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イワタニ 炉ばた焼き器 炙りや

【レビュー】イワタニの炉端焼き機「炙りや」が名作と呼ばれるワケ

「おうちでもBBQのように肉や魚を楽しみたい」という方に、イワタニの「炉ばた焼器 炙りや」をご紹介します!実際に購入して使った感想を中心に、製品の特徴やメリット・デメリットも。アウトドアでもインドアでも手軽に焼き台を活用したい方は必見です!

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目次

アイキャッチ画像撮影:編集部

イワタニ「炉ばた焼き器 炙りや」が人気!

焼き台の上の7本の焼鳥 

今回は、数ある焼き台や調理器具のなかからイワタニの「炉ばた焼き器 炙りや」をご紹介。まずは簡単に特徴をチェックしましょう!

    イワタニ 炉ばた焼き器 炙りや

    サイズ(mm)409×214×134
    焼網サイズ(mm)280×180
    重量(kg)2.4
    ガス消費量(g/h)169
    連続燃焼時間(分)90
    点火方式圧電点火方式
    安全装置圧力感知安全装置、他
    容器着脱方式マグネット方式

    おすすめポイント

    ●カセットボンベを使い、七輪のような炙り焼きができる器具
    ●インドア、アウトドアに対応して網もセット可能
    ●スタイリッシュなデザインでインテリア性がある
    ●卓上でも使えるサイズ感
    ●魚介類、お肉、野菜、干物、お餅など幅広い食材が炙れる

    「炙りや」と「炙りやⅡ」の違いは?

    イワタニ 炙りやⅡの内部構造

    現在市場に流通しているのは「炉ばた焼き器 炙りや2」。「炙りや」とサイズや機能は同じですが、旧型から改良された点がいくつかあります。

      • 焼き網がスチール製からステンレス製に変更
      • カラーが「メタリックブラウン」から「マットブラック」に変更

      値段は旧型の方が安いですが、ステンレス網の方がサビ付きが少ないなどのメリットがあります。いっぽう、旧型は、イワタニのオンラインショップで継続販売中。ご自身にあったモデルを選ぶと良いでしょう。

      「炉ばた焼き器 炙りや」のメリットとデメリット

      イワタニの炙りやは、4つの魅力があります。炙りやのメリットを把握して、購入に役立ててください。

      その1. 焼きムラが出にくい

      焼き台の熱

      炙りやはガスボンベを使いますが、ガスの直火ではなく輻射熱で焼くため焼きムラが出にくいです。また、肉を焼く場合は脂が落ちるので、ヘルシーさも◎。

      その2. お家でもアウトドアでも使える

      焼き鳥とさまざまな具材

      カセットボンベを用意すれば使えるため、お家だけではなくキャンプやBBQなどのアウトドアシーンでも大活躍! 「BBQをしたいけどコンロや炭を用意したり後片付けが面倒……」というときは、炙りやを持っていくのがおすすめです。

      その3. 火力調整ができてお好みの焼き加減にできる

      イワタニ 炉ばた焼き器 炙りや 編を外したところ

      炙りやはつまみを回すだけで簡単に火力が調整ができます。炭では火力調整が難しい場合があるため、手軽に利用したい場合に重宝するでしょう。

      その4. オプション品で使い方のバリエーションが広がる

      炙りやの前に並べられた食材たち

      炙りやはオプションパーツが豊富! 焼き網、網、プレートなどのオプション品を使うと、焼き鳥だけではなく焼肉や焼き魚も楽しめます。

      炙りやの上で焼かれるエビやタコ

      ステーキ肉やソーセージ、野菜を焼いたミニBBQは、キャンプ感満載! キャンプに行けなくても、お家でキャンプが楽しめる雰囲気です!

      意外にもおすすめしたいのは、食パンです。

      炙りやの上で焼かれる食パン

      輻射熱で焼くと外はパリッ、中はふっくらのおいしい仕上がり! 「炙りや」でもそれが再現できるので、炭火焼きトーストが大好きな人は、ぜひ試してみてください!

