仕様の「Hinoto(ひのと)」。人気が出たのも大いに納得できる新しい発想のガスランタンです。
ちなみに2021年7月26日現在、SOTOのオンラインショップでは欠品中になっていますが、新富士バーナー広報部に問合せしたところ再入荷の予定はあるとのこと(ただし入荷時期は未定)。気になっている人はこまめにSOTOのウェブサイトをチェックすべし!
※Hinotoの定価は6,930円(税込)です。一部通販サイトでは、定価よりも高騰しているため購入の際はご注意ください。
SOTO「Hinoto」公式サイトはこちら