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UPC Ramen Pan Case

「調理できるクーラーボックス」って、どういうこと!?…これはヤバイ物を見つけてしまったかもしれない

保温・保冷バッグでありながら、調理もできてしまう。さらに、収納にも使えるというマルチすぎるケースを発見! それが、ZEROGRAM(ゼログラム)の「UPC Ramen Pan Case High」

秋冬のソロキャンプはもちろん、防災用品としても役立つ予感……ということで、さっそく入手。各種方法で使い倒してみました!

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

最近新調したミニクーラーバッグから、煙が…

UPC Ramen Pan Case High

ここ最近ソロ用のクーラーバッグをずっと探していたんですが、先日「これは!」と思う物をやっと見つけたんです。

それが、ZEROGRAM(ゼログラム)の「UPC Ramen Pan Case High」。一見持ち運びのしやすい普通のクーラーバッグのようなんですが……

UPC Ramen Pan Case High

なんか煙が出てますね。というのも実はこれ、とある方法で加熱調理もできるという驚くべきアイテム。さらには収納ケースにもなるという、なかなか珍しい物なんです。

一台三役のスゴイヤツ。実際の使い勝手は…?

UPC Ramen Pan Case High

シンプルな見た目にして3in1という画期的な「UPC Ramen Pan Case High」。“Ramen”って……ラーメンだよなぁ。でも、どう作るの? 保冷力は? など、気になることだらけですよね。さっそく詳しくご紹介していきます!

    ZEROGRAM UPC Ramen Pan Case High

    サイズ17×17×14cm
    重量105g
    容量3.6L
    材質UHMWPE nylon PU coating 、防水ダブルジッパー

    「UPC Ramen Pan Case High」って、こんなアイテム

    重量は約105g、容量は3.6L

    UPC Ramen Pan Case High

    UPC Ramen Pan Case High(※以下UPC)は、17×17×14cmのサイコロのようなコロッとした見た目。

    重量は約105gで、容量は3.6L。人によってはやや小さいかもしれませんが、ソロキャンプの夜ご飯が入るくらいとあって私にとってはちょうど良いサイズ感です。

    UPC Ramen Pan Case Low
    出典:ZEROGRAM

    ちなみに、もっと小さくていいな~という方には、半分の容量の1.8Lサイズもありますよ。こちらは袋麺1つがちょうど入る大きさのようです。

      ZEROGRAM UPC Ramen Pan Case Low

      サイズ17×17×7cm
      重量83g
      容量1.8L
      材質UHMWPE nylon PU coating 、防水ダブルジッパー

      生地は耐久性の高いアップサイクル素材

      UPC Ramen Pan Case High

      UPCの生地は、耐久性の高いダイニーマ・グリッドストップをアップサイクルして作られた、サステナブルな素材。触った感じも厚みがあり、キャンプで多少ラフに使っても問題ない印象です。

      細かいところまで気が利いたつくりに、期待が高まる!

      UPC Ramen Pan Case High
      UPC Ramen Pan Case High

      ジップが防水ダブルジッパーだったり、持ち運び時に便利なハンドルが付いているなど、痒いところに手が届くような細かい仕様が嬉しい!

      UPC Ramen Pan Case High
      蓋裏のポケットにウエットティッシュを装備

      他にも蓋の裏にメッシュポケットがついていたりと、フィールドでの使いやすさを想定して作られたであろう細かい工夫が見られました。

      さて、そんなUPCの魅力といえば、やはり保冷保温バッグ・収納ケース・調理器具として使えるという汎用性の高さ。ここからは、その3パターンをひとつずつお見せしていきます!

      1|保冷・保温バッグとして

      UPC Ramen Pan Case High

      まずクーラーバッグとして使ってみたところ、350ml缶を4本収納できました。保冷力については、真夏以外の秋口から春先までの使用なら問題無く使えそう。この日は10月中旬で天気の良い中でのキャンプでしたが、夜まで冷たいビールを飲むことができました

      ダブルジップになっているので、ビール1本分だけ開けて冷気をなるべく逃さないようにもできて便利です。

      UPC Ramen Pan Case High
      出典:ZEROGRAM

      ケース内は縫い目のないバスタブ構造。そのため中に水を入れても漏れないので、水と氷を入れて常温の飲み物を急いで冷やすというジャグ的な使い方もできそうです。

      UPC Ramen Pan Case High

      冷気の侵入を防ぐダブルジッパーに加え、内生地はしっかりシルバーコーティングされているので、保温効果も。寒い季節は飲み物や食材の温度をキープする保温バッグとしても役立ってくれそうです。

      2|収納ケースとして

      調理道具をひとまとめに

      UPC Ramen Pan Case High
      出典:ZEROGRAM

      マチもしっかりとしているので、細々としたアイテムの収納ケースとしても活用できます。スクエア型なのでスタッキングもしやすい

      ガス缶やカトラリーなどと一緒に、食材もひとまとめにしておけます。

      カメラなど精密機器の保護ケースにも

      UPC Ramen Pan Case High
      出典:ZEROGRAM

      生地にしっかりとした厚みがあるので、衝撃から守りつつ保管しておきたいカメラやバッテリーなどを入れておくのにも最適です。

      3|調理道具として

      UPC Ramen Pan Case High
      UPCにRamen Pan Plus、加熱パック、インスタントラーメン、お橋等ラーメンセット一式を入れてきました。

      クーラーバッグや収納ケースとしては十分使いやすい印象ですが、最も気になるのは簡単な調理機能も備わっている点。さっそく袋麺を作ってみます!