      なお、オプション品は以下をチェックしておきましょう。

      おすすめポイント

      ●スリット入りで余分な脂をカット
      ●厚さが好みで選べる
      ●鉄板特有の外はカリカリ、中はジューシーに焼ける

      おすすめポイント

      ●多くのたこ焼きが焼ける
      ●汚れが落としやすい素材
      ●簡単セットで素早く焼ける

      イワタニ「炉ばた焼き器 炙りや」のデメリット

      炙りやはさまざまな楽しみ方がありますが、注意点もあります。以下の3点について把握してから購入しましょう!

      その.1 分解して洗う必要がある

      イワタニ 炙りやの側面

      各パーツは簡単に分解できますが、肉や魚の油が付着するためしっかりと洗いたいところ。本体部分は水洗いや洗剤が使えないので拭き取り作業となります。パーツのつなぎ目部分は手入れに苦労するかもしれません。

      その2. 火力が弱いと感じることがある

      炙りやが熱せられているところ

      炙りやの最大発熱量は2.3kW。同社のカセットコンロは最大発熱量が3.3kWなどの製品があるため、数値で見ると炙りやの火力が弱いことがわかります。ただし、じっくりと焼いて、その時間を楽しめばOK!

      その3. 食材の油によって煙が出ることがある

      炙りやの上で焼かれる魚

      肉や魚の油が受け皿に落ちると、煙が出ることがあります。おうちごはんで利用するときは、換気をするなどで対応してください。しかし、炭よりは断然、煙が出ないため、そこまで心配する必要はないでしょう。

      実際におうち焼き鳥をしてみた!

      イワタニ炙りやの収納状態

      本来は屋内用の炉ばた焼器なのですが、その使い勝手の良さやコンパクトさから、キャンパーに大人気のグリル!

      これならマンネリ化してきた我が家の食卓にも、新しい風が吹いてくれるはず!というわけで、早速ゲットしました。

      まずは開封してパーツや作りのチェック!

      イワタニ 炙りや 開封シーン

      では早速開封。中から出てきたのは、ビニールに包まれているだけでほぼ使用時と同じ姿の製品。これなら使うときに、煩わしい組み立てなどが必要なさそうです。

      イワタニ 炙りやを止めているバンド

      箱から出してみると、面ファスナー付きのベルトで固定されています。収納袋は付いていませんが、これならキャンプへ持っていくときもバラバラにならないでしょう。

      イワタニ 炙りやの外観

      それでは「炙りや」がどのようなものかを見ていきましょう。本体のサイズは約409×214×134mm、重量は約2.4kg。

      焼き網のサイズが約280×180mmでA4サイズより若干小さめといえば、コンパクトさが伝わるかと。
      イワタニ 炙りやの串焼きステーと輻射板

      焼き網を載せるユニットには、バーナーからの炎を受ける「輻射板」と、串焼きを楽しむときに使用する「串焼きステー」が装備されています。

      イワタニ 炙りやのU字バー

      輻射板を加熱するのは、広範囲を均一に加熱できる「U字バーナー」。ここから上がる炎が輻射板を熱し、その熱で食材を焼くというわけです。

      イワタニ 炙りやのヒートパネル

      点火つまみの後ろにあるのが、カセットボンベを入れるホルダーです。ホルダー部分には「ヒートパネル」を装備。この部分が連続使用で冷えてしまうボンベを加温し、火力の低下を防ぎます。

      イワタニ 炙りやの安全装置

      カセットボンベはマグネットで接続できるので、セットはとっても簡単。このマグネットの後ろにあるのが「圧力感知安全装置」です。

      この装置がボンベ内圧力の異常上昇を感知すると、自動的にボンベが外れる仕組み。こんな装置があると安心ですね。

      焼き鳥仕様にセッティング!

      機能の紹介はこれくらいにして、料理を楽しんでみましょう。まず作りたいのは、大好きな焼き鳥!

      イワタニ 炙りやトレーを引き出しているところ

      まずは本体底部にあるホーロー加工の「汁受けトレー」を引き出し、水を注ぎます。こうすることで、食材から落ちる脂で煙が出たり、引火することを防ぎます

      イワタニ 炙りやのトレーに水を張ったところ

      水は内側にある線まで注ぎます。量は約700ccとけっこう多め。しかも上の方まで水面がくるので、水を注いでから本体を移動する場合は、こぼさないように注意してください。ボクのように、テーブルを水浸しにしてしまいます……(涙)。

      イワタニ 炙りやの串焼きステーを可動されている様子

      次にユニット付いている「串焼きステー」を起こします。2本のステーにある凹部分に串を渡し、遠火で食材を焼いていきます。焼き鳥を焼く場合、焼き網は使用しないでOK。短い串の場合は焼き網を利用しましょう。

      食材が焼けるのが遅い場合は、ステーを内側に倒して1段低くします(2段階調節可能、15cmと18cmの串に対応)。こうすれば食材が火に近くなるので、より強火で焼けます。

      イワタニ 炙りやを熱している様子

      カセットボンベをセットしたら、点火つまみをひねって着火! 十数秒で輻射板が真っ赤になってきました。輻射熱は直火と違って、炭火のように遠赤外線で食材を加熱するので、中はふっくら、外はカリッと焼けます。

      バーナーの最大火力は約2,000kcal/hと、一般的なカセットコンロに比べるとやや低いですが、輻射熱で焼き上げることを考えたら十分な火力です。

      イワタニ 炙りやの炎をのぞき窓から見た様子

      火加減は、焼きながら「点火のぞき窓」から簡単に見ることができますよ。

      焼き鳥は一度に7本焼ける!

      イワタニ 炙りやの上に並んだ焼き鳥

      それでは、焼き鳥を焼いていきましょう! 一度に焼けるのは7本。鶏肉は小さめに切ったつもりだったのですが、あまり隙間が空かず、ちょっと窮屈に。

      竹串はちょっと長めの18cmを使用。炙りやで焼くにはちょうどいい長さでした。

      イワタニ 炙りやの上で焼かれている焼き鳥

      焼き始めてから10分ちょっとで、全体に焼き色が付き、香ばしい香りが。最大火力で焼いたのですが、思ったよりも火の通りが早いです。ふっくらとジューシーに焼けて大満足!

      めんつゆや味噌だれで美味しく食べる!

      焼き鳥にめんつゆをかけている様子

      3倍濃縮のめんつゆをタレの代わりに付けて焼くと、とっても美味。タレを作ったり、わざわざ買ってくる必要もないのでおすすめですよ!

      焼き鳥と味噌だれ

      もうひとつのおすすめが「味噌だれの素」。埼玉県の東松山市では、焼き鳥に味噌だれを付けて食べる文化があって、関東では知る人ぞ知るB級グルメとなっています。

      その味を再現できるのがコチラ。ニンニクと唐辛子が効いていて、とってもうまいのです!

      気になったところは……

      イワタニ炙りやの内部構造

      ちょっと気になったのが、焼き鳥を焼く「串焼きステー」。今回使用した串は丸かったのですが、これだと焼き鳥が回転してしまって、手で押さえていないと両面がうまく焼けません。串焼きを楽しむなら、角形の串がおすすめです。

      焼き鳥の串が折れている様子

      また中央の方が両脇に比べて火力が強いため、ずっと中央で焼き続けていると串が焼けて折れる恐れがあります。

      まめに位置を移動させながら焼くか、串の付け根にアルミホイルで巻いて焦げを防止するといいかもしれません。

      煙がほとんど出ず、家でも気軽に楽しめる逸品だった!

      イワタニ 炙りやの上に並べたらた海鮮食材

      使ってみて驚いたのは炭火焼きとは違い、肉の脂や貝の汁がこぼれても煙がほとんど上がらないこと。本体底部にある「汁受けトレー」が機能している証拠ですね。これなら家でも気軽に焼き料理が楽しめます。

      ただし脂の多い霜降り肉やサバなどの魚は、脂が落ちると煙や炎が上がることがあるので、気を付けましょう。

      いろんな食材を焼いてみた結果、美味しさ・手軽さともに大満足。


        イワタニ 炉ばた焼き器 炙りや

        サイズ(mm)409×214×134
        焼網サイズ(mm)280×180
        重量(kg)2.4
        ガス消費量(g/h)169
        連続燃焼時間(分)90
        点火方式圧電点火方式
        安全装置圧力感知安全装置、他
        容器着脱方式マグネット方式

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