      UPC Ramen Pan Case High

      必要なものはUPC本体に、同じZEROGRAMのクッカー「Ramen Pan Plus」、そしてネット通販サイトで買えるような加熱パックについている発熱剤です。

      「Ramen Pan Plus」は別売りになりますが、UPCとセットで販売しているショップもあるようです。

        ZEROGRAM Ramen Pan Plus

        サイズ15.4×15.4×5.5cm
        重量145g
        容量1000ml / 33.8oz
        材質メイン: アルミニウム3003
        ハンドル:ステンレス
        コーティング:チタンコーティング

        発熱剤は「モーリアンヒートパック」の物を使用。本来は加熱パックとセットで使いますが、今回必要なのは発熱剤のみになります。

          協同 モーリアンヒートパック 加熱セット Lサイズ

          加熱可能目安Lサイズ:アルファ化米 2食分、レトルト食品約200gとパック飯約200gと缶飲料約250ml (加熱時間約20分)
          加熱袋使用回数推奨使用回数は3回まで
          使用上の注意■ 水を加えるとすぐに加熱が始まり加熱袋の蒸気穴から高温の蒸気が出ますのでヤケドに特に注意してください。■加熱中は動かしたり、持ち歩いたりしないでください。
          ■食材を取り出す際は軍手やタオルを使ってヤケドに充分注意してください。

          いざ!ラーメン調理を開始

          UPC Ramen Pan Case High

          発熱剤をクーラーバッグのボトム中央に設置します。

          UPC Ramen Pan Case High

          「Ramen Pan Plus」にラーメンと水を規定量入れて、UPCにセットしたら……

          UPC Ramen Pan Case High

          クッカー内に入らないよう注意しながら、水80ccをクーラーバッグの底面に目掛けてそっと入れていきます。

          ここで「水を入れてからクッカーをのせた方が、やりやすいのでは?」と思いますよね。ですが、「モーリアンヒートパック」の公式サイトによると、発熱剤の上に食品を置いた後に水を入れるのが正しい使用手順の模様。多少のやりにくさは感じつつ、慎重に注ぎ入れました。

          UPC Ramen Pan Case High

          ジップを5cmほど開けて蒸気を逃がしながら待つこと少々。グツグツしだしたなと思ったら、湯気が出てきました。

          ヒートパックの加熱時間は15分とのことだったので待っていたのですが、その間「別の場所に運びたい」と思い運んでみました。

          UPC Ramen Pan Case High

          すると底面はそこまで熱くなく、難なく持ち運ぶことができました。ハンドルがあると、こんなシーンでも便利です!

          UPC Ramen Pan Case High
          写真では湯気がはっきり映らなかったため、イメージとして一部加工しています(笑)

          「クーラーバッグから湯気が出る」というとても不思議な光景が目の前で繰り広げられておりますが、果たして本当にラーメンはできるのでしょうか?

          できた!お味はいかに…?

          UPC Ramen Pan Case High

          完成しました。できあがった感じは普通に作るチキンラーメンと違いはありませんが、味はどうでしょうか?

          UPC Ramen Pan Case High
          UPC Ramen Pan Case High
          UPC Ramen Pan Case High

          しっかりラーメンができております! アツアツで美味しいチキンラーメンを食べることができました。が……ちょ~っと麺が伸びてしまっているような気も。

          ここで忘れていたのが、チキンラーメンは3分でできるということ。15分というのは他のラーメンを基準にした時間設定なので、チキンラーメンはその3/5の時間で良かったのでしょう。次回は9分待機でやってみます

          使い終わったあとは?

          Ramen Pan Plus

          使用後のフライパンは、底が少し白くなっている感じ。そんなに気になる汚れでは無いですが、1回目でこれだけ白くなりました。

          UPC Ramen Pan Case High

          残ったお湯に関しては水道に流して大丈夫のようなので、水道へ。

          また、使用後の発熱剤はパンパンに膨らんでいて、触るとほんのり熱い。しっかり冷めたのを確認してから燃えるゴミとして捨てましょう。

          使ってわかった!「2つのメリット」

          調理時に、風による影響が無い

          ツェルト

          一番大きなメリットだと感じたのは、熱源がバッグの中で完全に覆われることになるため、風による影響がほぼないことです。

          山の頂上や稜線だったり、高原での調理となるとどうしても風の影響を受けがちなので、非常に助かる!

          火を使わないという安心感

          バーナーとモーリアンヒートパック

          火が出るような調理方法ではないので、バーナーやコンロほど使う場所を選ばないのも大きな魅力。これならテント内での調理もできます。

          また、一酸化炭素中毒になる心配もないので車内や室内での調理もしやすく、お手軽なのも◎。安心して調理ができます。

          使う上での注意点

          発熱剤は多めに用意しておくと◎

          モーリアンヒートパック

          発熱剤を含む加熱パックはAmazonなどの通販サイトで簡単に入手できるものの、スーパーやホームセンターなどではなかなか入手できませんでした。

          前日に「あ! ヒートパックが欲しい!」と気づいてもすぐに入手できないので、そこは残念でした。念のため多めに調達しておくと良さそうです。

          火傷しないよう、少し開けて蒸気を逃がすのを忘れずに!

          UPC Ramen Pan Case High

          加熱中は火傷をしないよう、ジップを5cm程度開けて蒸気を逃がすように。蒸気にも触らないようにしましょう。

          山でも防災にも使える!

          UPC Ramen Pan Case High

          今回は、ちょっと珍しい調理システム「UPC Ramen Pan Case High」を使ってみました。キャンプでも使うことができますが、日帰り登山のご飯や車中泊でも使える便利なアイテム。防災の備えとしても心強いですね。

          みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか?

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